やまもとさとこ

社会教育に関するお仕事をしています。プライベートではお茶のお稽古を楽しみながら、毎晩食…

やまもとさとこ

社会教育に関するお仕事をしています。プライベートではお茶のお稽古を楽しみながら、毎晩食後に抹茶を飲む日々を過ごしています。着物も大すき。NPOでも活動していて、色々な人や地域とつながりながら、学びと実践を続けていけたらと思っています。

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映画館への道のりは遠い

映画館で映画を観るという経験が数えるくらいしかない。 じゃあ金曜ロードショー的なもので観るのかというとそんなこともないんだけど。 この前映画を観たのはいつのことだったか。 北九州に越してきてからは一度も映画館に行ってないから、少なくとも5年以上行ってないことになる。 観たい映画がないわけではないけど、機会があったら行こうと思ってるうちに時間が過ぎて、上映期間が過ぎてしまうことが多い。 前の上司がちょくちょく映画を観に行く人だったので、生活の中に映画という要素がまったくな

    • 紙の墓標

      先日の生涯教育実践研究交流会でたくさんいただいてきた三浦清一郎先生の本。 その中に高齢期をどう生きるか的な本が何冊かあったので、実家に持っていったところ、両親は笑いながら読んでいて、「順番に読んでいこう!」と楽しみができたようだった。 つい人に話したくなるような短歌とかセリフがおもしろいみたい。 そして字も大きめで読みやすいのもいいらしい。 「講演もおもしろかっただろうねぇ」と母が言うように、歌ったり笑いを取ったり、漫談のような講演は高齢者に人気だったし、若い人も笑って

      • 子どもも大人も楽しめる

        今日は地域のちょっとした集まりがあって、何かお楽しみ企画を考えなくてはいけなかった。 60代~80代の女性が数人。 60代はいいとして、80代の人にあんまり難しいこともさせられないし…と悩ましい。 去年はセルフラミネートシートとシールを使って栞づくりをしたら、子ども騙しみたいでどうかと思ってたのに、すごく喜んでもらえて好評だった。 何がツボかわからないから難しい。 考えた末に今回は、うちのNPOのリーダーが「あそぼうさい」のネタとして作った「ダイバーシティかるた」をする

        • 生涯教育実践研究交流会

          今日は「中国・四国・九州地区生涯教育実践研究交流会 第41回大会」があって、篠栗の福岡県立社会教育総合センターへ。 会場は4つの分科会に分かれていて、午前・午後各会場で3つずつの事例発表が行われるので、自分が聞きたい会場を選んで移動していく。 午前中は分科会の司会をすることになっていて、好きなところに行くわけにはいかなかったけど、自由に回れたとしてもこの発表を聞きにきただろうなぁと思う内容だったから、ラッキーだった。 1つめの発表は、ながさき若者会議・あいらしくプロジェ

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          前向きな話し合いは楽しい

          今日は急な講座の打合せが2件。 1件は、今からだったら!という連絡があって急遽打合せ場所に向かい、もう1件は、今日行く予定があるから午後だったら!という連絡があって用事のついでに寄ってもらった。 普段はこんな急に予定が入ることはほとんどないんだけど、どちらの講師もものすごく忙しい人で、なかなかスケジュールの調整ができなかったし、今を逃したら次がいつになるかわからなかったので、できて良かった。 1件は来週末からスタートする講座で、受講生もほぼ出そろったところで、どんなふうに

          前向きな話し合いは楽しい

          暖冬の影響だったとは

          去年の秋、うちのマンションで突然カメムシが大量発生。 10年以上住んでいるという人も初めてのことだと言ってた。 それまでカメムシ自体そんなにお目にかかったことがなかったので、突然の大群に恐怖しかなかった。 うちの父が駆除して、その後見かけることはなかったけど、この春やたらとカメムシ大量発生のニュースが目につく。 新聞のコラムにも、秩父ではカメムシを「わっくさ」と呼ぶという記事が載ってた。 世の中が注目のカメムシ。 どうやら暖冬で冬を越してしまったらしい。 オソロシイ…。

          暖冬の影響だったとは

          その一歩が大事なはず

          今日、職場に聴覚障害の方が来た。 掲示していた講座チラシの講師を知っていたようで、チラシがほしいとのことだった。 その方は口話もわりと聞き取りやすくて、私の口形も読み取って理解してくれたし、ほんの少しだけど手話もわかったので、コミュニケーションは成立した。 けど、もっと手話がちゃんとできたら、もっとスムーズにコミュニケーションが取れたのにと残念でならない。 10年くらい前に公民館でバリアフリー講座をやって、視覚障害の方と聴覚障害の方を講師に呼んだのをきっかけに、手話の講

          その一歩が大事なはず

          『間の悪いスフレ』

          近藤史恵の小説『間の悪いスフレ』 「ビストロ・パ・マル」シリーズの第4弾が出ているのを知って、図書館で借りてきた。 下町の小さなフレンチレストランを舞台にしたシリーズもので、シェフの三舟さんがレストランで起きるちょっとした謎を解いていくお話。 表題作の「間の悪いスフレ」を含む7つの連作短編集。 1話が20~30ページと短くて、謎自体もそんなに重めのものもなく、さらっとしていて読みやすい。 自分の知っていることや世界がすべてと思ってしまって、行き詰ったりモヤモヤしたり。

          『間の悪いスフレ』

          香記をいただく

          ゴールデンウイークに行った太宰府茶会で、香席に入った。 香席には執筆という人がいて、その席の記録をするんだけど、みんなが見ている前で筆で書いていくので、かなり緊張するんじゃないかと思う。 その記録紙は、当たった人のうち上席にいる人がもらえることになっている。 今回、うちのお茶の先生のところからは私含めて3人が参加して、みんな当たったので先生は大喜び。 けど、みんな末席にいたので香記はもらえなかった。 そしたら先生が「私が書いてあげるわよ」と。 昨日お茶のお稽古に行った

          香記をいただく

          釣釜の炭点前

          今日はお茶のお稽古。 釣釜はいつも1ヶ月しかできないから、今年は少し長めに今日までお稽古して、次回から風炉にしましょうということに。 今日はお炭のお稽古をさせてもらった。 釣釜の時は炉に五徳がないから、濡れ灰を撒きやすい。 そして、同じ炉でも五徳がないと、炉壇の中の景色が全然違うなぁと思う。 釣釜は鎖がゆらゆら揺れるし、釜を外す時に安定感がなくて、扱うのにドキドキする。 少し違うだけで戸惑って、いつもやっていることができなくなったりするから難しい。 でも今日は火がよく熾

          釣釜の炭点前

          一緒に笑い合える場があることが大切

          今日はNPOの総会。 リーダーがnoteでメンバー以外にも参加を呼びかけたら、3人参加してくれた。 うち2人は学生で、日頃から「あそぼうさい」で一緒に活動している「好きっちゃアカデミー」の主要メンバー。 あそぼうさいは学生の力に大きく支えられている活動なので、こうやって総会の場にも来てもらえるのは嬉しいし、良いことだなと思う。 2人とも県外から市内の大学に来ている子たち。 卒業後は北九州方面で就職することを考えているそう。 NPOの活動に参加して、市内の色々な地域に行っ

          一緒に笑い合える場があることが大切

          良い学びの場を見ることも学びになる

          今日はNPOの活動があって、市内の県立高校へ。 うちのリーダーが、高校の探究学習という授業の講師をすることになったので行ってきた。 探究学習は、SDGsについて学んだ後、クラスも超えて興味のある分野に分かれて、グループごとに学びを深めていくものらしい。 講師で呼ばれたのは、防災がテーマのグループ。 避難所運営について考える班と、幼稚園児向けの防災について考える班の2つに分かれていた。 こういうのも自分たちで考えて決めるらしい。 今どきの高校の授業ってこんなこともやるんだ

          良い学びの場を見ることも学びになる

          奇跡のカンパネラ

          先日、ピアニストのフジ子・ヘミングが亡くなったというニュースを見て、昔買ってしまい込んだままになってたアルバム『奇跡のカンパネラ』を出してきた。 フジ子・ヘミングの演奏を生で聴いたのは一度だけ。 10~15年くらい前のことだったか、池袋で動物愛護チャリティーコンサートがあるということで、子どもの頃からピアノを習っているという知り合いを誘って行ってきた。 チャリティーコンサートで、お手頃価格だったこともあって、曲数も少なめだし、「ラ・カンパネラ」は弾いてくれないかもね、と言

          奇跡のカンパネラ

          仮面も一面

          連休中にあった太宰府茶会の合間に、九州国立博物館に立ち寄った。 企画展を観る時間はなかったので、1階のミュージアムショップをぶらぶら。 企画展にちなんだ商品の中に、「花個紋」についての本があった。 花個紋って何?と思って見てみたら、366日それぞれに四季の花をあてはめて表した紋のことらしい。 私の誕生日の紋は「菱に花浜匙」というのだった。 花浜匙はスターチスのことだそう。 何人か知り合いの誕生日を見てみたら、まさに!ぴったり!!と思う人がいたので、本人におしらせしたら、

          『自分のために料理を作る』

          自炊料理家、山口祐加さんの『自分のために料理を作る 自炊から始まる「ケア」の話』 実家から徒歩1分以内のところに引っ越してきて6年目。 毎月食費を納めて3食実家にお世話になる生活を続けているので、料理は全然しない。 じゃあ東京で1人暮らしをしてた時に自炊してたかというと、ほとんどしてない。 自分の中で料理に対する優先順位が低いんだろうけど、仕事して帰ってきて、自分のために料理をしようという気持ちにならなかった。 学生の時はお金もないし、それこそ適当に作って食べてたのに、

          『自分のために料理を作る』

          且坐のお稽古

          今日はお茶のお稽古。 先生のご友人の方たちがいらっしゃるということで、いつもよりも人数が多いから、且坐(さざ)をしましょうという話だった。 且坐は、表千家七代、如心斎のときに制定された七事式という式法の一つ。 正客が花を入れ、二客が炭をつぎ、三客が香をたく。 東(亭主)が濃茶を点て、半東(亭主の補佐)が薄茶を点てる。 くじを引いて役割を決めることが多いので、みんなが同じようにどれもできないといけない。 なので人数がいるからできるというものでもなく、滅多にする機会がない。