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ヴィンランド・サガで気づく戦うことの虚しさ


こんにちは はるのさわです。
ご覧頂きありがとうございます。

シェア、スキ、フォローありがとうございます。
私も、皆さまの記事を拝見するのがとても楽しいです。

ただ、最近大好きな小説が読めていません。
小説を読むのにも、頭の余白が必要ですね。

フォロワーさんの中に、私と好きなアニメが同じ方がいらしたので、今回はアニメについて書いてみます。



ヴィンランド・サガで気づく戦うことの虚しさ


主人公トルフィンは、わずか6歳で父親の復讐のために、ヴァイキングになります。
父親の仇であるアシェラッドと旅をしながら、復讐の機会を狙います。

トルフィンは、憎しみ、怒りのみで毎日過ごしています。これは、現代で言う少年兵に似ています。見ていて、とても悲しくなり胸が痛みます。


トルフィンはナイフを巧みに使いこなし、どんどん強くなっていきます。アシェラッドの近くで生活していく中で、トルフィンの心内が少しずつ変化していきます。アシェラッドの気持ちがわかってくるのです。


セカンドシーズンは、トルフィンが奴隷として過ごしている所から始まります。

沢山の人を殺めてしまったことで、毎日悪夢にうなされます。
一緒に働く友人の助けもあり、トルフィンの心情に変化が生じます。

復讐相手が亡くなってから、生きる意味を見い出せないまま奴隷になったトルフィンでしたが、農業に携わることで、作る喜びを知ります。


最後には、戦いでは何も変わらないことに気づき始め、新天地を目指します。

トルフィンの心情の変化が見ものです。
主人公の心の内を丁寧に描いた作品です。





感 想

殺戮場面が多く、目を覆いたくなることがしばしばですが、続きが気になりついつい最後まで見てしまいました。

やさしい主人公トルフィンが、怒りで人が変わってしまいます。戦争というものは、人を変えてしまうのです。

私は、セカンドシーズンの最後の場面が好きです。クヌート王が攻めてきた時に、トルフィンは殴られることで、交渉権を得ます。話し合いでクヌート王を撤退させるのです。
怒りに任せて人を殺めていた、少年の心の成長がここにあります。

復讐しても、それで終わりにはなりません。
憎しみが憎しみを呼び、負の連鎖が続くのです。
歴史から人は学びません。同じことを繰り返しています。とても悲しいことです。

どうしたら、負の連鎖は止まるのでしょう。
アニメのラストのような展開になればいいなと願うばかりです。



さいごに

最後まで、ご覧頂きありがとうございます。
ここで述べたことは、あくまで私の見解です。
ご了承の上、ご覧いただけると幸いです。


イラストは、Bing image creatorで作成しました。

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