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だが、情熱はある 【第11話・人は変わると思いますか?】

若林と山里、『たりないふたり』の物語

『たりないふたり』の半生を描いたドラマ

だが、情熱はある

の第11話です。

『たりないふたり』というのはオードリーの若林正恭と南海キャンディーズの山里亮太によるユニットの名前です。

ともにネガティブな性格で暗い青春時代を過ごし、売れてテレビに出るようになってからも相方の方が人気がある、いわゆる

じゃないほう芸人

としてコンプレックスを抱えていたふたり。

何か面白い化学反応が起きるかもしれないと直観した日本テレビのディレクター安島隆氏が二人を引き合わせます(ドラマの中では薬師丸ひろ子さん演じる『島貴子』という女性として描かれています)。

第11話のあらすじはこちらの記事で紹介されています。

大人になっていく若林と山里

ボクシングに目覚めるしずちゃん、山里の凄さに気付く

映画やドラマで活躍するしずちゃんですが、今度はボクシングに目覚めます。もともと身体能力に恵まれていたこともあり、ボクシングの実力がどんどん伸びていきます。

ですが、オリンピックにはあと一歩というところで届かず。
ボクシングに本気で取り組んでいた時、

ああ、山ちゃんはこれくらい本気でお笑いをやっていたんだな

ということに気付いたしずちゃん。山里に対してもう一度Mー1に出たいとお願いします。2016年、7年ぶりにM-1グランプリに出場した南海キャンディーズは準決勝で敗退、という結果に終わります。

それにしても、2004年にすでに2位になっているわけですから、普通はもう、M-1グランプリなんて出ようと思わないんじゃないでしょうか。
この2人がいかにお笑いに対してストイックかということがよくわかるエピソードですね。

本を書く若林、数多くのお別れを経験する

前回は春日さんが大活躍でしたが、今回は若林さんを中心に描かれていました。元々文才のある若林さんはダヴィンチの連載を持ったり、本を出したりといった方面で才能を開花させます。

また、今回、若林さんは数多くのお別れを経験します。

  • おばあちゃん

  • 父親

  • 谷ショーさん(マエケンさん)

次回予告動画でもこうなることは薄々気付いていましたが、果たしてどのように描くのか、気になっていました。おばあちゃんとは若林さんと楽しく談笑するシーンがラストカットでした。父親とはブックカフェで会話をして、『今、幸せ?』と聞く若林さんに対して、

死にたくないと思うくらい幸せだ

ということを若林さんに伝えます。そのシーンの直後、父親の葬儀が終わって家族3人(若林さん、母親、姉)で会話するシーンになりました。
そして、谷ショーさん。谷ショーさんの急死を伝える新聞の記事が映し出されました。

実際、前田健さんは新宿のパスタ屋さんで大好きなパスタを食べて、『美味しい』とツイートした直後に倒れました。オードリーの2人に大きな影響を与えた先輩芸人との早すぎるお別れでした。

今でもオードリーのオールナイトニッポンで前田健さんのお墓参りをした話や、ご家族に差し入れをした話を聞けることがあります。同じ事務所のはなわさんも、前田健さんのご家族と今でも仲良くしているようですね。

若林さんは様々なお別れを経験して、人生とは

合う人に会う

ということではないか、と書きました。誰とでも合う自分じゃないからこそ、『合う人に会う』ために今後も頑張ろう、ということです。同意しかないですね。ただ、若林さんは多くの『合う人』に既に会ってきたのではないでしょうか。

  • 春日さん

  • 谷口大輔さん(同級生で、mic株式会社の常務)

  • おばあちゃん

  • 智子さん(クレープ屋さんのライブを観に来てくれた人)

  • マエケンさん

  • はなわさん

  • 原口あきまささん

  • TAIGAさん

  • すずたり(佐藤満春)さん

  • 藤井青銅さん

  • 渡辺正行さん

  • 島さん(安島隆さん)

  • 山里亮太さん

  • ナイツ

  • 水卜麻美アナ

  • 星野源さん

  • そして、奥さん

山里亮太さんもそうですが、2人とも人の縁に恵まれていると思います。
そして、それは私たち一般人も同じかもしれません。
人は色々な人に助けられて生きているのだと思います。

来週は最終回『あしたのたりないふたり』です

全12回のこのドラマもいよいよ来週が最終回。終わってほしくない気持ちでいっぱいです。次回は2021年に行われたたりないふたりの解散ライブ

明日のたりないふたり

が描かれます。コロナ禍の中、無観客で行われた伝説のライブです。伝説過ぎて、映画館でも上映されました 笑
私も配信を見て感動したのを思い出します。

次回予告の中で気になるシーンが2つあったので少し触れておきます。

1つ目は来年、2024年に行われるオードリーの東京ドームライブについて触れていることです。これは驚きましたね。2023年まで取り扱うということですからね。

面白かったのは『オールナイトニッポンのライブである』ということを伏せていたことです。ドラマの本編ではオードリーがオールナイトニッポンのパーソナリティに抜擢されたことについて触れていたのに、来年行われるライブについては『オールナイトニッポンのライブである』ということは言わない。おそらく、

あからさまに宣伝になってしまうから

というのが理由かと思います。一応、ライバル会社ですからね(『だが、情熱はある』は日本テレビ系列、『オールナイトニッポン』はニッポン放送なのでフジテレビ系列)。未来のイベントの宣伝はさすがにできなかったということでしょう。

2つ目に気になったのは、このドラマ『だが、情熱はある』の放送が決まったことを発表したシーンが描かれていたことです。

若林さんと山里さんが2人で発表して、自分たちを演じてくれる役者さん(高橋海斗さんと森本慎太郎さん)がサプライズで登場するというシーンです。ここまで再現するのは凄いな、と思いました。

だが、情熱はあるの中でだが情熱はあるのことについて話すので、このドラマは現実なのかもしれない、という奇妙な感覚に陥ります。要するに、話が

循環している

という面白さがあるんです。因みに、『ドラマや映画の中で当該作品について触れる』という技法って昔からありますよね。フランス映画で使われているのを見たことがあります。

そうそう、Huluでは春日としずちゃんにスポットを当てたスピンオフドラマ

だが日常である

というのが配信されているようです。課金されますが、ここまで来たら観ようかな、と思いっています。

『だが』は東京ドームライブへの振りなのか?

オードリーは来年2024年2月18日(日)に

東京ドームライブ

を行います。

5月5日からはHMVでも配布が開始された告知用ステッカーは即日なくなるほどの人気でした。

私は5月5日の夕方あたりに新宿でもらおうかな、と思っていたのですが、時すでに遅し。東京ドームのように何日か配り続けてくれるものかと思ったのですが、見通しが甘かったですね 笑 

そして、6月3日からはTシャツやヘアバンドなどグッズの販売が始まりました!今度こそは無事、購入できました! 嬉

オードリーのオールナイトニッポンを聴くと、『だが・・』の話題が出てくるので、とても面白いですよ。

あ、あと、『だが情熱はある』はシナリオブックも発売されます。
必ず買おうと思います。

いよいよ来週は最終回。
来週も感想を書こうと思います。


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