医学生が長期インターンを探して就活(仮)をしていたときの話

医学生で「就活」というと、いわゆる「マッチング」と呼ばれる初期研修先の病院を決めることを指すのが一般的です。マッチングの体験談はネットで調べればあちこちにあると思います。

今回私の書いた就活(仮)の体験談は、私が医学部の4年次に長期インターンを探していたときのものになります。

なかなかすんなりとは決まらず、決まるまで4社に応募・3ヶ月ほどかかってしまったのと、やってみて気づいたことが結構あったので、これから医学生で長期インターンをしてみたい人がいれば参考になれば良いなと思い、自分の経験を書くことにしました。

数年前から、周りの行動力のある医学生で医療ベンチャー・ヘルスケア企業などでの長期インターンをしている人が増えてきたような気がしていました。
私もやってみたい!なんか楽しそう!というかなり軽いきっかけで、CBTが終わった大学4年の11月から長期インターンを探し始めることにしました。


そもそもどうやって探すの?

私は以下の3つの方法で探しました。

①Twitter
②Wantedly
③企業のHP→カジュアル面談フォームなどから問い合わせ


気になる企業があったらちょこちょこTwitterでフォローしていました。あとは「医学生 インターン」などでTwitter検索をかけてみてもいいと思います。
Wantedlyは使い方がよく分からなかったんですが、とりあえず登録して自分の興味分野の会社のインターン募集を見ていました。

あと、興味のある会社がピンポイントで決まっており、その会社がインターンを募集しているのか知りたいときは
企業のサイト→問い合わせフォーム
などから問い合わせたりもしました。

応募したあとはどういう流れ?

会社にもよりますが、大体3回ほどの面談を経て採用になるケースが多い気がします。

一次面接の時から、
・事業や会社について簡単に説明
・インターンの志望動機
・インターンを通じてどのように成長したいか

などは聞かれる事が多かったので、このあたりは会社のHPを見るなり、自分で考えるなりして答えられるようにしておくといいと思います。

特に、医学生にとってインターンは必須ではないので
「なぜアルバイトではなく、インターンを選ぶのか?」
を自分の言葉で説明できるといいと思います。

就活(仮)をして考えたこと

私は結局合計で4社応募をして、途中で選考辞退や不合格もありつつ、1社内定をいただきました。
経験した中で意識していた点としては、下の3つになります。

・働く上で疑問に思ったことはなんでも聞いてみること
一次面接で、事業内容やインターンの業務内容などの説明を聞くことが多いと思います。
そこで疑問に思ったこと、たとえば待遇・自分のやりたいことをいつからできる環境なのか・インターン生がその業務を担うことで会社は何を期待しているのか、など気になったときには質問してみるといいと思います。
自分が納得感をもって次の選考に進み、会社の雰囲気などを知るためにも、これは大事なことだったなと感じています。

・自分のこれまでの経験から、自分にどういうスキルがあり、どのように会社の利益につなげられそうか考えること
インターンはアルバイトとは異なり、業務内容が最初からはっきり決まっておらず、柔軟な対応を求められることも多いです。
「こういうことをやってきたので、こんな分野に挑戦したいです!」と言うことで、社内で新しいプロジェクトが出来たときに誘ってもらえたりします。
これまでの経験から自分の強みをアピールして、それが会社の求める人材や今後展開していく事業と一致するか?というのは結構大事なところだと思います。

・選考が進んでいっても、本当にそこで働きたいのか、自分ファーストで考えること
選考が進んでいくと、自分の中で違和感があっても、
「ここまで選んでもらって、辞退するのは申し訳ないかも…」
という思いが出てきてしまったことがありました。
ですが!選ぶのはあくまで自分自身!ということを忘れないでほしいです。
違和感があるときの自分の直感はたいてい信じたほうがいいと思います。

おわりに

長期インターンを探す過程は、自分の興味やこれまでの取り組みを振り返り、面接などで言語化して相手に伝えることが出来るとてもいい機会でした。
自分が働く環境をどう選ぶか、という点でマッチングにも活かせそうなヒントをもらえたように思います。
(実際にインターンを始めてからのことも気が向いたらnoteに書いてみたいと思います)
ただ、思った以上に一喜一憂した時間でもあったので、四年制大学や大学院で就活してる方々、ほんとすごいです…。

最後に、少し話は逸れてしまうんですが、これからインターンがもっと医学生の選択肢の一つとして広がっていくといいなと思います。
例えば医学生は病院実習にいくと、先生方から、
「部活は何しているの?」
と、ほぼ毎回聞かれると思います。
医学生=運動部で部活に打ち込む、という風潮はやはり根強く残っているなと感じます。
しかし、これからは部活に限らず、
「今頑張ってることはある?」
というような形で、部活・研究・インターン・バイト・ボランティア・勉強など、医学生がより多様な答え方をしやすいように変わっていくといいなぁと感じます。

そんなことを考えながら、この記事を締めくくることにします。
読んでくださってありがとうございました。
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