何故ニンジャスレイヤー系の小説はメインストリームにならないのか?

このマガジンで個人的な一体何故?を置いておきます。今回は「何故ニンジャスレイヤー系の小説はメインストリームに何故ならないのか?」です。

知っている方も多いと思いますが、ニンジャスレイヤーというのは2010年からツイッターで連載されるという連載当初としては非常に斬新な表現がされたウェブ小説です。

なお、話をぶらさないため「ニンジャスレイヤー系の小説」の意味を「斬新な表現を目指したため、怪文章としか言いようのない文章で構成されている小説」と予め定義しておきます。
その上で何故「ニンジャスレイヤー系の小説はメインストリームにならないか?」を考察していきます。

反論できる事柄


まず、考察できる理由としては以下の二つあります。

1.ニンジャスレイヤー系の小説を書くためのサイトがない
2.ニンジャスレイヤー系の小説は需要がない


その上でこの二つの理由は反論できる材料があります。

1.ニンジャスレイヤー系の小説を書くための場所がない

これはまず有り得ないと断言できます。ならノベルスキーというMisskeyのソースコードを用いたツイッター形式のSNSがあり、そこで小説をニンジャスレイヤーみたいな形で投稿できるからです。
ただし、ノベルスキーはまだまだ知名度が低く、多くの創作者が目をつけていない可能性は大きいです。

2.ニンジャスレイヤー系の小説は需要がない

これもまず有り得ないと断言できます。人というのは基本的に斬新な物を求めます。その上で四苦八苦するのが普通の創作者です。

そもそも、一時期ニンジャスレイヤーは大規模なネットミームになっていました。さらに言えばメディアミックス展開も行われ、最終的には中途半端な形ではあるものの、アニメ化まで漕ぎつけました。なので需要がないとは思えません。

更に言えば、私もニンジャスレイヤー系の小説を書いたのですが、失敗作もある物の、全体的に非常に良い反応が得られ、需要そのものがあることは確認できました。

肯定できる事柄


次に、他に考察できる理由としては以下の物があります。

1.ニンジャスレイヤー系の小説を書きたがる創作者は少ない

その上でこの理由は肯定できる材料がいくつかあります。

1.ニンジャスレイヤー系の小説を書きたがる創作者は少ない

まず、一つ目に肯定できる材料としてはMisskey(ノベルスキー)に小説を投稿する人が全くと言っていいほどいないということがあります。検索して調べましたがMisskeyに直接小説を書く人が私一人を除いていません。

二つ目に肯定できる材料として私自身がニンジャスレイヤー系の小説を書く小説サイトを作って失敗したことがあります。実際に作ったのですが、全くニンジャスレイヤー系の小説を書きたがる人がおらず、大失敗しました。

三つ目に肯定できる材料としてツイッターで「小説の感想を書きます」と募集するとほぼ全部なろう系が集まってきて、ニンジャスレイヤー系の小説が全く集まらないということがあります。
実際に上記の小説サイトの宣伝がてらにやってみたですが、何故か全部なろう系でニンジャスレイヤー系の小説は全く集まりませんでした。

残った謎。何故ニンジャスレイヤー系の小説を書きたがる人が少ないのか?

ただ、ここで謎が残りました。「なら何故ニンジャスレイヤー系の小説を書きたがる人が非常に少ないのか?」ということです。

上に書いたように普通に考えて、創作物において人というのは斬新な物を望みます。なら斬新な物を作ろうと四苦八苦するのが創作者という物です。
にも拘らず、何故ニンジャスレイヤー系の小説を誰も書きたがらないのか、さっぱり分かりません。
少なくとも「ニンジャスレイヤー系の小説を書くのはエネルギーがいる」「99%の人が小説を趣味として書いており、なろう系のテンプレを書くのが楽」ということまでは考察できるのですが、にしたって「誰がどう考えてもニンジャスレイヤー系の方が売れるし、世間的にも遥かに評価される」はずで、その上でその選択を選ばない理由がさっぱり分かりません。

これに対して、何かしらヒントがあればいいのですが・・・。

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