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研究業績(4)『一遍聖絵』の思想と構想―「聖(ひじり)」を描く絵巻の国語学および倫理学的考察―


『一遍聖絵』の思想と構想―「聖(ひじり)」を描く絵巻の国語学および倫理学的考察―

2010年3月20日 博士論文(東亜大学)

 『一遍聖絵』の全体を通じた構想と表現に注目し、『一遍聖絵』が描こうとした一遍の思想の核心および一遍像を明らかにするために、一遍に最も近しく付き従った弟子であり、異母弟でもある聖戒の視点を持つ『一遍聖絵』にこそ一遍の真の思想がとらえられているという立場を取り研究した。結果、一遍の思想とは、中世の人々の「智」が持つ負の側面を神祇により超克し、そのあり方を広く伝えんとしたものであった。(A4 総181ページ)

※YouTubeのチャンネルで本論考の概要を動画にまとめています。〔『一遍聖絵入門』音声のみ全14回(再生リスト)〕



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