マガジンのカバー画像

酔いどれの雑記

119
どこに分類していいか分からない、雑記やエッセイのようなものと日記。
運営しているクリエイター

#雑記

タトゥー 3

デザインは決まった。色は入れずにブラック&グレイにするのも前から決めていた。けれどどこに…

Noe
1年前
7

タトゥー 2

もうすぐ26歳になる春、ポルトガルに旅行した。オレンジ色の街灯、石畳、寂れた海岸、哀愁漂う…

Noe
1年前
10

Non je ne regrette rien

※3年前の今頃に投稿した記事を、加筆しての掲載です。 5年前の3月、ガンを告知されました。…

Noe
1年前
13

酔いどれ雑記 218 lover with benefits

無償の愛だとか、見返りなしの関係って本当にあると思いますか?少々ずるいかも知れませんが、…

Noe
2年前
15

酔いどれ雑記 217 ジョニーウォーカーブルース

ポルトガルはナザレ、のどかな漁村。民族衣装を着たお婆さんたちが潮風薫る路地を歩いていく。…

Noe
2年前
16

酔いどれ雑記 214 So ist das Leben

先日、「助けを求めてる人が必要なのは私でもなく他の誰かでもなく、特定の誰かかも知れない」…

Noe
2年前
16

酔いどれ雑記 213 しんじあい

あれを始めたのは多分、幼稚園の頃だったでしょうか。鏡に映る自分の顔を見て、自分の名前を心の中で唱えるーーその'儀式'を私は「しんじあい」と名付けていました。 何故「しんじあい」なのかは覚えていません。おそらく漢字で書くと「信じ合い」だと思います。そして何故そんなことをしていたのかも覚えていないのですが、小学校中学年くらいまでその「しんじあい」を時々していました。 親にも教師にも誰にも理解されない、肯定されない自分の心や存在。自分が在ることの不思議と恐怖......それを自

酔いどれ雑記 212 旅人

ふと、あの人今どうしてるのかな......?って思うときありますよね?今日は何故か、もう20年近…

Noe
2年前
9

酔いどれ雑記 209 宴のあと

新年初めのゴミ集積所にはドラマがある 金色のラベルの高級な日本酒の一升瓶、シャンペン、 …

Noe
2年前
10

酔いどれ雑記 207 あの部屋

昨日ふと思い出したの、もう20年以上前に住んでたアパートのことを。古くて汚い私だけの部屋の…

Noe
2年前
12

酔いどれ雑記 203 赤い電車

25年前を思い出して赤い電車が通り過ぎる。 冬の日曜の朝、始発電車を待つ足はサンダル履き、…

Noe
2年前
12

酔いどれ雑記 201 商売上手

先週の土曜、6年ぶりに眼科に行ってきました。本当はもっと前に行きたかったのですが、やれガ…

Noe
2年前
17

酔いどれ雑記 199 最期の一服

先日、漫画家のさいとう・たかをさんが亡くなりましたが、氏の代表作の『ゴルゴ13』にまつわる…

Noe
2年前
14

酔いどれ雑記 198 our home

久しぶりに普通の思い出話をします。今日、何となく思い出したから。 もう13年くらい前、イスタンブルでモンゴル人の女性、確かわたくしと同じ歳の人と話す機会があったのです。 ある夜、わたくしが毎日行ってるレストランのテラス席に、仲良くなっていたウェイターの男性とその同僚と彼女が座っていました。彼女はわたくしと同じく赤い革のコートを着ていて、彼女を日本人だと思い込んだ私は日本語で話しかけました。モンゴル人だと分かり、実は全く言葉が通じていなかったのですがなんだか通じている感じが