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香記をいただく

ゴールデンウイークに行った太宰府茶会で、香席に入った。

香席には執筆という人がいて、その席の記録をするんだけど、みんなが見ている前で筆で書いていくので、かなり緊張するんじゃないかと思う。

その記録紙は、当たった人のうち上席にいる人がもらえることになっている。

今回、うちのお茶の先生のところからは私含めて3人が参加して、みんな当たったので先生は大喜び。
けど、みんな末席にいたので香記はもらえなかった。

そしたら先生が「私が書いてあげるわよ」と。
昨日お茶のお稽古に行ったら、書いてくださってた。

先生は目を悪くされて、片方あんまり見えないようで、字が曲がってしまったから書き直すと言われていたけど、これで十分です!!と思っていただいてきた。

こんなのがさらっと書けたら素敵!!

右端に書いてあるのは、菖蒲香にちなんだ和歌で「五月雨に池のまこもの水ましていつれあやめと引きそわつらふ」

その下には、「玉垣・緑樹・煙雨・落花・袖ヶ香」という、今回出された5つのお香の名前が書かれている。

「菖蒲香之記」の後には、参加者の名前と回答。
お香では、女性の名前はひらがなで、「子」の字は省略して書くそう。
当たった人のところに「叶」の字が書かれている。

最後に日付と会場、香木を提供する人、点前をする人、執筆する人の名前が書かれている。

せっかくだから記念にと、こんなふうに書いてくださる先生の気持ちがありがたい。
裏打ちとかしてキレイに飾れないか考えようと思う。


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