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022: ティカル

長男ショーンと今夜は何のゲームで遊ぼうかと考えていたら、彼はまだティカルを遊んでいないことに気付いた。自称「豊橋のティカル隊長」として、これは由々しき問題だと勝手に危機意識を感じたので、今回はティカルを遊ぶことにした。

勉強していた次男ルイージも誘って3人プレイ♪


ゲーム概要

ヴォルフガング・クラマー(Wolfgang Kramer)とミヒャエル・キースリング(Michael Kiesling)の黄金コンビが2000年前後に手掛けた名作「怖い顔三部作:ティカル(1999年)、ジャワ(2000年)、メキシカ(2002年)」の一つ。

マヤ文明のティカル遺跡を発掘するテーマで、1999年のドイツ年間ゲーム大賞ドイツゲーム賞のダブル受賞という名誉に輝いている。なおルールなどの詳細は私のボドゲーマのレビューを参照して欲しい。


ガチャ感が楽しい通常ルール♪

Sato39赤、ショーン青、ルイージ白の3人プレイ。
ショーンが初プレイのため通常のルールで遊ぶことにした。

A〜Gまでのへクスタイルを捲って、神殿や財宝が出るたびに一喜一憂する。財宝が出たら自分に有利な所に配置し、広場が出たら適当に配置する。うん、このガチャ感がティカルの醍醐味だよなぁ、楽しい♪
なお上級ルールでは、人数分のタイルを並べて勝利点で競りをするガチゲーとなる。

中間得点計算である火山は全部で3回出現する。最終得点計算時も含めると4回の得点計算を行い、最も勝利点の多いプレイヤーの勝利となる。

序盤、お互い一つずつの神殿を発掘する展開となった。財宝を引いたルイージと私は積極的に財宝を取りに行き、ペアを作る形にしたところで一つ目の火山が出現した。

大体、2箇所の神殿のマジョリティをとることで1〜2点程度の点差のみ。財宝ペアを作っていた私がトップを走る形となった。そういえば、初めてティカルをプレイした時は、ここから他のゲーマー達に叩かれまくって失速したなぁ。今では良い思い出w


コンポーネントが素晴らしい!

ティカルは1999年にオリジナルが発表され大賞を受賞しているが、今回遊んだのは2016年にフランスのスーパーミープル社がリメイクしたバージョン。神殿駒がタイルではなく立体物となっており、非常に臨場感があって素晴らしい。

正直、箱絵はオリジナルである翡翠のマスクの方が素敵なのだが、中身のコンポーネントは断然こちらの方が良い。今回は先日セリアで購入した火山オブジェクトも初お披露目だ。ゲームには全く必要はないが、よりジオラマ感が出るのでおすすめ。

(セリアではなく、ダイソーでした。申し訳ありません。)


テントの配置が悩ましく面白い!

1回目の火山が出ると、そろそろテントを置きたくなる。できるだけ神殿の近くに設置してゲームを有利に進めたくなるのだが、この配置の駆け引きが非常に熱い!

まずショーンが上方向に伸びる形でテントを設置。引いた神殿タイルを独占する形に上手く仕掛けられた。慌ててこちらもテントを張るが、後から思うと隣に火山もありアクセスが悪く、あまり良い配置ではなかった。

ルイージはあまり良い場所が残っていなかったのか、テントは張らずに財宝獲得に精を出していた。この辺りの戦略性も個性が出て面白い。


財宝のセットコレクション要素も大事!

財宝は1つでは1点しかないが、2つ揃えると3点、3つ全て揃えると6点と高得点になってくる。早めに揃えると、毎回火山の得点計算で有利になるので出来るだけ集めておく方が良い。

今回は翡翠のマスクを2つ簡単に揃えることができ、もう一つをルイージが持っていたので強制的に交換アクションを行い序盤に3つ揃えることが出来た。これで毎回6点獲得だ。すまん、許せルイージw


ゲーム結果

ゲーム後半、5点の神殿、6点の神殿を引き当てた私は、自分のテントの近くに神殿を配置することに成功。ショーンが隊長駒(3人分)を派遣して邪魔してきたが、テントの優位を生かして神殿のマジョリティを守りきった私がトップを維持した。

そして全ての地形タイルを並べ終わり最終得点計算。
神殿のマジョリティを諦め、財宝集めに奔走したルイージは104点
私を妨害する形で神殿を支配しにきたショーンは132点
ショーンとルイージに支配された神殿を取りに行った私は130点

ギリギリの勝負だったがショーンの勝利でゲーム終了。


感想

今回の満足度は、10点!(10点満点)

残念ながら勝負は負けたが、何の文句もない。やっぱりティカルは面白い!
鬱蒼と茂ったジャングルに探検隊を派遣して神殿や財宝を発掘するテーマが、システムと非常にマッチしていて本当に素晴らしい。

メインシステムである神殿のエリアマジョリティは非常にキツいインタラクション性なのだが、地形タイルや財宝のガチャ感がそれを緩和してくれており、財宝を取られる直接攻撃要素も全く気にならない。むしろ仕方ないとさえ思えるシステムはお見事としか言いようがない。

また火山の得点計算時に、それぞれ10APのアクションを行ってから計算するところが独特だが私の大好きなシステムだ。各プレイヤーが自分の一番高得点になるように配置にすることでギスギスした感じにはならず、各々精一杯やった感がある。素晴らしい。

やっぱりティカルが一番好き♪

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