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余剰車両を使ったテレワークスペースの実証実験

11/27(金),28(土)に、成田エクスプレスで使われている車両を使ったテレワークスペースの提供の実証実験が行われた。

【2日間限定】両国駅にて「N`EXでテレワーク!」開催
https://www.jreast.co.jp/chiba/news/pdf/pre2011_nextere.pdf

(1)はじめに

普通ならテレワークのできるスペースは、基本的には建物の中やカフェ空間との併設などが主たるものであるが、

今回の使用されたスペースはなんと電車!

実際に営業運転で使われる車両で、このような実証実験が行われるのはおそらく国内初であろう。

今回は新型コロナが今年流行したことにより、海外との渡航が制限され、成田空港と都心を結ぶ電車は利用客が減ってしまった。
そのため、電車の使用機会が一時的に減ってしまい、車庫で眠っていた車両を使ったサービスである。

※プレスリリースなどには、大っぴらに余剰車両の活用という記載はなかったので、あくまで推論ですが、おそらくそういう思惑もあるはず

(2)スペース・車内にて

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今回使用された車両は、1枚目のJRの成田エクスプレスの車両。
全席座席指定の特急電車。
全席にコンセントもあり、電車の中にはFREE Wifiもあるため、テレワークをするスペースとしては最適である。

6両編成で5両が写真のような普通車。
残り1両がグリーン車で、こちらにはフットレストもある。

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座席は6両のうちどこに座ってもいいし、座席の移動も自由。
利用料金は15分100円(税抜)。
テレワークスペースの貸出費用としては、かなり安い方ではないだろうか。

グリーン車も普通車も同料金とあって、グリーン車は人が多く密になっていたので、今回は普通車を3時間程度利用した。
そもそも、取材目的なので1時間しかいないつもりだったが、延長を何回もして、長時間居座ってしまった。

それだけ仕事をするのには捗る場所だったということだろうか(笑)


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この他、スペース(車内)の環境的な話を書いておく。

車内のFREE Wifiの回線速度は11Mbps。
普段使っているiPhoneのテザリングだと37Mbpsの速度なので、少し遅かった。

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また、今回使われた車両の留置スペースはJR両国駅の臨時ホーム。
売店や自動販売機はホーム上にないため、隣の総武線のホームや駅改札外のコンビニなどを利用する形となる。

ちなみに、作業が捗るように、この成田エクスプレスの走行音を聞きながら作業をした。実際に電車は移動しないし、窓の外の景色も変わらないし、揺れもないが、電車で移動しながら作業をしている気分になれた(笑)


(3)総合評価・他の方の利用レビュー

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今回の企画は昨日・今日だけの企画。
今後機会が設定されているわけではないが、時折窓の外を眺めたり、電車の外に出てホーム上で息抜きをしたり、建物などのテレワークスペースよりも、開放感があってよかったように思う。

またコロナ対策のため、車内の換気も空調設備でしっかりと行われている感があり、安心して利用できた。

今回の利用者数は初日が140人程度、2日目の今日が120~130人程度だったらしいので、まぁまぁの利用者数であろう。

座席数は290席(6両全体で)に対してこの人数なので、ソーシャルディスタンスも保たれており、またお一人様利用が多いので、大声で喋る人もおらず、安心して利用できる点はかなり評価が高いのではないだろうか。

他の方の利用評価・レビューを見ると、今回はたまたま車両・ホーム・決済などの条件が揃い、このいい条件でできたと書いてあったが、こういう機会があるなら個人的にはまたぜひ使いたいと思うところである。

<他の方のレビューもぜひご参考に>


「STATION WORK」についてはこちらを参照まで。


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