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人を惹きつける映画のひみつ

ミッションインポッシブル3はオープンニングが素晴らしい。

オープニングでゆっくりスタートし徐々に没入していく映画もあるが、この映画は1秒で没入できるすごい映画だ。
私はこの映画をきっかけに監督であるJJエイブラムスに興味をもち、彼のスピーチをきっかけに人生が変わった。

映画のキーワードとなるが「謎」だ。
この謎が気になって、一気に世界に入っていく事ができる。また、謎のおかげで好奇心がわき、ワクワクした気分にさせてくれる。

私はこの謎や不完全な部分があるストーリーが好みだ。絶対に謎があった方が、深みが増すと信じているからだ。
映画の紹介をしながら、この部分についても話していきたい。

簡単に概要を話す。
ストーリー冒頭いきなり主人公イーサンが捉えられ、しかも何故か奥さんが人質になっているシーから始まる。いきない主人公が絶対絶命のピンチ。(JJエイブラムスは、スタートレックを監督したときも、LOSTのときも大ピンチのシーンからスタートさせている。人は、ピンチの状態に反応するようにできているかもしれない)

あと10秒でラビットフットのありかを言わなければ、女を打つと脅される。そして、明らかにイーサンはラビットフットのありかを知らなそう笑 (そして、そもそもラビットフットってなんだ?と話しが始まる)
絶体絶命のピンチ。カウントダウンはつづき、5,4,3,2,,,,あと最後1秒。
冒頭から、???が連続する展開に一気に惹き込まれる。

これを書くためにさっき見返したが、やっぱり惹き込まれていってしまった。
そして、お約束のそこからさかのぼること、〇〇日前のシーンに続く。どうやらイーサンは、結婚したようだ。スパイなのに結婚するのかという???も加えられる。

冒頭でいろいろ起こりすぎて、一気に目を話すことができなくなる。
どうなるんだろう?、今までどうだったのだろうと、わくわくすることが次々起こるからだ。

また、作戦を実行する中で見せてくれる魔法のような実行力も観ていて気持ちよくなる。
漠然と敵に立ち向かうのではなく、随所に「時間」を設定することで、惹き込んでいく。
タイムリミットというのは、できるかできないかわからないので、ハラハラした気持ちにさせる。

明らかに敵がたくさんいて、ここからどうやって脱出するの?というシーンで、

「作戦完了まであと60秒」

と伝えるイーサン。私は「え?60秒」と心の中でいつも思ってる。

「あとどれくらいでできる?」

という問いかけに対し

「2分かかるけど、1分でやれってことでしょ?」

という回答。

逆にできるの?と私の心の中の声。現実だったらできるのかなと疑問を持ちながらも、爽快な気分にしてくれる。ピンチが発生して、軽やかに解決して、またピンチがきて解決の繰り返しだから割と安心して観られるからだ。

仕事で切羽詰まっているときには、この映画を観て勇気をもらっていた。
こんな課題できない、もう時間がない、できない、、と嘆きそうなときは、イーサンから勇気をもらっていた。きっとイーサンならできるだろうと、想像するとできる気がしてきたのを懐かしく思い出した。実際はイーサンみたいにいかないが、余裕を持つ気持ちにさせてくれる。

ミッションインポッシブルⅢは、鑑賞というより体験に近い。こんな感覚になる映画は少ないのではないかと思う。

映画は先が予想できてしまうとつまらない

私は全てがスッキリするようなストーリーよりも、わからないことが一定量入っている話が好きだ。

そのほうが物語に奥行きを感じるからだ。
誰が言っていた忘れてしまったが、小説家の誰かが似たようなことを言っていて、それが考えの原型になっている。全ての伏線を回収してしまうと、お話がそこで閉じてしまうが、未完成の部分を作ることで全て閉じることが出来ず、広がりが生まれる。

不完全の美に通じるものもあるかもしれない。

その広がりを私は美しいと感じるみたいだ。
ミッションインポッシブルで感じる謎も私の物語を広げてくれる。

映画は毎日のように見ていた。夜にふと時間をみてまだ22時くらいだったら、映画を一本観て寝ようとするのが日課だった。やっぱり観ていると、こうなるのかな?と予想できてしまう映画が結構多かった。予想できてしまうと、物足りなさが出てしまう。

もちろん話の展開が映画の全てではない。ただ私は先の読めない物語を好んだ。私は映画を観ながら、きっとこうなるんだろうな、と予想しながら見ている。そこを超える展開を見た時に、カタルシスのような感覚を得る。あの感覚が私の面白さの厳選になっている。

また似たような感覚を味わいたいから、気に入った作品の作者や監督を調べて、その作品を全部観るのが私のクセだ。たぶんこの癖が始まったのは大学生の頃。その頃中谷彰宏さんの本にハマっていて、気に入った著者の本は全部読めと書いてあった。それから読むようになって、今は私の習慣となっている。

面白い映画の作り方から学ぶ人生を楽しむ流儀

MI3の監督はJJエイブラムス。
有名なLOSTの監督だ。よくよく調べると、ミッションインポッシブルがもともと好きでスパイのドラマをやっていたとのこと。エイリアスというスパイドラマ。私は早速入手しようと調べるがちょっとマイナーでレンタルショップでは入手できない。それでも諦めきれずシーズン6まであるがすべてDVDボックスを買った。

エイリアスも謎が次から次へと生まれ、物語とその世界に広がりを与えてくれた。
ずっと浸っていたい欲望を与えてくれる。

当然インタビューなども調べる。(インタビューでエイリアスのことを知った)
そしてTEDのスピーチがあることを知り、当然觀た。なんとそこで、エイブラムスは「謎」についてのスピーチをしてくれた。謎の魅力についての素晴らしいスピーチだった。

このスピーチの内容は私に大きく影響を与えてくれた。このスピーチとの出会いを通して、私は熱中するものに最近出会えた。なかなかそれに出会えなくて、無理だと思っていた。長い道のりだったが、原点はこのスピーチにあると思う。このスピーチで、彼の作品の面白さの秘密と創作へのヒントを与えたくれた。

このスピートの影響を受けて、次のように考えるようになった。

c。
現代人はこの環境を理解しなければならない。

調べれば大抵のことは何でもできる。大方の技術や知識は公開されているからだ。
映画を撮ろうと思えば、iphoneでプロ並みの映像を取ることもできるし、最近はAIが画像や映像を生成してくれるまでになった。当然やらない自由はあるは、理解はしておいて損はないと思う。

私は何かをやろうとするときは必ずYoutubeで調べてみる。特に、自分にはできないかな、向いてないかなと思ってことほどだ。もちろんプロレベルまでに昇華することは難しいと思う。だけども入門することは絶対に簡単だ。

私は中学校のときに、テレビでブレイクダンスをしているのをみてやりたいと思った。私が住んでいたところは田舎だった。ネットもまだ出たばかりで、当然動画はなく、図書館に行ってもなく、、という状況だ。それに比べ今は、調べれば一瞬でやり方は出てくる。
ビデオテープで一瞬の放送を何度も観る必要はない。

本当に情報は開かれている。アクセスしないのはもったいないと過去の体験から感じる。

私は最近ゴルフを始めました。Ⅰヶ月でそこそこできるようになったと思う。昔は本だったでしょうが、今は動画で無料で学べる。学び方を工夫すれば、楽しく入門することができる。

この開かれた情報のおかげで私は熱中したいものに出会うことができた。

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