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バンコクに嫁いでよかったと思う事

バンコクに移住していろんな苦労をしてきたけど、決して悪いことばっかりではなかったのも事実。今日は、バンコクに嫁いだからこそ得たものについて語ってみようと思います。

全てを失って、真剣に自分と向き合うようになった

一番はこれでしょうね。働きたいのに働けない、行動したいのにつわりで行動できないみたいな、思うように行かなくてたくさん立ち止まって来たけど、その度に「何がそんなに苦しいの?」「本当はどうしたいの?」と常に自分に問いて向き合う時間に恵まれた。

これは日本で働き続けてたら得られなかったと思う。だって、すべてを置いて一時停止するくらいでないと、忙しい日常では考える暇ないと思うから。だし、面倒くさくて後回しにする人もいるんでないかな。別に向き合ったところでお金になるわけじゃないしってね。

自分と向き合うって一日二日で完了するような簡単な作業じゃないけどね、でも本当の自分を取り戻して後悔のない豊かな人生を送りたいなら、やる価値はあると思います。

日本より断然子育てがしやすい

一般的にタイ人は子供好きと言われていて、日々生活してると日本のそれとは違う世間の反応を見ることがありました。

それは、私がまだ妊婦さんだった頃から始まるんですけどね。2人とも男の子だから、お腹は縦に大きくなったみたいで、後ろから見ると妊婦さんに見えなかったらしいんですよね。だから、電車に乗ろうと列に並んでると、後ろの人からは私のお腹が大きい事に気づかれない。電車が到着して乗り込んで、ふと相手の方を向いた時に初めて気づく、みたいなことがしょっちゅうありました。

で、元々乗ってた人もそうなんだけど、私が妊婦だと気づいた瞬間から当然のように席やスペースを空けてくれる。タイには日本のような妊婦マークのキーホルダーみたいなものはなく(代わりにストールとかにつけるような大きめのファッション安全ピンみたいなのつけてるけど)、ぱっと見分からないような気もする。けど、気づいてから席を譲ってくれるスピードが早い早い。

さらに生まれてからもその扱いは続き、子供を抱っこしてると席や道を譲ってくれるのは朝飯前で、「何歳?男の子?かわいいね〜」みたいに話しかけられたり、ローカルなお店でご飯食べてると「お母さん抱っこしながらご飯食べずらいでしょ、見ててあげるから」って言って店の奥に連れてっちゃったりする(見方によっては怖いけどね、一通りチヤホヤされて大体無事に帰ってきます)。

あとね、働くママに優しい。特にお金持ちではない中流家庭でもお手伝いさんを雇ったり、帰宅後に料理しなくても外で買ったご飯をお家で食べたり、子連れ出社OKだったり。引け目を感じながら仕事しなくちゃいけない空気感が全くないです。だからですかね、タイのママの仕事復帰は産後2,3ヶ月が一般的です。

戦前の日本じゃないけど、街全体で子育てするみたいな部分があるので、日本在住のママさんが感じがちな孤独とか、子育てのしずらさは少ないように感じます。

あ、あと良くも悪くもタイは「コネとカネで解決」なので、待機児童とかないですね。お金さえ払ってくれりゃ入れてあげるわよ?的なね。

皆違って普通だから、自分の変な性格が浮かない

16 personalitiesって診断したことありますか?

最近の若者は履歴書に書いたりするくらいメジャーなものらしくて、SNSで見かけて興味本位でやってみたんですよね。そしたら私はINFJだったんですけど、この性格って16タイプあると言われている性格の中でも稀で、世界に約1%しかいないと言われてるんですって。つまりは変わってるんですよ。昔から微妙に人とズレてるし、大半の人に理解してもらえない複雑な思考をしてるんです。めんど。

今思うと「万年転校生(ランドセルとかみんなと違うのがデフォ)だったから、変な性格がバレにくかったんだろうな」とか「だから私は日本に住んでないんだな」とか「だから皆が出来る日本人と付き合うって事が出来ずに、外国人と結婚してるんだな」とか、色々辻褄が合うことがあったりするんだけど、他民族国家の首都バンコクに住んでると、性格どころか国籍や文化レベルから違う人達だらけなので、自分の変わった性格が変に浮かないんですよね。みんな違って当然だから、妙に心地良かったりする。

なんか、単一民族の日本に比べて普通の基準が少ないんだよね。普通て何?みたいな。だからこそ、交通ルールみたいな「皆でひとつのルールを守る」のは苦手だっていうサイドエフェクトもあるけどね。

私の性格が変わってたとしても「日本人ってこんな感じなのかな」みたいな感じで、私個人ってより他民族との文化の違いとして見られたりするから、そっか〜で終わるというか。こいつ変な奴って目で見られにくいから生きてて楽なんですよね。

他にもちょろちょろあると思うけど、今感じてるのはこれくらいです。自分との向き合いや子育て、パーソナリティとか結構人生において重要な部分を助けてもらってることに気づいた、今回の記事。

改めて、バンコクに感謝ですね!





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