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日経新聞の『私の履歴書』は前半が面白い

※366日間チャレンジ、124日目。

若い頃に勤めていた会社で、日経新聞をとっていた。
昼休みに、その新聞の社会面に連載されている『私の履歴書』を読むのが好きだった。

その時点ですでに社会的に十分名の知られたお偉いさんたちが、自分の人生について振り返って書いているんだけど、これがもう、前半部分がはちゃめちゃに面白い人が多かった。

当時(1990年代半ば)のお偉いさんは、みなさん戦争を経験されていて、戦前に子供だったりするから、もうかなり自由奔放だったりして、人って面白いなあー、みんないろんな経験してるなー、なんて楽しく読んでいた。

これが、後半になってきて、今の仕事に関わっている組織や人たちが出てくる段になると、途端にみんな歯切れが悪くなってくる。
まあ、そうですわな、大概。
書けないことも増えてくるだろうし(爆)。

当時読んでいてダントツに面白かったのが、俳人の金子兜太さんのものだった。
ご存知の方も多いと思うけれど、とにかく破天荒なのだ。
この方は、後半になっても面白かった。
ぜひ何かの折に書籍として出版してほしい・・・現時点で各所から出版されている本の中には無いようなので。

もし国立国会図書館などで、過去の日経新聞のアーカイブを探したい場合は、金子兜太氏の分は1996年7月の1ヶ月間に掲載されていたようなので、ご参考までに。

トップ画像は何の関係もないけど東京駅。
辰野金吾の人生も、特に若い頃は幕末のめちゃくちゃな時代なんで、破天荒で面白いんだよなあー。

地元の唐津で昔、英語を教えてくれてた、ってだけの理由で、東京の高橋是清の家まで幼馴染みの曾禰達蔵と二人で押しかけて、無理やり住まわせてもらうとか、さすがは幕末の混乱期という面白さ。

なんかさあ、若い時って、そういう、なんかもうよくわかんないけど、情熱だけで押し切れちゃう勢い、みたいのがあるし、そういうの、いいよねえ、私は好きだなあ。

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