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#19 宝塚歌劇団へのレッスン動画

今、僕が取り掛かっている中の一つが表題にある仕事です。

元々、劇団には振付けをさせてもらったり、レッスンもさせてもらっている中

劇団からレッスン動画をお願いしてもらい、是非ともという思いで作らせてもらいました。

踊りの仕事を色々とさせてもらっている中、レッスン動画を作ったのは初めてでした。


これが中々難しい。


普段のライブなら、多少の言い間違えや詰まった所もその後修正が効くが、当然情報は一方通行なので、取り直しの連続と愛嬌でいける所はそのままだったりと、、、


まず、振付けを考える、そしてそれをある程度カウントに起こす。

そして練習をする。←この時間が結構長い!でも楽しい。


クラス内で僕が考えた振りを踊り、受けに来た人たちに踊って見せるっていうのを絶対としているので、そこはマストだ。

すぐ映像でチェックできるから、自分の踊りも取り直しの連続で、教えるレッスン動画の中で、自分がどんどん上手くなっていくw

体のクセも分かるし、所作、滑舌、口癖。

自分が教えている姿をこんなにも見たのは初めてだったので、教える動画で教えてもらった。


そして、僕の振付を踊る時のコツや注意点を言っていると、いつしか声が一定になっていく事も分かった。

箇条書きのような、声の音程がどれも似てくる。


ここに関していえば、普段教えている時は、例えば30人くらいに向かって楽しませながら学んでもらうエネルギーを空間広く伝えるようにするが、動画レッスンだとカメラ一点に言葉や目線、声色をコントロールする感じだ。

当然ながら、ライブで教える時と映像で教える時の言葉の発し方や言葉数も違う方が良い事も体感できた。

基本ライブで教えるときは、僕が音を出すまでの時間だったり、余白の時間が見るものにとって楽しかったりもするし、一緒に受けている人達の大勢の中での集中力が相乗効果になったりもする。

そして生徒達の反応次第で着地点をいくらでも変えられ事も利点だ。


しかし映像だと基本1対1だ。

オンラインでもないので、反応も本当に分からない。

テンション高く伝えたい時こそ、より言葉の角を取らなきゃいけないし、雰囲気で伝えることが情報を薄れさせるという所がライブより顕著だと思いました。

結局40分くらいの振り付け動画、(大体1分くらいのコンビネーション)

に初回は撮影に3時間くらいかかってしまった、、、

その後の編集に2時間くらい、、

でも新しい感覚が身に付いたのでとても有意義な時間だった。


踊りを教えるという事はオフラインの印象だったが、オンラインの可能性も今更ながら体感できました。

ちなみに僕はオンラインレッスン はずっと前から賛成派です。


タイミングが今になり、それを体感できた事に改めてオンラインの可能性を感じました。


あ!


レッスン動画の作成なので、オンラインはまだでした。。


いつかオンラインレッスン をしましたら、感想を書きますw



最後に。



ライブと動画の共通点を一つ見つけました。

それはどちらも舞台や映像本番と同じくらいの気合いと心持ち、準備をして、受講してくれる人達に学びとエンタメを提供するという事です。

映像にも心が一番大事だと感じました。


このレッスン動画が宝塚歌劇団のジェンヌさん方に少しでもお役に立てられましたら嬉しいです。

そして、何よりもまた実際にライブで振付や教えをさせてもらう日を楽しみに頑張っていきたいと思います。



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