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最後の言葉

どっとはらい。
とても冒頭に書く言葉ではありませんね。

noteに何を書こうかと色々な方の記事を読んでいて見かけたのが、冒頭の「どっとはらい」でした。
民話や昔話など物語の最後に使われる言葉ですが、転じてエッセイやコラムなどの随筆にも使われることがあるようです。

私がこの言葉を知ったのは小学生の頃。
作品名は失念しましたが図書館で読んだ本に載っており、家へ帰って母に意味を尋ねたところ

「どっとはらいはね、どっとはらい! ってことよ」

と、どこかの政治家の構文のような回答を貰ったことを覚えています。
当時の私は、とりあえず「めでたしめでたし」的なものと解釈し、以来この言葉について考えることはありませんでした。

……そんなことで良いのでしょうか?
子供の頃ならいざ知らず、今の私は意味の分からない言葉でも簡単に調べることが出来るのに!
自責の念で居ても立っても居られません。
Googleの検索バーに「どっとはらい」と打ち込む直前、私の脳裏にある単語が浮かびました。

くしゃがら。

これは、漫画『岸辺露伴は動かない』という作品に出てくる謎の言葉です。
作中に出てくる作家は、その意味を調べていくうちに言葉に魅入られ発狂してしまいます。
ドラマ『世にも奇妙な物語』に出てくる「ズンドコベロンチョ」という言葉も、主人公がその意味を周囲に聞いて回るのですがロクな目に合いません。

なぜ、気付かなかったのでしょう。

「どっとはらい」という語感の奇妙さ。
大人に聞いても意味を教えて貰えない不気味さ。
もしかすると、この言葉もくしゃがらやズンドコベロンチョの類かも知れません。
調べるのはリスクが高いので、自分の中にある知識から答えを探そうと思います。

ひとまず「どっとはらい」という意味の分からない塊を分割してみましょう。

どっと\はらい

なんだか意味のありそうな単語になりました。

前半の「どっと」を考えます。
元の「どっとはらい」が物語の最後に置かれる言葉ということを考慮すると、英語などで文末に打たれるピリオドを意味する「ドット」、つまり「.」のことで間違いないでしょう。

後半の「はらい」は何でしょうか?
そもそも「.」の後にもまだ言葉が続くというのは、私たちが使う言語のルールとしてはあり得ないことです。しかし、そのルールが適用される世界があります。

それは、インターネットの世界です。

普段目にしているインターネット上で、「.」は終わりの記号ではなく、階層同士を分ける役割を果たしています。アドレスや画像ファイルの末尾にある「.com」、「.jpg」等の拡張子が良い例でしょう。 

しかし「どっとはらい」という拡張子はこの世界に存在しないので、使う人もいません。
ということは、この世界ではないどこか、私たちではない誰かに使用されていると考えるのが自然です。

つまり、「どっとはらい」という単語で終わる文章は、民話や昔話などの物語の体裁を取りつつ、実は人類ではない「誰か」へ向けて情報を発信する為の暗号なんだよね。

パンドラの箱、開けちゃってるよね。
人類選別はもう始まってるんだよね。

恐ろしい真実に辿り着いてしまいました。
二回目にして最後の更新になるかも知れません。
どうかこの記事も私自身も、消されないことを祈るばかりです。 


ほんわかエッセイを書くつもりが、陰謀論者のヤバ文章が完成してしまいました。
今後もこんな感じで何の役にも立たないことをnoteで書いていきたいと思っています。
あと、本当の由来や語源を知ってる人がいたら教えてください。
どっとはらい。

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