3/28のこと(最近のこと)

3/28(木)なんか暗い天気
このところ休みの日くらいしか日記を書く余力がない。慢性的に疲れている気がする。
自分の場合、疲れていると読める本のジャンルが限定されてくるのですが、疲れの種類か段階?で読める本のジャンルが違ってくるっぽい。
今自分が読めるのは小説かマンガ、詩歌集くらいで、エッセイや新書、学術書(専門書?)が読めないタイプの疲れ方をしている。これが酷くなると小説が読めなくなり、マンガと詩歌集でなんとか乗り切らなければならなくなる。
基本的に疲れてくるとまず学術書が読めなくなり、次に新書、小説、エッセイ、という順番で読めなくなってくる(今回、小説は読めてエッセイが読めなくなったのは珍しい気がする)。反対に元気だとマンガを読みたい気持ちが薄まるかも。歌集が読めなくなったことは今のところないので、そうなると本当にヤバいサインなんだろうと考えている。
最近読んだ本をまとめて載せる。

深海紺『恋より青く』1~2巻

この5日間?ほどで読んだ本。
自分が初めて『やがて海へと届く』を読んだ時、自分は震災の当事者ではないんだ、ということが改めて心に残って、その後、最近になって『10年目の手記』や『藍色時刻の君たちは』を読んで、当事者ではなくても思い遣ること、何かしら力になれることはあるんじゃないかと思いました。『東北モノローグ』でもその思いを強くしたり、当事者じゃないと思っていたけれど、いつ当事者になってもおかしくはないんだなと突きつけられた。

『スキップとローファー』や村上雅郁さんの2作品には最近へこんでいる自分が救われた気持ちになる。特に今日読み終えた『きみの話を聞かせてくれよ』は良かった。自分も、友だちや家族、尊敬している人が他人の悪口を言っているのを聞くと「こわい」と感じるし、どうにかして悪口を言われているその人を擁護しようと「こういう事情があったのかもしれないよ…」と思いつきを口にしてしまう。正直、悪口は聞くのがしんどい。愚痴とは違ってそこには悪意というか、やっぱり「こわい」がしっくりくるかな、平穏な心を乱してくる。
それが弱いこととは言わない、と言ってくれるのが嬉しかったし、それ以上に他人の悪口を「こわい」と感じてしまうのが苦しくてつらい、と言葉にしてくれるのに救われた。その苦しさを言葉にして誰かに言っていいんだな…ということにも。
後個人的に大好きなのは、4話目のいたずら男子たちが、4話では楽しませるいたずらを掲げていながら人を傷つけてしまうのだけれど、6話で意外な人物が仲間入りして、意図した通りではないけれど幸せになれるいたずらをするところ。小学生みたいな、笑ってしまうくらい変ないたずらだけれど、それが本当に良かった。

感想を呟いていなかったけれど深海紺さんの『恋より青く』1~2巻も読みました。タイトルがまず好き。自分の「好きなもの」を人に勧めるのは勇気がいる。蔑ろにされるのが怖いから。相手の「好きなもの」がもし自分には合わなかったとしても、大切に扱うことはできるよな、ということを教えてもらえました。
この年齢になってようやく?言えない理由が恥ずかしいくらいなら素直に言っておいた方がいいということを実感しつつあります。実際に言うのはなかなか難しいですが。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?