日頃のケアに手を抜かない
先日とある利用者様の家族より、主治医から主治医の経営するデイサービスに移動しないかと話があったという。
主治医が移動を勧めた理由としては
①同一法人なら連携が容易で治療がしやすい。
②デイサービス利用中にリハビリが受けられる。
③泊まりが必要になってもリハビリを目的として入院させられる。
といったものであった。
おっしゃる事は分からなくはない。利用者さんの為を思えば、移動する事が悪いとは思わない。
ただ道義的な問題だ。
この利用者様の担当ケアマネは私では無く、担当ケアマネがご家族からどうしたら良いか尋ねられた。
利用者様の事を思い、小規模多機能を利用するメリット、デメリット。主治医の経営するデイサービスに移動した際のメリット、デメリットを説明し、移動して合わなければ戻って来られる事も説明した。
翌日通所日だった当の利用者様が1日を過ごした後、帰宅。
直ぐにご家族様から電話が鳴った。
「本人がウチの職員が凄く良い人ばかりなので、そのままでお願いします。」と。
日頃のケアがいかに大切か。
真摯に向き合ってきた職員全体の評価が得られたようで嬉しかった。
主治医への不信感は消えない。
病院母体の施設はどこでも主治医の意見に沿って同一系列の施設を選びがちである。
それは今回の主治医が言うように、事業所との連携が取りやすく、ウチの事業所でも同様で母体が主治医の利用者様が多い。
だからと言って他の病院が主治医の方に対して、決して主治医を変えるようになんて言わない。いかに他の病院とうまく付き合うかを模索している。
今回の事であの医師に対しての不信感はどうしても拭えない。よくない感情をどう消化していくかなぁ。
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