新人デザイナーの9割は、なぜ失敗と挫折を味わうのか?!
最近、異業種からデザイナーにチャンレジする新人さんって多いですね。
ただ、Twitterをみていると、失敗して凹んでる人が多い気がします。
でも、いきなり現場で活躍できる人はほぼいないし「失敗は新人の特権」恐れる必要は全くないんですよね。
今回は、僕の認識があってるのかも含めて、現役のデザイナーの皆さんにアンケートをとってみました。
この結果わかったのは、予想以上の「苦戦率」でした。(結果だけを除いた数字)
●最初は全然できなかった:87%
●最初から結構出来たかな:8%
●スタートからプロ級でバリバリ活躍:5%
つまり、新人デザイナーの9割は、最初は全然仕事ができないわけです。
なので、新人が落ち込む必要は全くないと思います。
今回は、先輩たちからのコメントも多数来ているので、具体的な内容を紹介したいと思います。
先輩たちの「失敗経験」を紹介
できない率87%なので、かなり色々なコメントが集まりました。技術不足なのは当然として、社内の過ごし方、別の仕事に回される、首になるなど、、みんな壮絶な体験してますね。。
「最初からできた」先輩の秘密も紹介
少数ですが、最初からできた先輩デザイナーも存在します。
ただ、学生の頃からかなりの数をこなすなど、ちょっと例外的な感じがしますね。
いろんな分野のデザイナーもコメントくれました
質問対象は、グラフィックやWEBのデザイナーを想定してましたが
ファッション系のでデザイナーもコメントくれました。
これを見ると「デザイナー」が最初できないのは普遍的な感じがしました。
最後に1:何故新人デザイナーは凹むのか?
仮説「新人デザイナーができないのは当然」は、ある程度検証ができたと思います。
では、何故ショックを受ける人が多いのか?
これは、僕がデザイナーになった25年ぐらい前からの現象で、昔から不思議に思っていたことです。結局、デザイナーの仕事がイメージで捉えられすぎなのが原因だと思います。
分野により違いますが、「意匠(色や形)」を作るのは、3割ぐらいの割合のところも多いです。
<デザイナーの仕事内容>
●顧客へのヒアリングや市場の把握から「課題」を定義すること
●課題を解決するための「企画」を考えること
●企画を具現化する「意匠」を作れること
これが、一般的なデザイナ(ディレクター)の仕事です。デザインの現場にいれば、だんだん分かってきますよね。
個人的には、デザイナーの仕事のもっとも楽しい部分でもあると思います。
しかも、新人には「意匠」さえ、まともに作るのも困難です。
登っている山が、想像以上に高いことがわかり
さらに、3合目にたどり着くことさえ容易じゃないことが現場でわかる。
この、イメージと現実の落差にショックを受るのかもしれません。
最後に2:新人の失敗は「成長のチケット」
「新人が仕事ができない」これって、専門系の技術職では「当然」なんですよ。
むしろ、学校出た程度のスキルで通用するプロフェッショナル分野はないと思います。
僕の体験ですが、最初から出来るデザイナーで、あまり伸びない人も見てきました。深い技術にたどりつける人は、最初結構ダメダメだったりします。
失敗の積み重ねが、自分の強みや弱点に気が付く契機になるのかもしれません。
なので、「新人時代の失敗は買ってでもしろ」というのが自論です。
それから、いろんな人のコメントでも分かりますが「新人が仕事出来る」と考えている先輩っていないなずです。
「失敗」は成功のチケットでもあり、ある意味「新人の特権」と言っても間違いないと思います。
なので、堂々と失敗して「成功に繋がるんだ!ラッキー」というぐらいに考えて欲しいです。
最初の壁が越えられると、それまでとは全く違う風景が見えますよ!
デザイナーって本当に楽しい仕事だと分かると思います♪
努力していえば、必ずそう思える日がやってくるので
それまで折れずに頑張って!
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