2023年にポータブルCDプレーヤーを買う。(動機と機種選定編)

みなさんは最近どんな風に音楽を聴いているでしょうか。
ちょっとまともな統計を探していないので正確に正しい情報というのはわかっていないのですが※、おそらくはiTunesなどの配信サービス、Apple MusicやらSpotifyやらのサブスクリプションサービス、あるいはYouTubeなんかでの無料配信で聴かれているケースが多いんじゃないかな、と想像しています。

一方で、アナログレコードというのが近年流行っているとかで、レコードプレーヤーに針を落として聴いている人も結構多いんですかね。いいですね、アナログレコード。私の親族が昔レコード店勤務だったこともあって、我が家には古いレコードがたくさんあった時期があります。ほとんど使われていなかった父のレコードプレーヤー(たぶんコロムビアかビクターのものだったと思います。大仰なオーディオというよりは簡易な作りのもので、プレーヤー本体からスピーカーケーブルが伸びている、ごく単純なものでした)を使って家にあったベンチャーズやらプレスリーやら、あるいは加山雄三やらのレコードをよく聴いていました。レッド・ツェッペリンを知ったのもその古いレコードコレクションからでしたね。

さて、私も普段はYouTubeで音楽を聴いたり、あるいはリッピングした曲をスマホやiPadで聴いたりしていることが多いのですが、1980年代から90年代に青春時代を過ごした世代なもので、大量のCDストックが棚に詰まっています。そして、気に入ったアーティストの音楽はCDで購入したいと思ってしまったりするタイプではあります。なんとなく配信だけだと寂しいのですよね。
とはいえ21世紀にはCDというのはいささか持ち運びに難のあるメディアになってしまいました。なので、結局パソコンを立ち上げてiTunesを使ってCDを取り込み、それをさらにiPadに取り込み直して…という面倒な手順を踏む必要があります。
また家にはずいぶん前に買ったパナソニックのコンポがあるのですが(クリアで迫力のある、とてもいい音がします。そしてさすがはパナソニック、たぶん20年近く経っていますがたまに動かすだけなのに全然壊れません)、ちょっと問題があって、ワイヤレスヘッドフォンが使えません。当時はBluetooth規格なんてなかったか、あったとしてもそれほど普及していませんでしたからね。

うむ。ポータブルCDプレーヤーが欲しい。

私も昔々はポータブルCDプレーヤーを持っていました。
最初に買ったのはたぶんSONYですかね。その後TEACというところのあまり高くないものを使っていました。電池の液漏れするまでは元気に使えていましたが、使えなくなった頃にはもうiPodに移行して、携帯して音楽を聴くためのデバイスは「パソコンを経由してシリコンディスクに保存して使うもの」というのがすっかり定着してしまいました。そういえば長いこと、ポータブルCDプレーヤー市場なんか気にしたことなかった。
で、改めてポータブルCDプレーヤー買おうかな、と思ってAmazonを眺めてみると、これがあんまりないんですよね。

国内メーカーでポータブルCDプレーヤーの取り扱いがあるのはおそらく、
・東芝
・オーム電機
・ロジテック
の三社ぐらい。私が知らない取り扱いメーカーが他にあったらすみません。これがCDラジカセとか据え置き型のCDプレーヤーになると、意外と結構あって、天下のSONYやパナソニックなんかも取り扱いはあるんですが、ポータブルはもう需要がないんですかね。
まあ高齢者とかになると意外とラジカセ需要が堅調だそうで、とりあえずCD入れてボタン押したら再生される、という明確な分かりやすさは重要なところなんだろうと思います。そもそも「毎月定額料金払って音楽を聴く」というのもイマイチ分かりづらい。
で、ポータブルも据え置き型も、現代のセールスポイントは音楽中心というよりは「語学学習に最適」みたいな売り方だったりしてはいます。CD付き教材、って確かに結構ありますもんね、英検対策とかTOEIC対策とか。
ところでオーム電機のやつはよく家電量販店やらイオンの家電コーナーなんかでも見かけますから、会社のネームバリューよりは意外と多く売れている可能性はありそうです。AMラジオとかも売ってたりするんだよなぁ。

Amazon取り扱いはおそらく中国メーカーと思われる、馴染みのない名前の会社のものが結構多いようです。
ポータブルCDプレーヤー、でAmazonを検索してトップの方に出てくるのはあんまりよく知らないメーカーですね。「よく知らないたぶん中国メーカーの何か」というのはAmazonで買って何度か痛い目を見ているので、ちょっと警戒してしまったりはします。まだメジャーな会社なら印象も違うんですが。
しかも「よく知らないたぶん中国のメーカー」であっても、別にすごく安い、とかそういうもんでもないんですよね。
noteにいい感じにアフェリエイトっぽいものを貼る方法をよく知らないんで簡単に紹介するだけにしますが、GuerayとかHOTTという会社のものがよく出てきてたぶんこの分野では大手の部類なのかな、と思いますけど高級そうなのは13,000円くらいします。昨今の円安と中国の経済成長の影響かもしれませんが、比較的枯れた技術で作れるはずのものがよく知らない会社のもんで一万円オーバーか、というのは30年のデフレ経済に慣らされた底辺消費者にはずいぶん高く感じます。安いものは5,000円前後とかからありますけども。
HOTTについてはYouTubeに案件と思われる紹介動画がありましたが、それほど何かすごく惹かれるポイントもありませんでした。

で、かれこれ数ヶ月、「いやーまあそれほど必要というわけでもねえしなぁ」と思い悩んでいたんですけども、ふと気づいたら某家電量販店のポイントが貯まっていました。
Amazonじゃなくてこっち探すか、と思ってオンラインショッピングサイトを検索してみると、出てくるのは前述の国内メーカーのものですね。
というわけで、こちらを購入してみました。

東芝といえば、本体が株式上場廃止というニュースがちょうど流れたタイミングでもあってなんだか物寂しい感じですが。これも何かの縁ですかね。何の縁だ。
ついでにいうと、東芝ライフスタイル、東芝の名前を冠していますが実際は中国のMideaグループ傘下に入っているそうで、我が国のコンシューマビジネスの足元の弱さは困ったものです。

次回、写真付きレビュー。需要があるのかどうかはしらん。

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