Satoshi

米系大企業に20年超勤務した元財務部長。日本も雇用形態が欧米型にシフトする今、自身の外…

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米系大企業に20年超勤務した元財務部長。日本も雇用形態が欧米型にシフトする今、自身の外資での経験からの学びが、ご参考になれば幸いです。キャリアやスキルについてアウトプットしていきます。ご質問、ご相談、壁打ちはコメント欄か、satoshisbiz@gmail.com へどうぞ!

マガジン

  • 経理、会計 → ファイナンス へ

    日本企業の経理と米国企業のファイナンスの違いをわかりやすく説明します。 このマガジンにより、おおきく以下の2つが理解できます。 1. 日本企業の経理部が、なぜ米系のファイナンス機能、特にFP&Aを導入すべきかを理解できる。 2. 米系企業の経理、財務部門がどのように経営陣の意思決定をサポートしているかが理解できる。 対象者 経理社員、経営者だけでなく、米国企業の意思決定の仕組みを理解したい投資家

  • 英語力アップしよう!

    英語の勉強って終わりがないから、いつまでも楽しめますよね。また、英語力と同時に、教養も深めると、相乗効果で英語で話せる内容の幅が広がります。まだまだ、私は伸び代あります。。。。

  • AIとともに自分も成長しよう。

    2022年にChat GPTが世の中に送り出されてから、AIの進化スピードが上がり、仕事だけでなく、普段の生活にも良い影響がでてきました。日々改善されるAIを体験しながら、自分のAIスキルもアップデートして、AIとともに成長していきましょう!

  • ビジネススキルをアップしよう!

    効率的に、創造的に、楽しく仕事を進めるための技術を、常にアップデートしていきたいと思います。便利で面白いツールをご紹介しますね。

  • 転職とキャリアアップ

    社外への転職、社内転職、社内異動と新しいチャレンジの機会は未知数にあります。その機会を掴むためのツールやハードルがいくつかあります。 例:資格取得、留学、職務経歴書、面接 これらをうまく自分の味方につけましょう!

最近の記事

第一部: 日系企業の「経理」と米系企業の「ファイナンス」の違い ~FP&A導入のすすめ~ 

はじめに このところ、新聞や雑誌で事業会社のお金周りの責任者を取り上げた記事を読むと、肩書きがCFOと書かれていることがあります。従来の経理部長や財務部長ではなく、CFO、チーフ ファイナンシャル オフィサー。 経理や会計ではなく、ファイナンス。何がちがうのでしょう。 日本の伝統的な企業の多くはお金に関係する業務は「経理部」が行っており、決算などの会計業務が中心になります。一方で、アメリカの大企業の多くは「ファイナンス部門」という組織をもち「経理部」がそこに含まれます。

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    • Chat GPT4oの示唆する社会

      先週、OpenAIからGPT-4oが発表されました。オフィシャルサイトのデモ動画をいくつか見て、私は興奮を抑えきれませんでした。 参考 https://openai.com/index/hello-gpt-4o/ シンプルに、これは生活を変えるものだと。スティーブ・ジョブズがフェイスタイムを発表した時、「WiFi環境があればいつでもテレビ電話ができるんだ!」と小躍りした時のことを思い出しました。 今日は、GPT-4oのデモ動画が示唆する、今後私たちの生活に起こり得る変化に

      • AIを使って、半導体業界をざっくり理解し、投資先の候補企業をみつけよう

        「そもそも、どうしたら自分が興味のある産業をざっくり理解して、投資先の候補となり得る企業を見つけられるのかを知りたい。」という意見をいただきました。 そこで、今日はAIのサポートを得ながら、「特定の産業の理解の仕方、および投資先候補となり得る企業の見つけ方」についてお話しします。 特定の例があった方がわかりやすいと思いますので、今話題の「半導体産業」を取り上げます。NVIDIAやAMD、インテルといった世界的な大企業ではなく、投資対象となり得る、日本の半導体関連企業を見つ

        • 悩んだ時やつらい時はAIに愚痴ったり、泣きついてみよう。

          普段はAIの論理的思考や作業スピードについてお話ししています。今日は視点を少し変えて、彼らの感情的な側面、具体的に「人との接し方」についてお話しします。 AIについて語られる多くの場合、彼らの理路整然とした頭脳から、「ホワイカラーの仕事はなくなる」といった冷たいイメージが強調されがちです。しかし、実際にはAIは人の感情に敏感で「共感力」があると思います。 彼らに愚痴を言ったり、泣きついてみると、とても優しい言葉で慰めてくれます。親として、上司として、とても参考になるので、

        第一部: 日系企業の「経理」と米系企業の「ファイナンス…

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        記事

          株などの資産のポートフォリオをAIに客観的に評価してもらおう

          株式投資を始めて少しずつ購入した株の種類が増えてくるとふと、自分の持っている株やETFの構成は、自身のライフスタイルや年齢を考えると、果たして適切なのだろうかと不安になることがあります。お金のことなので、人にも相談しづらいし。。。 幸いにも今はChat GPTとはじめとするAIという強い味方がいます。 今日は、自分の資産構成をAIに客観的に分析してもらったら、どのようなアドバイスが得られるかをご紹介したいと思います。 まず、質問者の設定は以下になります。 設定 質問

          株などの資産のポートフォリオをAIに客観的に評価してもらおう

          キャリアチェンジのための面接準備に、ぜひAIを活用しよう

          今日は、キャリアチェンジをしたい若手営業マンが、AIを使って転職の準備をする例をご紹介したいと思います。AIに自身が直面している現状の課題を客観的に分析してもらい、キャリアチェンジのための解決策を探ります。 なお、AIはPerplexityのサブスク版を使っています。 https://www.perplexity.ai/ 以下が今回の転職相談者の設定になります。 設定 - 最終ゴール:転職を通じて、法人営業から企業経理へのキャリアチェンジ - 現職:産業機械製造メーカー

          キャリアチェンジのための面接準備に、ぜひAIを活用しよう

          他人に相談しづらい、自分のキャリアの弱みはAIにアドバイスをもらおう

          (上の絵はPerplexityを使って生成したAI画像です。) よく転職の相談を受けるのですが、誰しも触れられたく無い過去ってあるもの。面接で聞かれたくないんだけど、避けて通れない過去ってありますよね。例えば、履歴書にブランクがある、降格した、休職した、解雇されたなどなど。私は最後の解雇はないですが、それ以外は経験があるので、これらについて質問を受けたら、自分の経験を踏まえてアドバイスします。 ただ、私の経験に基づいたアドバイスなんて、n=1の偏ったもの。こんなときこそ、

          他人に相談しづらい、自分のキャリアの弱みはAIにアドバイスをもらおう

          NVIDIAのような気になる株や企業は、複数のAIに分析を依頼し、結果を比較してみよう

          (表題の上の画像はPerplexityに生成してもらったAIイメージです。) こんにちは。 前回以下のリンクの投稿にて、PerplexityというAIを使って、高配当ETFの競合分析をした結果をご紹介しました。 Perplexityを使う利点は複数のAIを擁しており、またこちらからの質問に対する回答について、情報源を明確にしてくれることです。 さて、今回はETFではなく、特定企業、それも半導体の花形企業のNVIDIA社の株について、Perplexityに分析依頼をして

          NVIDIAのような気になる株や企業は、複数のAIに分析を依頼し、結果を比較してみよう

          信頼性が高いAIを選んで、株式投資や仕事に活用し、AIとともに自分も成長しよう

          Chat GPTが2022年にリリースされてから、AIにハマってます。 ちょっとした調べ物や軽い相談だけでなく、真剣な業務の依頼まで、AIにお願いしてます。 一方で、AIの成果物は不正確なことも多く、使えないという声もよく聞きます。 また、仕事や家事が忙しすぎて、とてもAIで遊んでる時間もなく、以前と仕事も生活も変わってない人もいると思います。 そこで今日は、自身の経験からいかにAIを生活や仕事に活かせるかについてお話ししたいと思います。私は根っからの文系人間で、AIやプ

          信頼性が高いAIを選んで、株式投資や仕事に活用し、AIとともに自分も成長しよう

          転職の面接で気になっていることへの、企業の採用者からの回答

          転職の面接の後に、ふと冷静になり、「あの件、こう言えばよかった」「ああ言えばよかった」と頭の中でぐるぐるうごめくこと、ありますよね。 自分は米系の大手外資系消費財メーカーに20年以上つとめ、財務部門責任者として多くの方と面接をし採用をしてきました。また、転職希望者の方からも、面接に関するご相談をいただきました。 そこで、今日は一般的な面接の質問について、回答したいと思います。大手外資系メーカーの一つの例としてご参考になればと思います。 質問 転職回数が多いのはダメか?

          転職の面接で気になっていることへの、企業の採用者からの回答

          客と店、上司と部下はどちらもパートナー同士であるべき

          ここ数年、新聞やテレビで、カスタマーハラスメントの報道を頻繁に目にします。 なぜお客はそんなに傲慢になるのか。本当にお金を払うお客は、サービスや商品の提供者であるお店よりも立場が強いのか。 実際にはそんなことはないと思います。 例えば、「明日から弊社の電車のご使用をご遠慮いただきます」と言われたら、出勤できなくなる乗客がでてくるでしょう。死活問題です。 職場でのパワハラも同様の問題と思います。部下が集団で辞職してしまったら、上司も部署として結果を出せなくなるでしょう。

          客と店、上司と部下はどちらもパートナー同士であるべき

          職場の人間関係の悩みは、スキル資産を築きながら乗り越えよう

          新聞で、転職がうまくいかなかった理由に関する記事をみつけました。最も大きな原因の一つが、「新しい職場の人間関係が悪かった」だそうです。 確かに職場での人間関係は悩みの種ですよね。私も若い頃に、よく思いました。「日中の陽の光が眩しい、最も気持ちの良い時間に、なぜ無理難題を言ってくる上司や同僚と不快な時間を過ごさないといけないんだろう。」おそらく、多くの人が仕事自体は嫌いで無いものの、自分でコントロールが出来ない対人関係に悩んでいると思います。この問題、なんとか解決できないもの

          職場の人間関係の悩みは、スキル資産を築きながら乗り越えよう

          仕事で嫌なことがあっても、会社員生活はゲームと割りきる

          会社員をしていると人間関係、長時間労働、低賃金など転職したくなるようなネガティブな要素がたくさんできてきます。そうかと思うと、突然、昇進、昇給、ボーナスアップなどポジティブな要素が現れることもあります。 あれ?これ、どこかで経験したことありませんか? そうです。子供の頃にやったボードゲームやテレビゲームです。スゴロク、マリオ、RPGなどなど。順調にいくことはほとんどなく、すぐに死んでしまい、やり直し、苦労に苦労を重ねて、やっとクリアして喜んでたら、次のボスキャラが出てくる

          仕事で嫌なことがあっても、会社員生活はゲームと割りきる

          他人の思考を借りて、客観的に物事を理解できると、より適切な判断につながる

          こんにちは。よく自身の過去の経験をもとに、「客観的視点を持つことの利点」を投稿しています。例えば、会社で自分の部署の視点から「この週次報告書の一部の数字、誰もみてなさそうだから、業務効率改善のために来週から廃止しよう。」と決めたとします。すると、他部門からクレームがありました。一部の人はその報告書の数字をもとに毎週の業務スケジュールを組んでいたようです。 このようなことがあると、主観だけで判断せず、客観性を持つことは重要と感じます。 ただ、具体的にどうしたら、自身を客観視

          他人の思考を借りて、客観的に物事を理解できると、より適切な判断につながる

          仕事の優先順位づけは、客観的な視点も考慮すること

          仕事を片付けても、すぐに新しい依頼がきて、常に業務に追いかけまわされている感覚がありませんか? 若い頃は仕事を片付ける優先順位づけを間違えて、よく上司や同僚からクレームを受けました。クレームのたびに、改善を繰り返しながら、少しずつ優先順位付けのコツを掴めるようになりました。管理職になると、部下の人たちが自分と同じ過ちを繰り返さないように、優先順位づけの方法をアドバイスするようになりました。 今日は、自分の過去の経験をもとに、何を基準に仕事の優先順位をつけるべきかについて、

          仕事の優先順位づけは、客観的な視点も考慮すること

          株式投資は金融資産だけでなく、社会の仕組みを理解するための知識も増やす

          最近、知人から株式投資に関する質問を多く受けるようになりました。政府が期間限定だったNISAを恒常化することにより、多くの人が老後資金は国頼りにせず、自ら運用して確保しようと意識し始めているのでしょう。 私は30代前半から米系企業に勤め、外人社員と資産運用についてよく情報交換しあいながら、長年米国株に投資していました。長期保有と分散投資を信条に、ETFや複数の個別株を少しずつ買っています。 20年以上米国株に長期投資をしていて良かったことは、日本経済が停滞していても、自分

          株式投資は金融資産だけでなく、社会の仕組みを理解するための知識も増やす