普通話話者は広東語由来の音訳語に違和感を感じるのか【中国語】【広東語】牛油忌廉夹心
輸入雑貨店で買ったお菓子「牛油忌廉夹心」。
牛油(牛脂、バター)と夾心(サンド)はわかるけど、忌廉ってなんだ?
口に入れるのをためらってしまうような字面だ。お菓子にしては不吉な……
食べてから調べてみると(食うたんかい)、広東語由来で、拼音は gei6 lim1 、cream の音訳だった。
ケイリム。クリーム。ケイリム。クリーム。ケイリム。クリーム……
……分からんではない。なんか乾いてそうだけど。
でも普通話の発音、忌廉 ji4lian2 「ジーリエン」と cream はだいぶ違う。
いったん音訳が定着してしまうと、発音の違う他の地域の中国人も、抵抗なく受け入れてしまえるのだろうか。
それとも、Cream 为什么翻译成「忌廉」?(なんでCreamは「忌廉」っていう訳になったの?)という質問がネット上に存在しているということは、やはり違和感を感じる人も一定数いるのだろうか。
そういえば whiskey も広東語由来で威士忌 wai1si6gei6 なのだった。「忌」は、意味はともかく、 [k] の音を表すための音符として一般的なのかもしれない。
あるいは威士忌は可口可乐(コカ・コーラ)みたいな意訳音訳のダブル訳語(正式になんて言うのか知らない)で、「威厳のある人士は忌諱すべき飲み物」という意味もあるのかもしれない。そうであれ(願望)。
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