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#197 イーロンマスク(上)第32章~最後までを読んで 生産地獄ってわかるなーと初めて身近に感じた話

こんにちは!けーたです。

今日は、イーロンマスク(上)の第32章~最後51章までを読んだので気づきや学びなどを読書メモとして残しておきます。

平日、週末共になかなか、まとまった読書時間を取れない生活が4月から加速しており、睡眠時間の確保も怪しい感じでした笑

そんな状態だったので「イーロンマスク(上)(下)巻」2冊が読みたいけれども手が出せないという状態が約1か月続いておりましたが、今日でそれも終了

GWという機会を使って何とか上巻は読了しました!!過去のnote投稿はこちら(というか、昨日と一昨日の読んだ所までの投稿w)


今回読んだ範囲は時間軸でいうと2008年末~2019年までの物語でした。

話の中心がスペースXからTESLAのモノづくりのストーリー比率が高くなってきて、自分の社会人バックグラウンドであるクルマ造り(生産技術)とメチャクチャ近くなっています。

そのおかげで、この本の読書体験の中で初めてイーロンマスクの世界を身近に感じる事ができました。

工場立ち上げ時のボトルネックをイーロンマスクが常に現場に張り付きながら責任者を怒鳴り続ける光景を思い浮かべるだけでゾッとしました笑

この本の前半はイーロンマスクの生い立ちからプロダクトの種をどうやって目を出させるかの0-1のプロセスが描かれていました。

今回は読んだあたりは、1-10のフェーズがフォーカスされており、CEO×エンジニアの視点からプロセスをどう改善しプロダクトにFBするかなど本当によい気づきになりました。

という事で、ここからは気になった所などを中心に学びや気づきに触れていきたいと思います。


どんな人にこの本をおススメする?

この本全体としてはイーロンマスクというビジョナリーというか、これまでにない世界を造ろうとしている人の思考回路を覗いてみたいという方におススメかなと思います。

これが、本の中盤から後半にかけては、モノづくりの考え方の基本に立ち戻りたい方に是非おススメです。

全ては現場を見ればわかるし、過去に上司に言われた「原価は全ての工程を表している」って言葉も久々に思い出すぐらいヒリヒリ感が伝わりました。

もちろん、この本の冒頭から最後まで貫かれているイーロンマスクという特殊な人間を中心とした人間ドラマについて興味がある人についてもおススメです。慈悲がない、、、

まだ買っていない方で隙間時間の確保が可能な方は是非

頭に刻みつけておきたいフレーズ達

車の形を考えるデザイナーも手袋をはめ、車の組み立て方を考える技術者と一緒に手を動かせ

自分としてはこの考えにもちろん賛成です。ただ、びっくりしたのは、分業が進んでいるアメリカのモノづくりの中でもイーロンマスクが率いれば、こういう組織文化が作られるのだなという事に驚きでした。

ただ、これをやろうとすると、TESLAの従業員(幹部?マネジメント層?)の様に24時間週7日働くというスクランブル発信のようなことが起こる環境に耐えられる人でしか成立しないはずなので、この従業員たちの家族はどうなっていたのか?ということは気になりました。

もちろんある比率のイーロンマスク信者がいたとしても、大半はそこまでコミットメントが高かったとは思えないのでどうマネジメントしたのか?

ここのTESLAカルチャーの醸成の部分(現場レベルにまで浸透させる)をどう行っていたのか気になりました。

この本のなかでその点については言及されていなかったので。

繰り返しますが、スタイルデザインから工場のエンジニアまでが一つの大部屋みたいな所で即断即決でプロダクト、プロセス改善をCEOの脅しを受けながら笑 最大出力で回し続けるって最強だなと思いました。

アルゴリズム(第一戎:要件は全て疑え)

生産地獄から学んだ成果としてアルゴリズムとして学びを下記の様に定義している。目新しくはないけど、どれだけ徹底できるかだなと。

第1戎ー要件は全て疑え。要件にはそれを定めた担当者の名前を付すこと
第2戒ー部品や工程はできる限り減らせ。あとで戻さなければならなくなるかもしれないが、それでいい。
第3戎ーシンプルに、最適にしろ。これは第2戎のあとにやること
第4戎ーサイクルタイムを短くしろ。工程は必ずスピードアップ可能だ
第5戎ー自動化しろ。これは最終段階だ 一番の間違いはステップの自働化から始めてしまったことだ。

イーロン・マスク(上)P410から一部抜粋

自分としては第1戎の要件は全て疑え。要件にはそれを定めた担当者の名前を付すこと。これはいい考え方だなと思いました。

何でこうなっていますか?という質問にたいして、思考停止で「要件ですから!」という事が無くなる事がメリット。

それ以外にも要件化する際に責任をきっちり持つことが要求される。この仕組みがいいなと共感しかありませんでした。

もちろんデメリットとして、すべてを疑ってかかる分時間と労力はかかるのですが、、、そこは長時間労働を厭わない体制がカバーしてたのかな?

「病欠電話」ならぬ「富欠電話」

これは自分も気を付けなければならないと思ったので、このフレーズを取りあげました。

聞きなれない言葉である「富欠電話」これは、従業員が「病欠電話」に対して、ハングリー精神を失ったから会社を休みます、やめますという電話に対して使われている表現である。

自分に引き寄せてみると、学ぶことやチャレンジする事を忘れ、きつくなったら過去の栄光にタイムスリップしてコンフォートゾーンからでなくなっている事になるんだろうなと思いました。

自分の目標は生涯現役!寝食を忘れて貪欲に働くということを常にオプションのひとつとして挙げられるように心身を鍛えておく必要があるなど気づかされました。

まとめ

イーロンマスクの人生(世界を変えるような人物のストーリー)をなぞると本当に学びしかないなと思いました。

強烈な刺激を受けたので、同じ、ウォルターアイザックソン著の「スティーブジョブス」も読みたくなりました!!

とはいえ、まだまだ現在のイーロンマスクに時間軸が近づいてくる(下)巻があるので、GW後半の休みで一気読みして、休み明けからの仕事への取り組みに変化を起こしたいなと思います。

だれかの選書の参考になれば幸いです!

ではでは

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