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【韓国語学習】推しのインタビュー記事を翻訳してみて思ったこと。

私の韓国語勉強のモチベーションは、常に「推しについて知ること」だ。

推しが何を話しているのか知りたい、どんなことを考えているのか知りたい。それをモチベーションにして勉強を続けているので、勉強の教材も推しであることが多い。

ここ数日間は、私の推しの一人である韓国の俳優シン・ハギュンのインタビューを日本語に翻訳していたのだが、学んだことが多くあったので残しておこうと思う。

今回翻訳したインタビュー記事はこちら。

タイトルは『演技の怪物シン・ハギュンが解き明かす「怪物」の秘密』私が彼を推すきっかけになったドラマ『怪物』について語ったものだ。

日本語で伝えることの難しさ

今回私が翻訳をして一番悩んだのは、韓国語のニュアンスを日本語でどう伝えれば良いかということだった。

韓国語に初めて触れてから約十年。インタビュー記事を読んでいると、韓国語のニュアンスであったり、彼がどんな風に話をしているのかはイメージが出来る。

けれど韓国語と日本語は違う言語なので、やはり言葉が持つニュアンスが完璧に合致しないものも多くある。元の言語のニュアンスを変えずに翻訳をするという行為が、思っていた以上に難しいことなのだなと感じた。元の言語についての知識は勿論のこと、母国語(私で言えば日本語)の語彙が豊富でなければ、適切な言葉を選び取ることが難しいだろう。語彙だけではなく、文法などもきちんと学ぶ必要があると思った。

バックグラウンドを知る必要あり

今回翻訳をしたインタビューの後半では、彼がこれまでに参加した作品や演じた役柄についても話をしているのだが、その中で韓国の映画史についての話が出てきた。

私は韓国の映画史については全くの無知で、最初にインタビュー記事を読んだときには、文章の意味は分かるけれど、何について話しているのか全く分からないということが起こった。

インタビューをする人は、相手のバックグラウンドやそれを取り巻く歴史について、しっかりと理解してからでなければ望めない仕事なのだなと感心した。きちんと知っておかなければ、とても浅いインタビューになるだろうし、話を引き出すことも難しくなるだろう。

翻訳をするにあたってもそれはとても重要で、彼が発した一言一言がどういう歴史に基づいて、どういう世界観に基づいての言葉なのかを詳細にきちんと理解するためには、バックグラウンドを知ることはとても重要だと感じた。

どこまで意訳をするか

私は今回、翻訳したその文章をTwitterにアップした。推しを同じくする同士が集うアカウントにだ。その時は、フォロワーさんの中にも韓国語を勉強している(し始めた)人がちらほらいるので、少しでもその助けになればいいなという思いだった。

そこで考えたのは、どこまで意訳をするかということだ。勉強をし始めた人が読んでくれるのなら、出来る限り直訳をした方が良いだろうという考えで臨んだのだが、このバランスが非常に難しいことに気が付いた。

もちろん完全に直訳をすることも出来るには出来るが、それでは意味が伝わらなかったり、ニュアンスが変わってしまうこともある。意訳をしてしまえば読みやすくはなるかもしれないけれど、そこに自分の解釈や感情が乗ってしまってはいけない。

私は翻訳したものを自分で読んで自分で楽しんでいるだけだが、実際に翻訳を生業とする方々は、この直訳と意訳のバランスには大きく悩まれているのだろうなと感じた。

終わりに

翻訳と一概に言っても、文章の翻訳もあれば映像の翻訳もある。吹き替えの台詞を作る仕事も翻訳家の仕事だ。今回こうして翻訳という作業をやってみて、言葉を選ぶことの難しさを感じたし、読者にどう伝えるかをかなり悩んだ。

私は今映像翻訳について興味を持っていて、留学から帰ったら映像翻訳の専門学校に通いたいと考えている。今回感じたことを学びとして活かし、日々の中でその夢を先に見据えた学習をしていかなければならないなと感じた。

今回はここまで。読んでいただいでありがとうございました!






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