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東京ゆらんミ二(第2弾)

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東京ゆらんミニの第2弾の奮闘記です。 23ヶ所の銭湯を巡りきり、遂に完結!!
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東京ゆらんミニ〜栄湯編〜

東京ゆらんミニ〜栄湯編〜

ササウナ視点本当に長い道のりだった。

8月お盆明け、普段使いの光明泉で「東京ゆらんミニ シールラリー」の台紙を発見したのが冒険の始まりだった。
軽いノリでサシミンクさんを誘い、我々はルフィとゾロよろしく小さな船で冒険の狼煙を上げたのだった。

しかしあっという間に9月に入り、「これ月10回ペースで行かなきゃもう無理じゃね?」と、ようやく義務教育によって得た程度の知性を発揮して冒険の難易度を悟り、

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東京ゆらんミニ〜光明泉編〜

東京ゆらんミニ〜光明泉編〜

ササウナ視点光明泉。言わずとしれた、中目黒の銭湯。例の今井健太郎さんの手がけたデザイナーズ銭湯であり、男女交互に使える露天風呂、洗練されたデザインと導線に定評があり、立地も駅徒歩すぐだしめちゃくちゃ人気のある銭湯である。

なんか、色々と書いてみたものの、今回のゆらんミニのパンフを貰ったのがそもそもここであり、今回の23箇所あるゆらんミニの中で、唯一2桁は行ったことがある銭湯なので、実は一番書くこ

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東京ゆらんミニ〜薬師湯編〜

東京ゆらんミニ〜薬師湯編〜

ササウナ視点銭湯、サウナの大激戦区、墨田区。こちらでも一度触れたが、錦糸町の黄金湯も、その前身である大黒屋も徒歩圏内にあるのがここ、押上・東京スカイツリー駅が最寄りとなる薬師湯である。錦糸町で言うならほかにも
楽天他スパ、ニューウイングなど名だたるサウナもあるし、最近悪い意味で注目されたサウナもある。多すぎないか。墨田区民は家に風呂が普及していないのかもしれない(個人の感想です)。

薬師湯の特徴

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東京ゆらんミニ〜日の出湯編〜

東京ゆらんミニ〜日の出湯編〜

ササウナ視点日の出湯、今回初めて行ったが、場所を説明するには「寿湯の近く」と説明するのが一番早いんじゃないかと思うほど、近い。

しかし、ここは寿屋と全然被ってない。

寿湯は、露天風呂から2個のサ室、2個の水風呂を備える、いわばかなり規模の大きい居酒屋のような感じである。酒も種類が豊富だし、食べ物も和洋中揃ってる、みたいな。

対して日の出湯は、「おしゃれなバー」である。コンパクトながら洗練され

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東京ゆらんミニ〜寿湯編〜

東京ゆらんミニ〜寿湯編〜

ササウナ視点外回りの営業をしていると、たまに「嘘みたいに忙しい日」がある。この日がそれで、もう20時くらいだったんじゃないかと思うが、このヘッダー画像、寿湯の入り口外、番頭さんの窓の直下くらいのところにあぐらをかいてノートパソコンを乗せて働いていた。スーツを着ていることが逆に不審者である。

寿湯には着いた、だが仕事は終わらない。据え膳というやつである。

まあ、これもサウナに入るための「助走」と

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東京ゆらんミニ〜えごた湯編〜

東京ゆらんミニ〜えごた湯編〜

ササウナ視点えごた湯。もはや説明不要、銭湯界隈でその名を轟かせている今井健太郎さんが手がけた銭湯の一つである。

だからはい、最高でした。終わり。でも良いのだがそれだとtwitterで済むのでもう少し言う。

中のオシャレさもすごいのだが、感心したのは更衣室である。上の段のロッカー、下の段のロッカーの間に、共有のフリースペースというか棚があり、ここにちょっとしたものが置ける。具体的には、風呂から出

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東京ゆらんミニ〜弁天湯(杉並区)編〜

東京ゆらんミニ〜弁天湯(杉並区)編〜

ササウナ視点時系列的に言うと、今回のゆらんミニの「3つのベンテンユ」のうち最後に訪問した。こちらはサウナと水風呂とかは無いのだが、複数あるジェット風呂と電気風呂が特色である。

交互に楽しんで、背中の凝りが改善した気がする。

そしてジェットバスである。ジェット一つをとっても、こんなにバリエーションが出せるものなんだなと素直に感心してしまった。

ジェット、ジェットねぇ。

今回は真面目な銭湯のレ

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東京ゆらんミニ〜松本湯編〜

東京ゆらんミニ〜松本湯編〜

ササウナ視点

「新しくなった松本湯、めちゃ良いらしい」噂には聞いていた。私のような情弱ジジイまでこれが届くということはすなわち「大人気で混んでいる」という伏線でもある。改良湯とか、黄金湯とか。良いところだ、良いところだけど、めちゃくちゃ待つ。それはできれば避けたい。

でまあ、どうだったかというと、全然すんなりと入れた。でもそれは珍しいらしい。私とサシミンクさんの日頃の行いが良かったからだ。とい

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東京ゆらんミニ〜湯処じんのび編〜

東京ゆらんミニ〜湯処じんのび編〜

ササウナ視点

ちょっと前まで江戸川区に住んでいた。

東京都江戸川区、なにげにドチャクソ広いのでエリアにもよるのだろうが、私の住んでいたところは、反社だなと確信できる集まりをよく見たり、昼間からどうしたのだろうか街路樹を抱きしめながら「別れるなんて言わないでくれよ」と泣く青年を見たりして、「これは治安にちょっと難があるかもしれんな」とは思っていた。

そんな江戸川区民から見ても「あそこはガチ」と

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東京ゆらんミニ〜井草湯編〜

東京ゆらんミニ〜井草湯編〜

ササウナ視点

サウナが別料金である多くの銭湯サウナにとって、サウナ料を払ってる払ってない客を見極めるための「アイテム」が必要になる。

最近では、「貸しタオル」で判別するタイプ(今回のゆらんで言うと、ラクスパ神田とか、湯の楽とか)とか一石二鳥タイプとか、邪魔にならないリストバンドタイプ(黄金湯)などもあるが、いまだ多くはここ井草湯と同じ「フックタイプ」であろう。

どういうことかというと、サ室の

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東京ゆらんミニ〜一の湯編〜

東京ゆらんミニ〜一の湯編〜

ササウナ視点

北関東の言い伝えを教えよう。結婚には大切な3つの袋がある。それは、池袋、大袋、沼袋である。

-アルベルト・アインシュタイン-

冒頭からクソつまらない大嘘を書いてしまった。ここも別々に攻略している。

一の湯を語るのに避けて通れないのは、番頭さん、いや、先に行ったサシミンクさんにならい、親しみを込めて「おかみさん」と呼ばせてもらおう。

おかみさんの優しさがすごい。

まず、ゆら

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東京ゆらんミニ〜なみのゆ編〜

東京ゆらんミニ〜なみのゆ編〜

ササウナ視点

最近、3歳の長男と一緒に金曜ロードショー「天空の城ラピュタ」を観たのだが、パズーやシータの冒険譚は3歳児にさえ刺さるようで、ソファから前のめりになって集中していた。さすがのコンテンツメーカージブリ、さすがハヤオ・ミヤザキである。

そして、DVDも持ってて恐らく通算100回は見ている初老の私だが、自分でも驚いたが今回最も感情移入したのは「ポム爺さん」であった。

良い。

顔見知り

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東京ゆらんミニ〜吉の湯編〜

東京ゆらんミニ〜吉の湯編〜

ササウナ視点

改めて、特に我々のような者が敢えて言うことでもないのだが、サウナブームである。

都下、アクセスの良い人気銭湯で言うとたとえば錦糸町の黄金湯ではWEB予約などを活用したり、受付で混雑状況を開示したりしてコントロールしている。渋谷の改良湯では、サ室入口付近に整理員のような人がいて、「そっち詰めてください!」などとアナログな方法で管理している。

で、ここ吉の湯はどうかというと「サウナ

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東京ゆらんミニ〜昭和浴場編〜

東京ゆらんミニ〜昭和浴場編〜

ササウナ視点

昭和浴場、かつてだいたいの学校イベントに「昭和記念公園」が絡んできた多摩の民、昭和生まれの者として親しみしかないネーミングである。再開発真っ只中の中野駅から10分くらいでいけるという立地も抜群だ。

ちなみにここは「一の湯」と同日に、一の湯から歩いてきた。中野区って意外と広いよなと実感する。

さて、ここはたった100円の追加料金でサウナに入れる。しかも、「次回使ってくださいね」と

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