笹の助

公立小学校教員三児の父の30代/学校とは、教師とは、授業とは、子育てとは、と、一から学…

笹の助

公立小学校教員三児の父の30代/学校とは、教師とは、授業とは、子育てとは、と、一から学び直し中/教師は社会勉強必至、Twitterやnote等で毎日新たな発見がある、感謝してます/趣味はほどよく読書、ほどよくYouTube、ほどよくHIPHOP、ほどよく日本酒/前向きにいこう/

最近の記事

目的と手段、と「前提」(3/11)

 実践研究として、小学校「係活動」で端末とクラウドを使った実践を行おうと考えている。この前、ある方に「ICT機器を使うことが目的ではなく、係活動をするねらい達成のための手段であることが大事なことだ」と指導を受けた。納得できた。目的(子供が資質・能力を身に付けること)が最も大事、ICTを活用することばかりに意識が向いてはいけないとのことである。  しかし、この目的と手段、とくに「手段」について気になることがある。「手段の一つだ」というのは分かるが、時にそれは「逃げ」ともとれる

    • 毎日言いたい『ことば』(3/9)

       魔法の言葉ってのはこの世にないと思っている。でも、言葉には力があるとは思っている。その言葉を毎日伝えることで、少しずつ人は、人と人と関係は変化していくと思う。 『ことばの七福神』 1.うれしいなあ 2.楽しいなあ 3.幸せだなあ 4.愛してる 5.大好き 6.ありがとうございます 7.ツイてる 出典:不明  「ほんの一言」は人を傷つけるはあっても、人を救ったり幸せにしたりはできないと思っている。でも時には救うことはあるのかも?その場合は、言った人との関係性(尊敬できる人

      • 教師に必要な資質(3/8)

        教師に必要な資質 一 いつも笑顔でいること 二 孤独に耐える力を持つこと 三 無駄と分かっていることに取り組めること 四 子どもといっしょに馬鹿げたことを一生懸命にやるのを楽しめること 五 いつでも変われること。今を壊し新しい自分になることを恐れないこと  引用 堀裕嗣@kotonoha1966 twitter(2022.2.10)  教師として、というよりも社会人として必要な資質のようにも思える。これらを逆説的な言い方に変えてみると、「笑わない、人に当たる、無駄だからやら

        • 子供の喧嘩やいじめにどう向き合うか(3/7)

           学校での数々の生徒指導対応を通して、子供がいじめをしたり喧嘩をしたりしたときに、「なぜこの子はそうせざるを得なかったのか」という問いをもち、子供の内面に目を向けようと働きかけることが大切だということを学んだ。  子供がいじめをしたり喧嘩をしたりしたとき、すぐに謝らせたり「今後どうするか」とこれからの行動を宣言させたりしてしまうことがある。これでは何も改められない。  子供たちはいじめたり喧嘩をしたりしたとき、その行為をせざるを得なかった原因、理由が必ずある。それは子供自

        目的と手段、と「前提」(3/11)

          宿題を廃止すべき理由(3/3)

           「働き方改革」の名のもとに、各自治体や学校では業務の削減、見直し、改善がなされている。ICT環境も整備され、より効率的に業務にあたることができてきている。勤務時間内にできる限りの業務を行い、退勤時刻以後は自分の時間を大事にしよう、そんな雰囲気が高まってきている。自分の時間の使い方は自由である。ちなみに僕は、自分の時間を学びの時間として一定時間を費やしたいと思う。自主研修を開催し同僚と学び合う、本を読む、動画を視聴するなど、自己研鑽を積み重ねたいと考えている。  その自由な

          宿題を廃止すべき理由(3/3)

          教師に欠かせない「魅力」とは(3/2)

           昨日、初任者のときに言われた「愛」と「技術」の必要性を述べた。 とは言え、「こんなに子供たちのことを大事に思って関わっているのに」「こんなに研究して、授業をよりよくしているのに」と、愛や技術があっても子供とうまくいかない、授業や学級経営がうまくいかないことは多い。そうなるのは様々な要因が絡み合っていることは言うまでもない。しかし手を変え品を変え・・・と、ハウツー的に解決できるようなことではない。ではどうすればいいのか。それは、愛や技術を支えている「教師の魅力」に目を向けな

          教師に欠かせない「魅力」とは(3/2)

          初任者のときに言われたこと(3/1)

           今から12年前、大学院を修了した僕は教員となった。右も左も分からない僕は、学年主任や周りの同僚に手取足取り教えてもらいながら働いた。その教えてもらったことの多くは今でも教訓としている。中でも特に印象に残っている教えが2つある。  一つは子どもへの「愛」についての教えだ。初担任で緊張している僕に、学年主任はこのように言った。 「1年後の3月に子どもたちのことを『かわいいな~』と思っていられれば教師として合格だよ」  もちろん、それだけで合格なわけがない。しかし、あれもこ

          初任者のときに言われたこと(3/1)

          「受ける」から「得る」へ(2/28)

           ロシア・ウクライナ情勢が激しさを増している。刻々と変化する状況が気になり、スマホを手に取る。次々と入ってくるニュースに目をやる。僕は、ロシアやウクライナをはじめとする世界各国の現状や歴史的背景にこれまで全くと言っていいほど目を向けてこなかった。あまりにも世の中のことに無頓着だったことに気づかされる、そんな毎日だ。そんな自分をものすごく恥じてる。知らなかったことと恥じているのではない。知ろうとしてこなかったことを恥じている。  「知らなかった」を使うか、「知ろうとしなかった

          「受ける」から「得る」へ(2/28)

          たまに過ごし方を変えてみる(2/25)

           朝8時頃、マクドナルドに立ち寄った。午前中はここで過ごすことにした。コーヒーとハッシュドポテトを買い2階の窓側の席に座った。電源コードもついている。すぐさまパソコンをセットした。窓の外には地元の山が見える。ネット記事はロシア・ウクライナ情勢の話題で持ちきりだ。ため息をつきながら、いつくかの記事に目をやった。いったい何が起こっているのか、数日前から関心をもって情報に敏感になってはみたものの、その歴史や背景を知らないためか、いまいちピンとこない。専門家によっても解釈が異なる。異

          たまに過ごし方を変えてみる(2/25)

          予想するな。やってみよう。(2/24)

           今朝、youtubeで福沢知浩氏(株式会社SkyDrive代表取締役)の「空飛ぶ車」の話を耳にした。数年後、空飛ぶ車が多くの企業から次々と発売されるということだ。驚いた。現在、SkyDriveも開発中だ。車が空を飛ぶ?  車っていつかは空を飛ぶようになるんだろうな~と漠然と考えてみたことはあったが、実現まではまだまだだと思っていた。数年後だ。動画も見たが、確かに飛んでいる。いつの間にこんなことになっていたんだ。  堀江貴文氏は、近畿大学での卒業式スピーチで次のように述べ

          予想するな。やってみよう。(2/24)

          ほんの少しの「お互いさま」〜除雪〜(2/23)

           今年も降雪が多い。何度除雪をしただろうか。今朝も起きたら雪が積もっていた。30cmくらいだろうか。寒さと眠気に負けそうになりながらもスキーウェアに着替え外に出た。  我が家にはカーポートがあり、そこから道までの間に雪が積もる。6坪ほどある。隣の家と共用している除雪機もらあるのだが、今朝は雪が軽そうだったので小型のママさんダンプで手作業とした。スムーズに作業が進んだ。  除雪をしていて迷うことがある。それは、隣の家との境目をどこまで除雪するか。ちょうど境目でやめるか、ちょ

          ほんの少しの「お互いさま」〜除雪〜(2/23)

          「不利な子供」に寄り添うこと(2/22)

          もうすぐ春です。 4月になると、新しい学級がスタートします。始業式、子供たちはどのような心境なのでしょうか。 (友達と一緒のクラスかな・・・先生は誰かな・・・どんな先生かな・・・いやだな・・・不安だな・・・) ほとんどの子供はこんな心境でしょうか。僕も子供の頃、そんな心境で始業式を迎えるのが当たり前でした。僕の場合は少しわくわくしていたかもしれません。教師になった今も、毎年当然のようにその日を迎えています。 最近、こう考えるようにしています。 子供たちは不利である。望

          「不利な子供」に寄り添うこと(2/22)