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アラサーOL、適応障害で休職中に乳がんが見つかった話④手術準備~当日

前日入院

2022年3月2日に入院。

主治医からの手術説明

あらためて診断名や手術方式、内容などの説明を家族と共に聞きました。
仕方ないとは分かっているんですが、検査や診察のたびに毎回「あなたは乳がんですよ」というのを突き付けられるのでメンタルにはじわじわ来ます。ここは割り切るしかない。

説明終了後、家族とは分かれて入院手続きへ

RI検査 リンパ節シンチ

手術前の検査。放射性医薬品を皮下注射してリンパ節の位置を調べるもの。
受ける側は、寝て撮影されて、時間空けて再度撮影されるだけなので楽でした。特に気分悪くなるといったこともない検査でした(待ち時間は暇)。

入院後は、入れ替わり各科の医師や看護師が来られて、麻酔の説明だったり健康状態の確認(歯科の検診など)といった細々とした話やそれぞれの同意書への記入・サインなどをして過ごしました。

主治医の診察

手術部位の確認とマーキング。
切り取る場所をエコーで確認しながら線引きしていくのですが、まさかの油性マジックで、、思わず「マッキーですかwww」と突っ込んでしまいました笑
その日の夜はシャワーOKなので、防水フィルムを貼ってもらって終了。

前日の食事について

翌朝すぐの手術予定だったので夜から絶食。代わりに補水食(パウチに入った薄めのポカリみたいなやつ)があり、翌朝までに3本飲むように指示がありました。味は美味しくもまずくもなく、薄い」。

手術当日

朝一の手術だったので、弾性ストッキングや手術着に着替えて歩いて手術室へ向かいました。家族とは面会スペースで少し話してバイバイ。

手術台に上がるといろんな器具が付けられたり、終わった後の流れなどザーッと説明されるけど緊張で頭はいっぱいでした。
「麻酔入りますよー」と言われ、立ち眩みみたいな頭がグワンッとする感覚がしたと思ったら、次に目が覚めたのは「終わりましたよー」という呼びかけでした。貧血の時の気持ち悪さ+気管挿管後の喉の違和感で不快感がすごかった、、
寝たままエレベーターで病室へ。家族は終了後に顔だけ見れると聞いていたそうで面会スペースで待ってくれていましたが、看護師さんが忘れててスルー。手術はお昼ごろに終了した模様。

手術後は麻酔で痛みなどは感じなかったものの、喉の違和感(喉を傷めた時のガスガスした感じの酷いやつ)がとにかくすごくて、でも手術後半日くらいは水飲むのもNGだし酸素マスクもしなきゃいけなくて、これが一番キツかったです。夜に看護師さんから水OK来た時の解放感がすごかった。
当日は夜までずっと麻酔もあってウトウト寝ては起き、またウトウト、、という感じでしたが、夕方ごろに麻酔が切れて痛みが…(皮膚の表面を切った時のようなズキズキ感ではなく、身体の底から滲んでくる鈍痛って感じ)。
しばらく耐えたけど痛すぎて気持ち悪くなってきたので、ナースコールで痛み止めの点滴してもらいました。我慢よくない、早めに薬に頼るの大切。

ちなみに患部はガーゼに覆われていて、ドレーンという排液を抜く管が身体のから出ています。この排液が出なくなったら管を抜いてシャワーOK、退院になります。
管には水筒のようなボトルが付いていて、ベッドを離れる時は常にショルダーバックで持ち運びます。幼稚園児の遠足ルックです。

入院中の過ごし方

私は大部屋でしたが、特に診療科で分かれているわけでいようで、骨折など短期手術入院の女性患者さんたちと一緒でした。
基本的なスケジュールとして
【朝】起床 → 洗顔、着替え、検温 → 朝食 → 歯磨き、清拭
【昼】昼食、シーツ交換など
【夜】夕食 → 歯磨き → 就寝
という流れと食事時間は決まっていて、その他は自由です。
一日に数回の医師の回診があったり、看護師に排液捨ててもらったり随時してもらいました。それ以外はTV見たりスマホつついたり。
ドレーンが抜けた翌日からは、院内の図書館で漫画借りて一気読みしたり、面会スペースでコーヒー飲んだり散歩してみたりと病室にはあまり居なかったかもしれません。歩くと振動で傷が痛いのですり足で移動。

退院へ

3月2日に入院、3日に手術、8日に退院というスケジュールでした。
7日に排液の管が抜けて、シャワーOKに!と言っても術部側の腕は動かすと痛いので片手で。時間はかかりましたがやっぱり気持ちよかったです。

退院後は家族に迎えに来てもらい、一人暮らしのマンションへ帰宅。
洗濯したり買い物したり、身の回りのことをやっている間に身体の動かし方(ここまで腕上げると痛いとか)が分かってきました。普段通りガンガン動くのはダメだろうけど、安静にしすぎるのも良くない。

番外編・入院の時の持ち物

・室内履き:サンダルNG、踵のあるものでと言われていたので、スリッポンみたいな踵踏めるやつにしました。ベッドから降りる機会が多かったので、屈むと傷痛いし、スニーカーとかは避けた方がいいかも。
・服:入院着やタオルは有料レンタルしました。洗う手間もなく清潔に使えるので、ここはケチらなくて正解だったかも。なので持参したのは入退院時と院内散歩する用の普段着2~3パターンぐらいです。
・下着:私はグンゼさんのメディキュアシリーズを使用。
 ●前開きで腕を極力動かさず着脱できる
 ●スナップボタンで付け外しに力が要らない
 ●綿とレーヨンで放射線治療で弱くなった肌でも大丈夫そう
みたいな点で選びました。特に入院中は診察や術部のガーゼ取り換えなどで何度となく着脱の必要があるので、スナップボタンは選んでよかったポイントです。
・その他:小説を3冊ほど持ち込みましたが、1日経たず読破w 結局は院内の図書館で貸し出しがあったので、読めてなかった漫画や文庫本をここぞとばかりに読んでいました。本好きにはありがたい居場所!


手術は終わり、放射線治療へ。

→⑤へ続く

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