#5お前は車のシャーシになるのか

前回までのあらすじ

日本大学芸術学部の演劇学科演技コースの三井聡は目立ちたい思いが良い方向にいかず、芸祭でも散々なめに、、、
そんな時踊りに出会いのめり込んでいった。芝居と踊りの両立の日々に彼は決断し親に告げる。
「大学を辞めたい」と、、、
厳しいタイプの父がすぐ怒った。

お父さん「お前は車のシャーシになるのか?」

三井聡「よく分からないがシャーシにはならない」

本当によく分からないが言わんとする事は反対の意見というのは分かる。

なのでその夜は、平行線で終わった記憶がある。

そして二週間後に退学届を勢いで出した。

学生棟みたいな所で黄色い紙に書いたことだけは覚えてる。

驚くぐらい、静かに早く手続きが終わった。

まるで嵐の後の静けさだ。

僕の大学生活は終わった。

親との話し合いもそこそこに僕が勢いだけで出したのだ。

周りの意見を押し除けて退学

本当に勢いだけだった。

その勢いが今このnoteに記している今も止まらないとは、、、

この時の三井聡の一番大事な事は今だった。

そして退学届を出した勢いでバイトを探した。

雑誌を見ていて一番初めに目に付いたバイトがあった。

「オリジン弁当だ」

家から近いことと、深夜帯もバイトができた事。

ダンサーを目指す僕にはぴったりの条件だった。

当時の生活は


・22時〜6時 オリジン弁当

(4時ごろに休憩があり、そこからが眠気との戦い。)

現実と夢の境目にいる。


・6時〜7時 ストレッチ

(現実からより夢の世界へ、開脚しながら寝てしまうのは日常茶飯事)


・7時〜10時or12時 爆睡

(当時5階に暮らしていたが、地下まで落ちるくらいの睡眠。)

日中はバレエに行ったりジャズダンス、時にはマンションの集会室で自主練とか。


・18時〜22時 リハーサルかレッスン

(17時くらいかなぁ、、乗り換えの電車のホームで一度電源が飛びます。

見送ったり、電車の中で立ち寝などしばしば)

この基本ルーティンを4年繰り返しました。


僕はダンサーで仕事をしたいというよりも、ずっと踊っていたいという気持ちが強く仕事を頂いた時に、その仕事があまり踊らないものだと早くレッスンに行きたいって思ってました。

目指し始めた頃の思いだけではプロは難しいですが、目指し始めた頃の思いを

色褪せず持ち続ける事はとても大事な事だと、思います。

どの仕事も人間関係や多少の摩擦などがあると思いますし、僕は必要だと思います。

この事は苦労をしなきゃいけない、という事ではありません。

自分の感覚以外の感覚と触れ合うことが大事だという意味です。

前回でも書いたように、共存繁栄だと思うので、、、

この4年間は後の現在やこれからの未来への原動力となるのです。



さて!



今回の記事で早くも大学編完結です。

ご愛読ありがとうございました!!

次回からはダンサー編

やっと本題に入りますw

長い前振りになっちゃいました、、、

ですが三井聡のtrue man showはここからです!!



#5恐怖のデッキ係

続きはまた明日!!

最後まで読んで頂きありがとうございました!!










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