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菖蒲香

今日は太宰府茶会。
色々な流派のお茶席と、香席が1つあって、好きな席2つに参加することができる。

うちのお茶の先生がお香を習いに行っていて、その先生が香席を持っているので行ってきた。
太宰府天満宮の文書館である香席に参加するのは今年で3回目。

去年は「花筏香」といって、三炉聞いて同じものかどうかを当てるというもので、初めて当たった。

今年は「菖蒲香」というもので、最初に試みといって「あやめ」の香を聞いた後、五炉回ってくるので、その中のどれが「あやめ」かを当てるというもの。

お茶のお炭の時に焚く香と違って、香炉の香りはものすご~くささやか。
繊細すぎて驚く。

お茶の先生は、香りのイメージで「若紫」とか「光の君」とか名前をつけて覚えておくそう。
そもそものところで、古典の知識がないとそんなイメージをすることもできない…。

そして、試みの香りと同じ気がする…全然違うな…と次々聞いていくうちに、試みがどんなだったかぼんやりしてきてしまう。
なかなかに難しい。

けど、なんと今年も当てることができた。
よくわからないなりに、当たると嬉しい。

お香の世界はどれも和歌と関連づけられていて、菖蒲香の歌は
「五月雨に池のまこもの水ましていつれあやめと引きそわつらふ」
というもの。

所作一つとっても、お茶とはまた全然違って、とっても雅やかな世界だなぁと思う。

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