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ミステリが読めない

小さい頃から臆病でした。お化け屋敷とジェットコースターは絶対にダメ、ホラー映画どころか、テレビのCMでちょっと怖いドラマの予告が流れているだけでも目を背けていました。

唯一平気だったのがミステリ小説。あれ?タイトルと違うじゃん。。。

そう、昔は平気で読んでいました。そもそもミステリって人を怖がらせるものではないし…

ミステリを読み始めたのは、私の年代なら誰でもそうであるように、はやみねかおるの夢水清志郎シリーズから。その後、赤川次郎なら100冊以上読みましたし、シャーロックホームズも一通り読みました。東野圭吾や宮部みゆき、森博嗣は少しヒーヒー言いながら読んで、伊坂幸太郎はほとんど読んでます。最近ではダン・ブラウンのラングドン教授シリーズが大好き。

ここ数ヶ月、暇で本ばかり読んでるのは今まで書いている通り。今までミステリばっかり読んでいたので、逆にちゃんと(?)文学を読んでいこうとしており、全然ミステリを読んでいませんでした。


先日、久しぶりにダン・ブラウンの『インフェルノ』を読み始めたのですが…

冒頭で結構えぐかったり、ずっとラングドンが追われていたりでしんどくなってしまい、読み終えることができませんでした。ストーリー展開の楽しさよりも怖さが勝ってしまったんです。

その後、他のダン・ブラウンの作品を読んでみようとしましたが、急に怖くなって冒頭でリタイア。(大体冒頭で人が殺されます)

続いて、森博嗣の『ジグβは神ですか』も死体が発見されるあたりで怖くてリタイア。家に宮部みゆきや東野圭吾の未読もあるのですが、手をつけられていません…


なぜか急にダメになってしまいました。ミステリ。そんな怖くなくても、人が殺されるっていうだけでダメです。どうしてだろう…

読みたい気持ちはあるんです。勇気を出して、綾辻行人さんに初挑戦してみました。有名すぎる作品ですが『十角館の殺人』。

キャーキャー言いながら(ほんとに家で叫んでました。そんなに怖くないのに…)やっとのことで昨日読了しました。

どんでん返しでめちゃくちゃ評判が高いので、すごく期待してから読んでいたのですが、「犯人はこの人かこの人、どっちかだろうな…」と思って読んでいたら当たってしまい、拍子抜けしてしまいました。期待しすぎて逆にそんなに楽しめなかった…。

とにかく、久しぶりのミステリ読了でした。読めてよかった…これから少しずつリハビリしていこうと思います。

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