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那須塩原市の那珂川河畔公園は、お散歩が楽しくなるところ

那須。
といえば、車で来た観光のお客さんはおされなカフェやレストラン、お土産やお菓子のショップ、動物関連の施設(動物園や牧場)などを求め、まず那須インターチェンジを降りて、そのまま那須街道を山の方に向かっていくことでしょう。

観光地那須として素敵なところがたくさんあるのは那須町の方ですが、那須塩原市にも温泉や観光地がたくさんあって、でも何より、素敵な公園が何ヶ所もあるのです。

まずはバリアフリー

市街地(人の手入れが行き届いていてフラットな場所)にある、そこそこ大きな、車イスで入れて犬OKで、自然豊かで景観よろしく、入場無料で駐車場も広くて車イス駐車スペース車イストイレもきちんと備えた公園、は5、6か所あります。

イチオシは『那珂川河畔公園』です。

桜の季節の日曜の夕方。桜がきれいです

広すぎず狭すぎず、植物も水の流れも美しい。
園内の道が全てフラットなので車イスはもちろん、ベビーカー、酸素ボンベカート、など、弱者が使う車輪全てが問題なく公園を一周できます。
トイレもきれいです、車イス用ももちろんあります。

人が少ない一瞬を撮りましたが桜の時期は結構人多いっす

厳密に言うと、細かな問題は多々ある・・、例えば、駐車場側公園入り口。歩道に上がるとき3、4センチ段差があってバリア。
一応入り口は歩道ブロックを切ってありますが、これ自動車用なんだと思います。3〜4センチ厚みのあるスロープブロックのため、ここが車イスなどの小さい車輪はどうしても引っかかる。
上腕がしっかりできている手動車椅子ユーザーや、YAMAHAとかSUZUKIの電動車椅子ユーザーなら大丈夫だと思いますが、、

連れ合いの車椅子がメチャクチャ華奢で、駆動輪を段差に噛ませるバック走行でも乗り越えられず、いつも入り口で四苦八苦してます。
(コレ。 ↓ ↓ ↓ 多分中国製)

他にもミズバショウを鑑賞できる木道がバリアフリーではありません。本当に惜しい。しかも所々木が傷んでいるので、そのうち立ち入り禁止にならないか心配してます。

この木道が惜しい・・めっちゃきれいな場所なのにバリアフリーじゃない!
まぁたいてい自然が多いところはバリアが多いのですが・・・

もちろんフラットな入り口は他に何箇所かあります。U字の車止めが立っているため車椅子には多少入りくいかもですが、そちらは段差の問題はありません。

歩けても長い歩行に自信がない人もいるでしょう。
広くて腰掛ける場所もない公園も多いと思いますが(膝が曲がらない人は下の芝生などにお尻を下ろせないでしょ?)、
安心してください、園内にはそこここにベンチが! 足が痛くなったり体が疲れたら、ゆっくり休んでくださいませ。

つい声を上げちゃう障害の人も、杖をついている高齢の方も、歩き初めたばかりくらいの小さな子も、老いや障害で歩けなくなったわんこはカートに乗って、歩けない猫はリードと抱っこで、そんなふうにして、多くの人々と犬と、まれに猫が、散歩してます。


わんこも楽しそう

この公園は犬OKなので、ここに犬を連れてくると、犬友ができます。
犬会議も中央の広っぱでやってます(犬同士が追いかけっこや、くん活で、何らかの情報交換をやっている模様。飼い主さん同士はお互いをよく知らないけど、犬が楽しそうなのでなんか集まってしまう)

池に花筏。なかなかきれいでしょ?

入口に売店があって、甘いものや軽食が食べられます。アルコールもあったな、たしか。

売店のベンチ。人も犬もおやつタイム。売店の方もとっても親切で犬にも理解があります


那珂川の河川敷でも人々は憩う


河畔公園を出てすぐのところが那珂川です。土手には桜並木があります。
ここは車イスは厳しいかなぁ。
土手に上がるのに、階段がない場所があるにはあるのですが、イマイチ入りにくい。

那珂川の河川敷の方もきれいです。川の流れがすぐの場所に見えて老若男女問わず、この流れを前に黙して佇む人をよく見かけます。
何だかわからないけど癒されているんだろうなぁ。
ただじいっと、川面を見ているんです。

写真左が河畔公園、右が那珂川。遠くに那須の山々。ここは土手の桜並木
散り際がいいのです。この写真では右が河畔公園になります


ちなみに那珂川沿いに少し歩くと河川公園というのもあります。こちらは犬NGです。
キャンプ場ですが、一般の人もお散歩などで入ることができます。枝垂れ桜が素晴らしいです。

河川公園の枝垂れ桜(道路右側奥の方)並木。犬は入れないので外側をお散歩。
写真には写っていませんが左側に那珂川の流れがあります


これらの場所で私はどれほど癒やされたかわかりません。
テツのリードを持ったまま、川の流れをじっと見つめて、自分の病気や障害や、ガンを患ったテツのこと、自身の今後の人生を「どうしたらいいのかな」って思い詰めたことがたくさんありました。

『ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし』
国語の時間に習った方丈記の初めの一節を、思い返しつつ。

ちなみに今は、人生が110度くらい変わってあまり黄昏れなくなりました。
(だからnoteも始められたの〜)


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