才能だと思っていたものは、努力の賜物だった。
20時35分。
ある方から着信がありました。
こんな時間に誰かなぁ?と思ったら、高校の恩師(バスケット部の顧問)M先生からでした。
私「もしもし~!お久しぶりです!」
M先生「久しぶり~。元気しとるんね?」
私「元気にしてます~!先生もお元気ですか?」
変わらずお元気そうなM先生の声にホッとする私。
私「今日はどうされたんですか?」
M先生
「いや、実は来週K子(私のひとつ上の代の先輩)の結婚式にいくことになってね?それでK子たちの代のメンバーの名前を確認しておきたいと思って」
なんとM先生。K子先輩の結婚式に出席するであろう教え子たちの名前を復習するために、私に電話をかけてきたのです。
他にも、
「当時のスタメン(最初に試合に出るメンバー)は、○○と○○と…」
「たしかあの高校には勝って、ここの高校には僅差で負けて…」
「K子と○○は付き合って…」←笑
と、当時の思い出話まで入念に準備しようとしてました。
…健気すぎる😭(語彙)
M先生は、もうかれこれ30年くらい母校の部活の面倒をみています。
送り出してきた卒業生は数知れません。
だから卒業生の名前と顔、エピソードまですべて覚えておくのは難しい。いや、現実的に無理でしょう。
それでも教え子としては、久々に会った先生に名前を覚えておいてもらいたいし、思い出話だってしたいですよね。
そんな教え子の期待を裏切らないために努力(前準備)をするM先生、さすがすぎる。一生敵わない。
昔から「M先生は教え子のことよく覚えているなぁ」と思っていたけど、それはこうした隠れた努力があったからなのだと初めて知りました。
そういえば約1年前、私の結婚式のスピーチをお願いした際も、圧倒的記憶力を披露されていて「この人、神様…?」って思ったけど、あれも努力の賜物だったのかな?
まぁ、そんなこと聞くのはあまりに野暮すぎるから、聞かないでおこう。
*
努力している姿を周りに見せず、誰よりも準備を怠らない。
そんな健気で愛に溢れたM先生を、私は尊敬しています。
終わりに
今回「健気」という言葉を使用していますが、ネットで意味を調べても私が認識している言葉の意味がでてきませんでした。
今回は「相手に愛情をもって尽くしている」という意味で使わせていただいております。
もしかしたら誤用かもしれませんが、今回はそのまま使用しました。
もし他に言い換えがあれば、アドバイスいただけると嬉しいです🥰
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