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1人で過ごす無の時間

今の仕事が落ち着いたら、絶対に1人で行こうと決めていた場所がありました。

パリオペラ座展。
パリへは3度訪れたことがあります。
そして必ずオペラ座ガルニエ宮へ足を運ぶことが定番でした。

宿泊するホテルもいつもと同じ、その界隈は地図を見ることなく散策が出来るほどになっていたコロナ前のパリ旅。

忙しなく過ぎていく日々、数日先から来年のスケジュールまで埋まっていくスピード感にどこか焦りを覚えていた私は、一仕事が落ち着いた今にそっと1人でアーティゾン美術館という東京駅近くの美術館へ足を運びました。

美術館は昔から好きでした。
明るいモダン美術館も、照明が調整された静かな美術館も。美術館という空間が好きです。

そこは私を無にする場所。

もちろん、作品を鑑賞し、そのたびに頭によぎる感情はあるのだけれど、慌しかった脳内がふと静かになる。
この感覚が好きなんだと思います。

見るものは、絵画でも、ジュエリーでも、ファッション展でも何でも好き。

クリエイティブ活動とまで大それたことではなく、無になる場所を求めて、そこからまた新しいインスピレーションを求めて。

来年は今年よりもそんな場所を探していこうと思います。

6年前に訪れたオペラ座のシャガール天井画。
ガルニエ宮の内部。自身で撮影したもの。

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