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020: アルケミスト

浜松ボードゲーム会の最後は、以前からプレイしてみたかったアルケミスト。2007年ドイツ年間ゲーム大賞推薦リスト入りを果たしたこの作品は、一体どんなプレイ感なのか楽しみにしていた。



ゲーム概要

錬金術師たちがレシピを競い合うゲームで、5種類の材料(キノコ、ドラゴンの血、トリの足、クモ、トロルの目玉)を使ってレシピを作成し名声点を獲得する。手番にはレシピの作成、他のプレイヤーのレシピを使う、または材料を補充する3つのアクションから1つを選択する。

レシピの難易度と報酬のバランスが重要であり、次のレシピの計画性も必要となる。5種類の材料のうち3種類が尽きたらゲーム終了。最も名声点の多いプレイヤーの勝利となる。


レシピ作成が悩ましい

今回は4人プレイで遊ばせていただいた。赤の私が先手番。最初は全く手探りな感じでよく分からないので、まずはトロルの目玉、トリの足、クモを使ったレシピを作成。名声点は中央の5点とした。

レシピを作成した私は5点を獲得。しかし、自分はこのレシピを使うことは出来ない。これが良いのかどうかも全く分からない不思議な感じだ。


担当の材料をバレないように消費する

ゲーム開始時、秘密裏に各プレイヤーは1つの材料を担当する。ゲーム終了時に担当の材料が少ない順に名声点が与えられるため、出来るだけ自分の色のキューブが消費されるようにレシピを作っていきたい。

今回、私は緑のキューブ(ドラゴンの血)を担当することになった。他のプレイヤーにバレないようにこの緑を消費させるのだ!

材料が使用された順位により名声点が与えられる


高得点コンボを見つけ出すのが面白い!

やっぱりよく分からないが、とにかく緑を消費する高得点レシピを作成することにした。緑2青1橙1=7点のレシピだ。これでどうだ!

と、思っていたら紫のプレイヤーが灰2黄1青1=9点の超高得点レシピを作成。しかもその隣には橙1黄1=3点+灰1青1のレシピを作成しており、このレシピで灰と青を量産すればかなり高得点が狙える状況に。

この後、全プレイヤーがこの高得点コンボに気付き、このレシピに群がるようになった。紫プレイヤーはちょっと頭を抱えているように見えたw


結果

高得点レシピを上手く利用できた私はトップで3種類の材料がなくなりゲーム終了フラグに。後は材料の残りを確認して、緑(ドラゴンの血)が1番に消費されていたら勝利もあり得る・・・。

しかし、衝立の向こう側に緑を残しているプレイヤーが多く、結果は65点の2位。1位は74点だった。残念。


感想

今回の満足度:8点(10点満点)

とても斬新なシステムでプレイ感も独特で面白かった。
何をどうすれば勝ち筋なのか全く分からないまま終盤になった気もするが、それも含めてこのゲームの魅力なのだと思う。

作ったレシピを自分は使えない」というルールがとても効いており、これがなければ必勝レシピコンボなどが研究されるのだろうが、使えるレシピは相手次第というところが一期一会、唯一無二のゲーム展開を生み出しており、思い出になる気がする。

これは面白かった。また色々なメンバーで遊んでみたい。


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