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2023年、上半期推しボードゲーム ベスト10 (第5位〜第1位)

前回の続きです。
まだ読んでない方は下記からどうぞ。

さあ、ついに2023上半期ベスト5の発表ですよ♪
(あくまで個人の主観です)


第5位、リッチ&グッド 大勝負

カルロ・ロッシの2008年発表作品。今年、サニーバードさんから日本語版が発売され、プレイさせていただくことができた。昔の株ゲームらしいあっさりとした外観からはその面白さが全く伝わってこないのが最大の弱点だと思うが、これが非常に面白かった!

プレイヤーたちは6種類の株券を購入した後、株価を操作して上げたり下げたりする。ただそれだけなのだが、面白いのは隣のプレイヤーと株操作のカードを共有できることだ。

例えば、赤の+6カードが手元にあるならば安いうちに株券を大量に買っておき、のちに株価を急上昇させて売れば大儲けできる。しかしこの情報は隣のプレイヤーも知っている訳で、この時に隣のプレイヤーが協力して2人で大儲けするのか、はたまた裏切って株価を暴落させて損をさせてくるのか分からないw

そこの駆け引きが奇妙な緊張感と爽快感を生み出しており、非常に楽しかった。また慈善事業に寄付金を出しておかないと最後に脱落するシステムも最高!


第4位、ダーウィンズ・ジャーニー

「進化論」を提唱したチャールズ・ダーウィンが、1831年から行ったビーグル号による航海がテーマ。デザイナーはルチアーニ&マンゴーネのニュートンコンビ。

基本システムはワーカープレイスメントで非常にシンプルな作りなのだが、封蝋を獲得することでワーカーが成長するシステムが非常に面白く、またアクションスペースに制限のあるところが憎らしい。

次々と新しい生物を発見し博物館に発表する達成感もあり、テーマとシステムがとてもマッチしていて非常に満足感の高い一作だった。


第3位、サンダーストーン・クエスト

ドミニオンに代表されるデッキ構築ゲームの一つの派生として特に海外で人気のある「サンダーストーン」の最新シリーズ。今でも最新拡張がリリースされているのだが、基本セットをようやく遊ぶことができ、非常に面白かった。

ファンタジーRPGよろしく、プレイヤーは村の冒険者ギルドでパーティを集い、3階層のダンジョンに潜むモンスターを討伐していく。これがデッキ構築ゲームとして非常に上手く表現されており、徐々に強くなっていく拡大要素はRPG感があり、とても楽しい!

シリーズ初期の「サンダーストーン」は日本語版が発売されていたようだが、今作は日本語版はないのが非常に残念。少しずつ日本語化して遊んでいきたい。


第2位、チャンピオンズ・オブ・ミッドガルド

2015年発表のダイスファンタジーゲーム。
邦題は「ミッドガルドの王者たち」かな。日本語版はなく名前も聞いたことのないゲームだったが、海外では人気なのか、ダークマウンテン拡張、ヴァルハラ拡張と2つも拡張セットが発売されている。BGG overall ランキング 122位(2023/7/4現在)と知る人ぞ知る面白さ。

プレイヤーはヴァイキングのリーダーとなり、街で剣士(白ダイス)、槍兵(赤ダイス)、斧兵(黒ダイス)を招集し、トロールやドラウグル、海からのモンスターたちと戦い、街を守る。と言っても協力ゲームではなく、最終的に栄誉点の多いプレイヤーの勝利となるため、必死でたくさんのクリーチャーを倒すのが面白い。

ダイスによる運要素は強いのだが、数でカバーすることもできるし肉や木といったリソース管理の要素もあり、アメゲーとユーロが絶妙に融合したようなゲーム感(異論は認める)が超好きなのだ。

プレイさせてもらった夜に米アマで即購入したほど気に入っており、今は少しずつ日本語化して子供と遊んでいる。


第1位、ヒート

Days of Wonderから出版された1〜6人対応のカーレースゲーム。日本語版はホビージャパンさんが出版してくれた。1960年代をモチーフとしたアートワークは非常に雰囲気が良く、ダイスではなくカードのハンドマネジメントでカーレースを表現したのは見事。

特にヒートカードの使い方が重要で、勝負どころのコーナーでヒートカードを使ってオーバーテイクする瞬間はとても興奮した。またガレージモジュールによるレースカーのカスタマイズや、天候モジュールによる路面の変化などやり込み要素も満載。

アドレナリンシステムやスリップストリームにより後続車がオーバーテイクする機会も多く、多人数レースゲームとしての面白さをしっかりと備えているところが特に気に入っており、モータースポーツが好きなら子供から大人まで幅広く楽しめる傑作だと感じる。



いかがでしたか?
結局、ファンタジーRPGとデッキ構築が好きなんでしょ?と言われると、言い返す言葉もないが、そこは個人の趣向によるところが大きい気はする。

まあとにかく上半期の新作としては、ヒートが一番のヒ〜ットw

おあとがよろしいようで。


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