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僕が「中の人」であることにこだわる理由

みなさんこんにちは!
ショーゴです。

僕は普段から「北海道の複業人事」と名乗って活動をしているのですが、実際のところ何をしているのかというのが分かりにくかったりもすると思うんですよね。

メインの仕事は組織を越境しての「人事顧問」ですが、それってコンサルタント?とよく聞かれることがあります。
僕の中では明確にそれは違うという意志を持っているので、今回は人事顧問の仕事についてまとめてみました。

人事顧問とは何者なのか

僕はいくつかの企業や自治体を横断して人事顧問という形でお仕事をさせていただいております。

人事顧問としての仕事の目的は「ビジョン実現が叶う組織を創ること」
そう、これって企業内で働く「人事」の存在意義と一緒なんですよね。

実際に僕が顧問先の企業で担当している業務内容はというと
●人事戦略の策定
●上記に伴う制度設計
●採用戦略の策定(新卒・中途・インターンシップほか)
●上記の実務進行支援(オペレーションの業務改善)
●採用担当者の育成
●教育研修
●経営者、幹部の壁打ち相手・メンタルケア
●メンバーのメンタルケア(1on1)
●助成金・補助金施策
●これまでの採用施策の棚卸し、無駄な施策・経費の抽出と削減
など

効率的な採用で仲間を増やし、望まない離職を減らして仲間を守る。
ビジョン実現が叶う組織に繋がる為の制度を創る。
無駄な経費をかけずに助成金などを活用し、会社にキャッシュをより残す。

これらビジョン実現へと繋がる施策を客観的な視点を持ちつつ、内部に入って行なうのが僕の仕事です。

「中の人」でありたいこだわり

人事顧問の仕事を受ける際に僕がこだわっているのは「中の人」として社内に深く入ることです。

出社はせずリモートだったとしても、社内のワークスペース(Slack)には普段から入っており、経営者だけではなくメンバーとも日常的に交流する。
誰がどんな仕事をしていて、その助けになることであれば、人事領域に関係なく関わっていく、など。
イメージとしてはフルリモートの人事としてメンバーに入っているような働き方をします。

なので、メンバーも全員僕のことを認知していて、普通にみんなから聞きたいことがあれば質問来ますし、壁打ちも付き合います。

実際SNSのプロフィールなどでも顧問先というより、その会社の人として名前を載せていますし、それを踏まえた情報発信もしています。

必然的に僕がお付き合いする企業さんは基本一業種一社になる感じですね。

「当事者意識」が組織を変える

なぜ、そこまで「中の人」であることにこだわるかというと、人の心を動かし、行動に繋げるために大切なのは「当事者意識」(自分事)だと考えているからです。

実際に組織創りの支援に入っていて、社内がギスギスしているケースでよくあるのはメンバー一人一人が自分のことしか考えておらずそれ以外のことに対して「他人事」になっている組織です。
ひどい場合は自分の役割ですら「他人事」かのような態度の人もいます。

会社の中で必要とされる仕事は全てが担当割できるものではありません。
例えば、応接室の時計の時間がズレていたとして、「時計直す係」なんて部署や担当はありませんよね。お手洗いのトイレットペーパーの端が三角に折られているのもそうです。「三角折り係」は存在しないですよね。

でもこういった「誰の担当でもないけど、誰かがやらなくてはならないこと」がおざなりになっている会社は、普段の業務においても部署間連携が不足していたり、互いに思いやりを持ってフォローし合うようなことができず、いずれ大きな事故を起こすことになります。

このように社内においても「他人事」が蔓延している場合があるのに、外から社員でもないコンサル的なそれこそ「他人」が入ってきて、あれしろこれしろと言われてメンバーは言うことを聞く気になるでしょうか。

僕は無理だと思っています。

なので、自分が人事顧問をさせて頂く際は僕自身が日常的にその会社の業務に入り込み、メンバーの方と同じかそれ以上の「当事者意識」を持ってビジョン実現を自分事として取り組みたいのです。
それは話す際の言葉でも意識しています。顧問として入って以降「貴社」や「御社」とは言いません。「私たち」や「うちの会社」のようにあくまで自分が所属している会社という気持ちで臨んでいます。

そうしてメンバーと一緒に苦楽を乗り越えていくことで少しずつ信頼を積み上げ、「仲間」として認めてもらえるようにしたいし、仲間の当事者意識によって周りも会社の課題に対して「自分事」だと思えるようになると思うから。

いかがでしたでしょうか。
今回は僕が人事顧問として「中の人」であることになぜこだわっているのかについてまとめてみました。
最後までご覧頂きありがとうございました。

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