”努力の娯楽化“ってこれかも

これって”努力の娯楽化だよね”
と思う出来事があったので
今日はそれについて話してみます。



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※「努力の娯楽化」という概念は、
経営学者の楠木建先生が提唱したものです。
まわりから見たらすごい努力をしているようでも、
当の本人から好きでやっている状態のことをいう。

努力を娯楽化できれば、
無理なく継続できることができ、
成果にもつながりやすいという理屈。

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少し前になりますが、
息子の通う中学校で定期テストがありました。


いつも通り、安定のマイペース。
(←いい意味でも、悪い意味でも、ね)



私自身、テスト前に
こんなにゆるっとしていられないし、
これまでのお姉ちゃんたちの様子とも全く違う。


綿密なスケジュールを立てて、
それぞれやり方を工夫しながら
徹底的にわからないところを潰していく…

テスト前ってこんな感じだと思っていました。




が、息子がちょっと違います。

”ふわっ”と。




ここが息子のいところであることは
(多分)間違いないのですが、
時々
「もうちょっとあつくなってもよくない?」
と思ったりしてしまいます。


勉強に限らず、色々なことに。



もちろんテスト前なので、
いつもよりはやってる感はあるのですが、
「いつもより」くらいな雰囲気。


”ここまで理解できたら終わり”、
というよりは

”とりあえず〇ページやったから今日はOK~♪”
こんな感じで、
あっという間に終了〜

とかなりマイペース。




例えば、テスト直前の週末も
「気分転換に料理するね!」と
張り切ってパスタや、
色々な料理を作ってくれました。

その様子は何とも楽しそう~


こうやって自分の好きなことで
心のバランスをとれるって
とてもすばらしいことだなと
思うのですが…




こういうのを見ていると
3人きょうだいでも、
当たり前ですが”人それぞれ”。


同じやり方は通用しないので、
毎回が”学び”なのですが、
それはそれで面白い。

”子育ては奥が深い”と、
毎日感じております。
(←日々、修行)


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我が家は3人とも
塾通いはしていないので、
やる気スイッチも、
実際にどんな風に勉強を進めていくかも
自分でやらなくてはいけません。



というか、
そういうやり方が
お姉ちゃんたちにはぴったりでした。



時間も自由に使えて、
家族との時間も大事にできる、
そして、自分のペースで
勉強できるスタイルは
”自分に裁量権がある”
感じがよかったのだと思います。



もちろん、塾に行くことで
ペースがつかめたり、
仲間と一緒にやることでやる気がわく!
わからないことがすぐクリアになっていい!…

という子どもたちも
たくさんいると思うのですが…



この”ふわっと”君の息子が塾通いをしていても
「やらされているから、やっている」
だけになっていて、
本当の学びにならない気がするし、
本人も望んでいるわけでもありません。



そして、先週テストが返却されてきました。


それなりにできたやつ、
数学はちょっと悪かったり…
と色々ある中で、
ダントツいいのが社会!


前回も今回も学年の最高点。



何が言いたいのかというと、
決して”最高点すごいでしょ!”
ではなく


”内発的動機づけ”からくる学びはすごいんだな、
ということ✨


幼いころから世界の様々なことに興味をもち、
気付いたらそれに関する
本や図鑑を広げていました。
毎朝、こども新聞(うちは朝小)を
読むのが日課でした。


国旗は小さな国でも
ほとんど覚えていましたし、
世界の食や環境問題、歴史や地理…
色んなことに興味関心が
広がっていたと思います。



”テストでいい点数がとりたい”
からではなく、
(←少しくらいはそう思ってほしいけれど…)
とにかく”知りたい”という思いが原動力。


息子にとって、社会の勉強は
素朴な疑問がわいて、
それをどんどん深堀りしていくことが
とても楽しい分野なんでしょうね。



なので、
試験勉強をしたのかしていないのか
さだかではなかった息子ですが🙃
社会だけでは
ずば抜けていい点数だったのです。


これぞ、”努力の娯楽化”✨✨



この分野に関しては
幼いころから本人は
勉強している感覚もないだろうし、
本で調べていることも苦痛ではなく
楽しい作業なのです。
そして、それらが気付いたら
自分の血肉となり成果となる。。。



勉強全般への向き合い方は
そこそこですが🙂、
大好きな学びが一つでもあることは、
彼にとってとてもハッピーだなと感じています。



そういえば、
私には”努力の娯楽化”になっているものって何?


…ちょっと自分を振り返りつつ、


息子のいいところも
見つけてあげられたので
あとはしばらく
目をつぶっておくことにします。

(←とはいえ、もうちょい、
 他もやる気スイッチ入ること期待)



皆さんにとって”努力の娯楽化“
できているものはなんでしょうか?




※他にも息子にとって
”努力の娯楽化”といえば…”料理”もかしら?
テスト期間中に作ってくれたお料理色々(写真)


テスト最終日、
1人ご飯は自分で作りたい!とのことで、
帰宅後自分のためだけに作ったボンゴレ。

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