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猫になる。結婚する。


4月22日に入籍する。

一応「0422よい夫婦」と語呂が良い日に合わせて入れる。
「よい夫婦」というより「Yo!夫婦」じゃない?と思うけど。


今年で30歳になるのだが、わたしはこれまで同棲というものをしたことがなかった。家族以外の人と暮らすという経験がほとんどなかった。
子どもの頃から抱いていた「ひとり暮らしをして猫を飼う」夢を叶えることができて、生活環境に関しては概ね満足していたし、これ以上充実した生活を望んだらバチが当たると思っていた。

しかしパートナーとの同棲を始めて、こんなに毎日ワクワク楽しい遠足気分が続くことがあるのだと知り、人生はなんて素晴らしいのだ…PERFECT DAYS…と感激している。


10代から20代にかけてしてきた恋愛は、何というかほんとにつらかった。
自分に自信がなく、常に「こんなことしたら嫌われるんじゃないか」とオドオド相手の様子を伺いながら一喜一憂していた。
恋人がいない時期も長く、寂しさを埋めるためにマッチングアプリもやったし、渋谷のクラブにも行ったし、高円寺の路上で朝まで横になっていたこともしばしばあった。自分を大切にしていなかった。

あまりおおやけには話していないが、そんな状況から抜け出したくて移住をした。とにかくダメな自分から抜け出したかった。
何に快を感じて、不快を感じるのか。自分の気持ちに正直になることにしようと決めて、気の赴くままに行動をするようになった。

そこから紆余曲折はあったものの道が開けてきたような気がする。不快に感じることからの逃げ足が早くなったこと。快を感じることに素直になったこと。

どんどん猫のように欲求に素直な人間になっていった。

そんな健やかな暮らしをしていたら、むっっっちゃくちゃ気の合うパートナーに出会った。これは運が良かったとしか言いようがない。
と思っていたけど、たぶん「猫みたいな暮らし」を続けてきた結果なんじゃないかと思う。

彼が「この世に存在するもので好きなものランキング」を発表してくれた。
1位なっちゃん、2位エレカシ、3位カレー、8位爬虫類。とのこと。うれP。


最近匿名で意地悪なコメントがたくさん届いている。
ムっと眉間に皺を寄せることもある。でもそんな顔の見えない人たちの言葉よりも、近くにいる愛する人たちの言葉を信じていきたい。

自分の気持ちに素直になる。
これがより良い日々を過ごすために一番大事なことだと、ようやく気付けた。

サポート費は愛猫のごはん代としてます。ありがとうございます。