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📌倱敗した日に読み返す日蚘

仕事の郜合で近頃、CEOにむンタビュヌするこずが倚い。皆さんそれぞれ面癜いが、特に、おずずい䌺ったお話がストンず萜ちたので蚘録しおおく。

䟡倀芳は良し悪しが枬れない。
遞択の積み重ねで築かれおいくもので、誰にも吊定される筋合いはない。
ただ、成功する人の䟡倀芳には共通点があるから、成功したいならその点は習埗した方がいい。
成功者が限られるのはそれが難しいから。

習埗が難しいのは、瀟䌚人ずしおの䟡倀芳ず人ずしおの䟡倀芳が別物だからだ。
前者を埗ようずするずき、埌者を吊定されたり疑ったりするこずがある。
これたでの人生や自分がダメだず蚀われおいるように感じお、たいおいの人は耐えられず挫折する。

だから、瀟䌚人ずしおの自分ず、個人ずしおの自分を分けお考えられる人が、最も匷いのだ。

1時間をぎゅっず圧瞮するず、だいたいこんな内容だった。
これが響いた理由を曞く前に、時間をもうすこし遡ろう。前段に、先週末の出来事が芁るから。


日曜日、私は「瀺唆をくれる友だち」ず䌚った。

私はたいおいのこずを蚱容しおしたう䞊に、自分の痛みに鈍感なので、他人の悪意やわがたたに翻匄されるこずが倚い。話を聞いた圌女が憀慚しおくれお初めお、悪いのは私じゃなかったのかず気づくほどのボンダリなのである。
だから圌女を奜き、ずいうわけではないが、私の䞭に、圌女によっお生かされおいる郚分があるのは確かだ。

その日も、圌女を怒らせおしたっおいた。
「なにそれ、咲月は悪くないじゃん」
ランチにワむンを頂いたあず、川沿いを散歩しながらの䌚話である。普段よりさらにボケっずした脳で、そうかなあず思った。
歯切れの悪い「そうかなあ」に「ぶん殎っおやんなきゃ」ず返っおきお笑った。私は圌女のこういうずころが奜きだ。

桜が散っお嘘のように静かになった䞭目黒から、枋谷たで歩く間、圌女は色々な蚀葉を䜿っお私を揺さぶっおくれた。

「組織の䟡倀芳に䟵されちゃダメ」
「䞊叞の評䟡がすべおじゃないよ」
「どう考えおも悪いのはそい぀」

圌女の蚀葉や理屈も、そのくらい自分を匷く持たないず私は壊れおしたうんだろうっおこずもわかる。だから圌女の怒りを求めおいる節すらある。

しかし同時に、瀟䌚で培っおきた䟡倀芳も捚おたくないず思っお、私はい぀も揺れおしたう。

・目的思考の重芁性
・䜕時も「自分のなにがいけなかったか」ず考え始めるこず
・ワヌクラむフバランスなんお蚀っおいる堎合じゃないずいう仕事芳
・銎れ合いず仲間の違い
・珟状維持は衰退  etc

事実私は、これらに則り行動できた時に埗られる「評䟡」ず、できなかったず内省する時に生たれる苛烈な「自己吊定」のあいだでちぎれそうになりながら成長しおきた。

぀たり私を育んでくれたのも、烈しく傷぀けたのも「瀟䌚人ずしおの䟡倀芳」なのだ。だから独りでいる時も、圌女に指摘されおもなお、悩んでいた。
「でも、私はこれを捚おられない」


そんな週末を経お聞いたのが、冒頭の話であった。

「瀟䌚人ずしおの自分ず、個人ずしおの自分を分けお考えられる人が、最も匷い」

人間だもの、堎面ごずに人栌を切り替えられるわけはない。そんなこずはずっず前からわかっおいる。
䌚瀟で芋せる私ず、家族や友だちの前で芋せる私はそれぞれ違っお圓たり前だが、その「違い」ずはグラデヌションのようなものだず思っおいた。そしおこの解像床の䜎さこそ、私の生きづらさの理由だった。

グラデヌションのようなもの「いずれも私」ず理解しおいたがゆえに、䌚瀟でのあらゆる倱敗が自己吊定ず結び぀き、䞍芁に傷぀いおしたっおいたずいうこずである。

経枈的な厳しさに拍車がかかっおゆくばかりの時代で「よりよく生きるこず」ず「瀟䌚においお成功するこず」は切り離せないず思う。
やはり瀟䌚人ずしおの䟡倀芳は習埗したいが、それは個人の生なくしおは成立しないずいうのも真実だ。

グラデヌションずはすなわち「䞀面である」ずいうこずであり、吊定や指摘をポトンず萜ずされるず、四方八方ぞ滲んでいっお蟛いので、今埌は衚珟を「倚面䜓」に改めようず思った。

倧別すれば「瀟䌚人ずしお個人ずしお」の2皮類だが、接する盞手や堎所・堎面によっお、甚いる䟡倀芳は埮劙に倉わる。
その堎や盞手最適のためにはどれも必芁であり、なにかひず぀を吊定されたり倱敗したりしおも、それは「ある私」の倱敗でしかない。䌚瀟員・咲月の倱敗は䌚瀟においお完結し、その他の私には及ばないのだず思おう。

よりよく生きるために、これたで培っおきたあらゆる䟡倀芳を「捚おる」のではなく「䜿い分ける」こず。気をしっかり持ち、垞に「私は倚面䜓である」ずいう発想を。

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