見出し画像

ONがあってこそのOFF

今年も気がつけば師走。
先日、今年最後の大きな仕事が終わりほっと胸を撫で下ろしている。

私の1ヶ月は、年間購読しているファッション誌が届く度に知らされる。
また1ヶ月が過ぎ去ったと。
そして、封を開けないまま、また1冊積まれていく雑誌。

それを気付かぬふりをしながら忙しい毎日を駆け抜けていく。
“読む気にならない”
大好きだったそのファッション誌さえ、普段ファッションに囲まれた仕事をする私には疎ましく感じた時があった。

そして、今月、いや今週になってその積まれていた雑誌たちに手を伸ばす。
“読みたくなった”
楽しくワクワクするページがそこにはあって、読み終わる頃にはドックイヤーされたページが沢山。

ゆとりのある生活
がもてはやされる昨今。
現代の女性には少し窮屈な言葉じゃない?
仕事に邁進するキャリア女性も、子育てに奮闘するママ達にも。

ホッとする時間に幸せを感じるのは、きっと慌しい毎日と戦う毎日があるから。
そのONとOFFとの狭間にできるギャップが小さな幸せを作ってくれるのではないかと感じる。

今年もよく頑張った。
いや?今年は本当によく頑張った。
そんなことを自分に言い聞かせて、
大好きなファッション誌とホットティーに、そして頭から離れない早く形にしたいデザインと過ごすゆっくりとした平日の午後。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?