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本が好きで文学部に入ったけどあまり読まなくなっちゃった話

昔から本が好きな子でした。
毎晩お母さんに絵本を読んでもらってから眠りにつくのが習慣で、好きな本は自分で暗記するくらい読んでもらいました。

小中学校は朝読書の時間に読む本を借りるために図書館に足繁く通っていたし、高校は電車に乗ってる時間(2駅)でも本を開いていました。
コロナ禍で学校がなかった時期は、友達と遊ぶこともなかったのでお金が余っていて、本屋さんで本を大量に買って毎日読んでいました。
好きな本や作家さんもその時にたくさん見つけることができたので、またそれは別の機会にnoteにまとめます。
そしていつからか、将来は本に関わる仕事がしたいな…という気持ちも芽生えました。

ありきたりですが、狭い世界から、物語が自分をどこかへ連れて行ってくれるような気がしたのです。

さて大学どうしようかとなったときに、やっぱり文学を学んでみたくて、文学部に入りました。
高校時代の反省から、「ひたすらに今を楽しむ」ことを目標にしているのもあって、サークルやバイトなどで忙しい日々を過ごすことになりました。

そんな中、ふと気付きました。あれ?本読んでなくね??

課題で読まなければならない本は読みます。
(まぁ課題なので仕方なく。頭をフル回転させながら読むのはあまり楽しくないですが…)
けど、自分の好きな本を読むことはいつの間にかとても少なくなっていました。
やらなければならないことが他にたくさんできたので、本を読むことからすっかり離れてしまいました。
以前はあんなに夢中で読み耽っていたのに、です。

やっぱり時間に余裕がないと本は読めないんだなぁと思うと同時に、でもあなたの恋人は私よりも忙しいけどたくさん本読んでるよね?と言う自分もいます。
別に本が嫌いになったわけではありません。忙しいから、ただなんとなく、という感じです。

そして本を読まなくなった代わりに、Xやnoteを頻繁に見るようになりました。これは良くない気がする。

本を読むことで素敵な言葉と出会うことの楽しさや、あ~面白かった…と幸せな気持ちで本を閉じる瞬間、新しい紙の匂いまで。
忘れてしまう前に本を開きます。

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