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【韓国語学習】韓国語能力試験までの道のりと受験した感想。

韓国語勉強歴10年にして、初めて韓国語能力試験TOPIK)のII中級〜上級)を受験した。これまでにハングル検定(ハン検)は2度(準4級と3級)受験したことがあったのだが、(如何せん試験が嫌いなもので)TOPIKは今回が初めて。

結果は無事6級という一番上の級をとることが出来たのだが、そもそも試験が嫌いな私がなぜ今回TOPIKを受けたのか。

それは後々やりたいことを実現するためには、6級を取ることが条件だったからだ。なので必要に迫られて受験をしたわけである。

TOPIKの受験を何度か考えたことはあった。資格がある方が色々と有利になるかもしれないし、自分がやってきたことの証明にもなるだろうと思い、何度か試験勉強に手をつけた。

けれど、数回にわたる挫折。もう絶対に試験勉強なんてしない、と心に誓った時もあった。

私がTOPIKの勉強を挫折した原因は、二つあると思う。

① 試験の範囲が広く、勉強の仕方が分からなかった
② 自分に合うテキストが見つけられなかった

挫折の原因

試験範囲の広さ

TOPIKはTOEICと同じように、取得した点数によって等級が振り分けられるという形式になっている。TOPIKの場合、試験はIIIの2種類で、今回私が受けたIIは、中級〜上級までが同じ試験を受けることになる。(下図参照)

韓国語能力試験公式HPより

必然的に、試験勉強をする際は中級から上級の範囲に手をつけなければならないのだが、この範囲の広さとレベルの幅が、私にとっては大きな難関だった。

TOPIKの勉強に初めて手をつけた頃は、おそらく韓国語のレベルは中級程度。それなのに上級の難しい問題にまで手を付けなければならないのかと圧倒されてしまった。

この級を取るにはここまで勉強したら良い、という目安が分からなかったことが原因であると思う。

何を使えば良いのか

試験勉強を始めた時は、韓国語能力試験の単語帳と問題集を購入した。どちらも日本の出版社が出しているものだ。

それを使って勉強をしていたのだけれど、そもそも単語帳で単語を覚えるのが嫌いな私にその方法が合うはずもなく、テキストの例文も意訳が多くてページを捲るのが嫌になった。

問題点をどう解消したか

この挫折ポイントを解消するために考えたのは、以下の二つ。

・勉強する範囲を明確にすること
・韓国語を韓国語で認識すること

範囲を明確にする

私はTOPIKを受験するにあたって、当初4級の取得を目標としており、その後順々に上の級を取っていくという計画をしていた。なので、4級まで取れる勉強をすると決め、その範囲が明確になっているテキストを探すことにした。

韓国語を韓国語で認識する

日本で出版されているテキストは、日本語で文法などを説明していることがほとんどだ。しかし、韓国語能力試験は、問題文の問いから何から全て韓国語で、日本語を介することがない。

それに加えて、私は韓国語が好きなので、韓国語を日本語の頭で理解するより、韓国語の頭で理解する方が、自分には合っているだろうと思ったのだ。その方がより韓国語の実際のニュアンスを感じ取ることが出来るだろうと考えた。

選んだテキスト

上記の二点を踏まえて選んだのが、このテキスト。

このテキスト以外に、単語帳などは全く使っていない。何度も言うが、私は単語帳で単語を覚えるのが大嫌いだ。なので単語については、このテキストに出てきたものをその都度覚えることにした。

このテキストは3級〜6級までを網羅しているが、各級ごとに勉強する範囲が明確に設定されている。そのため、3級が目標ならここまで、4級ならここまでという明確な指針ができた。私は4級を目標としていたので、このテキストで4級の範囲まで勉強し、5級と6級の範囲にはノータッチで試験に臨んだ。

韓国で出版されているテキストで、中身は全て韓国語。初めは韓国語で韓国語を学ぶということに慣れず苦労したが、自分なりのやり方を見つけてからはスムーズに学習を進めることができた。

実際に試験を受けてみて

まずリスニングについて。
今回リスニングの対策は全くせずに臨んだのだが、私の場合は韓国語に長く触れてきた分、耳が慣れていたという利点があった気がする。

が、それでもかなり試験のリスニングのスピードは速い。しかも問題文などが1回しか読まれないので、かなりの速さで問題文を読み、音を聞いて、選択肢から解答を選ぶという作業をしなければいけない。ここはきちんとリスニングの対策をして、耳と読むスピードを慣らしておく必要があった。

作文についても特に対策をせず、気合いで2つとも埋めて点数をもらうことができたが、5級・6級以上で高得点を狙う人は作文をする時の文体であったりルールをきちんと学んで、実際の解答用紙と同じものを使って練習しておいた方が良いと思う。

勉強方法については、韓国語で韓国語を理解するという方法が、長文の読解に特に活かされたように感じた。日本語に訳しきれないニュアンスを感じ取ることが出来るのは、長文などの全体像を把握するのには大切なことだなと思う。

長くなったので、実際にテキストを使ってどう勉強したのかはまた別の記事でアップしたいと思う。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


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