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ビッグスコアのカードは結果を出す前に買うべきなのか?

サンダー・ジャンクションの無法者のプレリリースからもう少しで1ヶ月になりますね。スタンダードローテーション前の最後のセットということもあるのでしょうか、強いカードが多い印象を持っているプレイヤーもかなりいらっしゃるようですね。

サンダー・ジャンクションの無法者には本来であればエピローグ・ブースターとして発売しようとデザインしていたカードが、「機械兵団の進軍:決戦の後に」失敗から単独セットとしての発売は見送られて、替わりにサンダー・ジャンクションの無法者のザ・リスト枠から出るようになっています。このカード群は「ビッグスコア」と呼ばれています。ビッグスコアで収録されている全30種はすべてのカードが神話レアですが、プレイ・ブースターでは5パックに1枚の割合でコモン枠からビックスコアまたはスペシャルゲストが当たります。スペシャルゲストは64パックに1枚の割合なので、ほぼビッグスコアが出ると考えて大丈夫そうです。ちなみにザットはプレイ・ブースターを2箱開封してビッグスコアは15枚でした。平均すると7.5枚になります。この辺りが期待値になりますかね。まぁ、2箱というのはサンプル数として少なすぎる気はしますが、実勢値から大きく外れているということもないと思います。プレイ・ブースター開封についての記事はこちらから確認いただけます。

予約段階から期待されて高額な《身代わり合成機》のようなカードもありますが、発売後に競技イベントで結果を残して爆上がりしているカードもあります。直近では晴れる屋のパイオニア神決定戦で優勝した《無駄省き》を中心に据えたハンデスデッキに《敵意ある調査員》が4枚採用されたことで絶賛価格高騰中という状況です。他には《宝物庫生まれの暴君》が《不屈の独創力》デッキで結果を出して高騰をみせています。ビッグスコア30枚についてWisdom Guildさんのデータで1ヶ月の価格推移(2024年5月8日時点)を貼ってみます。

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すでに高騰している《身代わり合成機》は多少の価格の変動はあるでしょうが、《アガサの魂の大釜》のように高止まりしてしまいそうですね。極端に値下がることは近い将来ではなさそうですから、ほしいならいつ買ってもいい気がします。直近で価格が跳ね上がっている《敵意ある調査員》や《宝物庫生まれの暴君》あたりは過熱気味なので、もう少し待てば価格が落ち着いてくるタイミングはありそうです。あと、再録カードの《堂々たる撤廃者》《安らかなる眠り》《倦怠の宝珠》は使えるフォーマットが広がったとはいえ、再録なので極端に値上がることは考えづらいですね。基本的に数ヶ月の単位で見れば現在1000円以上の価格をつけているカードも値下がるものが多そうです。

もちろん、注目されていなかったカードが採用されたデッキが競技シーンで活躍すれば値上がるのがMTGの常ですし、それが楽しみではありますが、ほとんどのレアが日の目を見ずに安く売られているのが現実です。サンダー・ジャンクションの無法者が強いカードセットというイメージがある上に、次のブルームバローの発売まで、まだ3ヶ月あることを考えるとまだまだパックが剥かれますし、それによるカードの供給も増えることになるので、そこまで急いで買っておかないと!みたいなことはないのかなと個人的には思いますね。それでも現在1000円以下で可能性を感じるカードを挙げるとしたら《気前のいい略取者》《逆棘芽の農家》《領界路への旅》あたりですかね。あくまで個人の感想ですが…。

今回はデータまとめ回でした。
皆さん、夢のある楽しいマジックライフを〜。

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