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[閉鎖病棟入院日記14]退院の準備

医師から退院の話があった

私が入院している病院では週に2回ほど医師との面談があります。今回はその中でついに退院の話が出ました。

入院してからというもの、ほとんどの日で体調が良かった私は、「もう退院してもよい」と医者が判断してのことかもしれません。

薬の調整も結局ストラテラが夜の服用から朝の服用になって、頓服がリーゼからロラゼパムに変わっただけです。

精神科の治療としてはおそらく最低限のものしか行っていません。入院する目的が両親と距離をとって自分の考えを整理することであったので、ここまで治療が早く終わったのだと思います。

家族面談の日程が決定

医師との面談が午前中にあってから、午後に母から連絡がありました。ケースワーカーから家族面談の日程を言われたというのです。

医師からケースワーカーに面談の日程を調整するよう指示が飛んだのでしょう。

日程は約1週間後でした。その日に母が病院に来て、私の考えと母の考え、また医師の判断のもと退院の日程が決定します。

家族面談では退院後の生活についても話し合われるでしょう。

今は大学を休学している状態ですから、ここから復学するのかどうか、それとも休学した状態で働いてみるのか、2つの選択肢があります。

退院後の予定

私は退院後は働きたいと思っています。大学で嫌な勉強をひたすらやらされるよりも、まず一旦社会に出る方が勉強になると思うからです。

社会に出たことがないまま年齢が過ぎるのは流石にまずいことになると思いました。

退院後はまず元通っていた病院に戻りますが、そこで障害年金の手続きをしようと思っています。

おそらく社労士と医師と連携をとりながら申請を進めることになるでしょう。

その後はアルバイトのための準備をする予定です。最初から週5日フルタイムで働くのは厳しいと思っています。

まずは週2、3回のアルバイトから始めてみようと思います。

慣れてきたら労働時間を増やしたり、労働日数を増やしたりする予定です。

まだどのような仕事をするのかなどの詳しいことはあえて決めていません。

就職などは時の運にも左右されることがわかっているからです。

どこのアルバイトにも採用されないということはないと思いますが、それでも複数応募してみて自分に合っているところで働きたいと思っています。

一人暮らしは難しそう

入院する前は「一人暮らししたい」と思っていた私ですが、冷静に考えてみると一人暮らしの難易度は結構高いと思います。

まず体が健康で、常にお金が入ってくる状態をキープしなければいけません。家賃や生活費が実家に住んでいる場合よりもはるかに高くなるからです。

しかし精神疾患を持つ自分にとってはそれこそが難しい。まだ体調も完全に安定していない状態で無理やり一人暮らしを始めたところで生活が破綻することは目に見えているでしょう。

当分は実家暮らしを続けることになりそうです。

実家に住むということは両親の考えにある程度従う、もしくは影響されることを意味します。

私の両親は家の中でニートしていることを許してはくれないのでおそらく何かしらの形で働くことになりそうです。

「働く」もしくは「勉強する」の2択しか実家に残る方法はないのです。

実家に残る場合の問題点

ただ実家に残る場合の問題としては親戚付き合いがあることです。

お盆や新年など一年の節目で親戚づきあいをしなければいけません。

これは精神的な疲れを常に抱えている自分にとってはストレスになります。

まともに社会人をやれていないという点でも親戚の目を気にして生活しなければいけないことを意味します。

実家にいれば3食と寝る場所は与えられますが、そのかわりに人付き合いが増えるのです。

それとどう折り合いをつけていくかが課題だと思っています。

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