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第2回ナンボギ杯

3月12日から13日にかけて行いました大阪公立大学落語研究会お泊まり会「泊まってあそぼ(いやいや喜利ってあそぼみたいに)(そんな名前無い)」にて、部内開催の大喜利ミニトーナメント「ナンボギ杯」の第2回を開催しました。その記録や感想などを述べてまいります。

第1回の記録はこちら↓↓↓

開催にあたって

開催に至る経緯は「せっかくの春休みやしみんなで集まって遊ぶか〜」からの「みんな大喜利好きやしどうせいっぱい大喜利すんねんから、前回に引き続きトーナメント企画やるか〜」です。

落研内のこういう合宿・お泊まり会で恒例開催される、当日に即興で組んだコンビでネタを披露するいわゆる「ドリームマッチ」の開催に伴い、ナンボギ杯の開催は0:00くらいになっていた気がします。が、大喜利が好きすぎる変な奴しかいないので、みんなやるぜやるぜという感じでした。本当にありがたいね、開催しがいがあるよ。

ルール

参加者が11人でしたんで、Aブロックが3名、B,Cブロックが4名という3ブロック構成のトーナメントになりました。

制限時間は1問5分+30秒。これ、長すぎたかも〜とか思ってしまうけど、でもプレイヤーからすれば5分は結構あっという間で、ただ0時を回ってからの開催だったことも考えるとこの尺は結構体力的にキツい人もいたのではないかという...。また今回は問題数をブロックの参加人数と同数にしたので、BとCは5分×4問になってしまったんですよね〜。これがかなり疲労を呼んでしまった。4人のブロックは1問あたり4分とかにすればよかったなと反省。まあただ全体的に上手くはいったので、今回はこの制限時間で良かったのかもしれません。次回はちょっと短くするか、あるいは時間に関するゲーム要素を追加するかも。

審査は三票振り分け。これは良かったと思います。みんな面白かったのでいい具合に割れて、ただ1番面白かった人にはちゃんと票が集まっていたので。

今回凝ったルールがここです!!!!
前回と同じルールで普通にやるのも退屈かなと思ったんで、今回は大喜利以外のゲーム性を加えてみました。

参加者のみなさんにはドラフト式で1から11の番号を選んでもらいました。そして、その小さい番号から順番に入るブロック(A~C)を選択してもらいました。この点に関しては、他に誰が来るのか分からないので小さい番号を選んだ人の方が不利です。(「○○がいるならこの予選ブロックはやめとこ」が出来ない)

ただ、全員の参加ブロック決定後、番号の小さい人から順に自分が取り組むお題を指定することが出来ます。これは単純に、早い者勝ちのお題の取り合いなので、番号が小さい人の方が有利です。

ただもちろんお題は最初からお題そのものが表示されているわけではなく、指定する段階ではこの「ジャンル」だけが分かっている状態です。まあジャンルというのもお題に無理やりジャンルを当てはめるならという感じのものですが、ある程度は自分の得意ジャンルを選べたりもするのでここは良いゲーム性だったかなと思います。

あとは「クソお題」をやりたかったというのもこのルールの導入に繋がっています。クソお題はめちゃくちゃなので、基本的に楽しい会になります。しかしながら、トーナメントをやりますと言われたから気合いを入れて臨んだのに、いざ参加してみたらクソお題をやらされてめちゃくちゃにされた、みたいなことになったら可哀想というか、非常に申し訳ないので、じゃあもうクソお題を使用可能な状態にはするけど俺に責任は無いからな(だって選んだのお前らだから)っていうシステムにしようと思ってこのお題選択式にしました。

なので、ルール①の方にあった1ブロックにおける問題数がブロック参加人数と同じになるというのは、各参加者が自分のブロックで取り組むお題を1つずつ選んでいるから、ということですね。

全体通して、この、「お題をジャンルから選べる」というシステムは良かったと思います。ただ、前者の「参加ブロックを順番に選ぶ」というシステムはまだ議論の余地がありそうな感じでした。あまり練らずにそのルールを持って行ってしまったせいで、「番号が後ろになるほど参加ブロックを選ぶ際に有利だ」と自分の中で決めつけていました。が、実際はAブロックとCブロックがすぐに埋まってしまい、9,10,11の人が選択の余地なくBブロックにぶち込まれるという事象が発生しました。まあこれはこれで面白いんですけど、この展開は予想してなかったです。結局選べないなら、ブロック・お題の両面で不利を被っただけなのでね。結果的に4~6番くらいの番号が正解だったということになってしまいました。今企画、唯一の反省点です。


ブロック分け(選択お題ジャンル)

【Aブロック】
松本独断  (赤ちゃん)
イチバチ  (クソお題①)
みなみみこと(食べ物)

今思うと、松本くんが「赤ちゃん」を選択しているのはなんですか?別になにも悪くないんですけど、なんかキモいですね。あとイチバチは実力あるのにクソお題選んでたんですね。まあ普通のお題で面白く、クソお題でさらに面白くなれる人間か。みなみみこと食べ物、そうですか。

【Bブロック】
無香ノ薫 (歴史)
^_^b   (学校)
四次元  (ニュース)
布石   (落研)

1~8までの番号の人が薫を避けてAブロックとCブロックに散ったせいで、^_^b以下の3人は選択の余地なくこのブロックにぶち込まれました。無香ノ薫という男は部員たちから認められすぎだろ、全く。すごい男だな。Aブロックとは打って変わって、かなり固めのジャンルになってしまいましたね。

【Cブロック】
オカヤマ  (エロ)
関本    (クソお題②)
逆おじ   (テレビ)
野上多面体 (YouTube)

オカヤマエロ。いいね。この人お題選択3番目くらいだった気がするんですけど、悩む暇なくエロを選択してました。関本はクソお題。どうしてこうも普通に大喜利が面白い人たちがクソお題を選んでしまうんでしょうか。逆おじのテレビは想定通り。

Aブロック

Aブロック 1問目 ジャンル:赤ちゃん

結構クセのないお題、比較的ベーシックなお題が1問目にきてくれました。松本くんありがとう、なんかキモいとか言ってごめんなさい。結構このお題の段階でイチバチが実力を発揮していた記憶があります。

Aブロック 2問目 ジャンル:クソお題①

クソお題がこんな序盤に来てしまうとは。もう思考時間1秒ですよこんなの。「クソお題考えるか、う〜ん、ふっとい木!」本当に酷い。まあただ前述の通り、このお題を作ったのは僕ですがあくまで僕は作って置いておいただけなので。勝手に選んだのはイチバチくんなので。文句は彼に言ってください。でもイチバチくんも比較的苦しんでた印象です。上手くはやってたけどね。すんません。

Aブロック 3問目 ジャンル:食べ物

2箇所穴埋めです。これいいお題ですね〜。制限があるようで、でも自由度は高いお題なので、なんというかうちの落研に1番マッチしそうなお題な気がします。多分イチバチの回答だったんですが(違ったら本当にごめんなさい)「咳き込むコショウ」ってやつが1番面白かったです。咳き込ませる必要が無い。

結果、審査15名×3票=45票の中、28票を獲得したイチバチが決勝ラウンドに進出。
正直圧倒的でした。やはり面白すぎるこの男。

Bブロック

Bブロック 1問目 ジャンル:歴史

かなりベタ寄りのお題。歴史上の事実を直接指しているわけではないので「ジャンル歴史?」という感がなくもないですが、結果的に何か歴史上の物事をイジることにはなるので歴史というジャンルにしました。「ジャンル」としても分かりやすいものなので。

Bブロック 2問目 ジャンル:学校

これも結構ベタ寄りな雰囲気は出てますけど、オープンキャンパスというものがあんまりイメージの湧きやすい題材ではないので難しいお題になってしまったかなと。ブロック終了後に時間があったら出せた回答として布石くんが「毎日たむけんが来ている」と言ってて面白かったです。

Bブロック 3問目 ジャンル:ニュース

普通は批判的な意見の集まらないおめでたいニュースに賛否両論があるとしたら、というお題です。若干スポーツ寄りのジャンルなんですが、時事を扱っているのでニュースというジャンルにしてます。結婚に、否定的な意見言うって、ムズいですよね。いかに雑な暴言とかに頼らず批判するかがポイントだった気がします。

Bブロック 4問目 ジャンル:落研

ジャンル落研と銘打っているので、まあ身内ネタになります(今企画にも参加している関本という面白すぎる3回生の男をイジっています)。このブロックには2回生と1回生が参加しているので、その間に「関本イジりの慣れ」における格差が生まれてしまったかもしれません。ただ、結局これ「知り合いがしていた嫌な行動」「こんな関本は嫌だ」という大喜利に落ち着くので、別に関本を全く知らない人でも取り組めてしまうお題ではあると思います。

結果、審査15名×3票=45票の中、20票を獲得した布石が決勝ラウンドに進出。さすがのディフェンディングチャンピオン。
次点は14票で無香ノ薫。前回の決勝もそうでしたが、やはりこの2人のいる大喜利は見応えがありますね。

Cブロック

Cブロック 1問目 ジャンル:エロ

これ、今回のトップお気に入りお題です〜。
ちなみに、全お題の中でこのお題だけはジャンルから考えてます。エロはいるかな、と思って。ただ結構概念的なお題というか、無いことを抽象的に指して言っているので難しいかなと思ったんですが、関本の「先生!バナナは......入りますか?」がスゴすぎました。ありえんぐらい笑いました。これ凄すぎるマジで。言わずもがな今回のベスト回答ね。その直後の逆おじの「先生は!トイレです!!!」も勢い面白すぎて笑ってしまった。

Cブロック 2問目 ジャンル:クソお題②

はいまたクソお題。もう本当に酷いよね。世の中にあるクソお題のなかでも飛び抜けてクソだと思いますよこれ。ただまあ何回も言っている通り選んだ奴に責任があるので文句は関本に言ってください。その関本さんですが、「ババア!」から始まる独自のスタイルを確立させていて凄かったです。確か初答が「ババア!Amazonに入れ歯は売っとるんかい!」みたいなこと言っててもうめちゃくちゃに面白かったです。天才やんもう。

Cブロック 3問目 ジャンル:テレビ

テレビっ子の逆おじが答えやすいお題ではあると思いますが、ただまあ逃走中はみんなある程度知ってますし、結局変なミッション大喜利にはなるので良いお題だったかなと思います。

Cブロック 4問目 ジャンル:YouTube

どっかで出てそうなお題。全然回答じゃないんですが、オカヤマが「きまぐれクック」を使った回答を出した後に「きまぐれクックしかYouTuber知らない...」って困り果ててたのは面白かったです。どんな人間やねん。

結果、審査15名×3票=45票の中、24票を獲得した関本が決勝ラウンドに進出。
(前?)会長としての勇姿ですね。圧倒的でした。僕は以前からずっと関本の大喜利が一番面白いと言い張っているので、これを機にみんなも信じてくれたかなと思います。

決勝

ルールのところに記載していませんでしたが、決勝も予選と同じルールです。なので、残ったお題ジャンルの中から再び決勝進出者3名に各1題選んでもらいました。

赤字がまだ選択されていないお題

選択お題は
イチバチ → ゲーム
布石   → 勉強
関本   → 音楽
となりました。

決勝 1問目 ジャンル:ゲーム

ゲームと聞くとSwitch系のテレビゲームをイメージしてしまいがちですが、今回はアーケードゲームを指すゲームでした。二要素あるので、太鼓の達人要素をしっかり拾ってくる人や懲役刑の要素で広げていく人もいてなかなか面白かったです。

決勝 2問目 ジャンル:勉強

偶然にも、2問しかなかったダジャレお題が連続してしまいました。まあこれもお題選択式の醍醐味か。ただまあこの2問が両方とも犯罪とか死人とか、マイナスの言葉ばかりを含むものになってしまったのはこっちで修正できた範囲かもしれませんね。ただこのお題自体は結構気に入ってます。

決勝 3問目 ジャンル:音楽

最後のお題です。歌詞穴埋めです。R-1の直後だったので使わせて頂きました。本来は「この俺の天賦の才がバレる!」ですね。特に文字数指定や音程・リズムの指定は設けてないのですが、初答が歌に乗せて答える形式だったためにその流れになりました。関本の「バレる!この俺の尻部(でんぶ)の黒さがバレる!」という回答が1番面白かったです。いいリズム感といい韻と、いいバレポイントでしたね。

さて、というわけで3問終えた結果
審査15名×3票=45票の中
19票を獲得したイチバチが優勝!!
ちなみに2位は14票で関本、3位は12票で布石でした。接戦すぎ!!
まじでみんな面白かったです。すごい!!

総括

みんなの大喜利が面白いおかげでかなり楽しい企画になりました。こういう企画が日常的に出来る、大喜利に染まったこの落研が僕は大好きです。
イチバチは凄かったですね。最近学生芸人大喜利ライブにも出て、経験値を積んでいたのが結果に繋がったんだと思います。

色々と書いてたら5500字まできてしまいました。ここまでわざわざ辿り着いてくれた人ありがとう。今日(短歌の主催を終えた後に書いている)の歌合も最高だったし、また俺も外部で主催をしてみようかななんて思っちゃったり。まあでも人望が短歌の1/100にも満たないのでまだまだ先になりそうですね。

落研内の主催は機会があればまたやります。一番大切にしたいホームなので。ただ、別に何も凄くないのに毎度主催をして偉そうにコメントをしているのもそろそろ申し訳なくなってきたから、誰か部内の大喜利会主催してくれないかな〜〜(お願い)。

俺にも大喜利やらしてくれぇ〜
(大喜利のチコカリート、チコカイートウ)

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