Sarah Yamanaka

Sarah(さら) インテリアデザイナー インテリアコンサルタント 基本理念は、『住…

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Sarah(さら) インテリアデザイナー インテリアコンサルタント 基本理念は、『住空間を通して人を幸せにする』。インテリアはセオリーを理解することで、プロレベルの成果を得ることができます。「センス」を手に入れる「セオリー」の積み重ね方を紹介します。

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記事一覧

固定された記事

インテリアで大切なものは『センス』よりも『セオリー』

『センス』という言葉があります。美的感覚、感性と訳されることの多い言葉です。 職業柄、『センスが良い。』『センスがある。』 またはその反対の言葉に日々囲まれていま…

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大人の自由研究〜5月の東京タワー〜

小説「東京タワー」、主人公である小島透の冒頭の呟きが印象的でした。 天気や時間帯で印象を変える東京タワーを、独自の言葉で表現する主人公透。 彼の部屋からは、日常…

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大人の自由研究〜太陽の塔とEXPO’70パビリオン〜

太陽の塔 GW前半の最終日、大阪・吹田市にある万博記念公園に出かけました。 朝から厚い雲に覆われた空は光を持たないグレー色。 時折り、傘をさすべきか悩むぐらいの細か…

Sarah Yamanaka
2週間前
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大人の美術館探訪〜マティス 自由なフォルム・国立新美術館〜

2023年「マティス展」 2023年東京都美術館で開催された「マティス展」に行きました。 フランス・ヴァンスにあるロザリオ礼拝堂は、生涯を終えるまで、身体と感性が健康な…

Sarah Yamanaka
1か月前
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大人の旅スタイル〜代官山でブランチを愉しむ〜③

代官山IVY PLACEでブランチを堪能する 代官山には渋谷駅からパスで向かいました。 渋谷駅は階段の上り下りが煩雑なため、移動はタクシーを考えていました。 たまたま立ち…

Sarah Yamanaka
1か月前
58

大人の旅スタイル〜暴風雨の中銀座SIXに向かう〜②

暴風雨の街 昨夜、TVでは東海から関東地方にかけて警報級の暴風雨が予想されると繰り返していました。 朝、遅めに起床し、カーテンを開けると予報通り大粒の雨が、激しく…

Sarah Yamanaka
1か月前
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大人の旅スタイル〜桜舞う東京を旅する〜①

桜に見送られて旅に出る 満開の桜に見送られ、駅に向かいました。 アスファルトの無機質なグレーを埋め尽くす花びら。 キャリーバッグの車輪には桜の花弁が付いているかも…

Sarah Yamanaka
1か月前
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大人の旅スタイル〜京都・平安神宮桜音夜紅しだれコンサート2024〜

平安神宮桜音夜 紅しだれコンサート この1週間、天気予報を見続けていました。 4月3日の京都の空模様を祈る気持ちで眺めては、ため息。 昨日の天気予報では、今日の京都は…

Sarah Yamanaka
1か月前
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4月3日水曜日、朝から雨模様。夕方から平安神宮で開催されるイベント「桜音夜」に出かけるため、阪急電車に乗りました。車窓から見える景色は、白に近い薄いグレーの空と五分咲きの桜の木。雨に打たれた花びらは、背景の雲に同化するように薄いグレーを纏っています。雨足が少しでも和らぐと嬉しい。

Sarah Yamanaka
1か月前
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大人の自由研究〜建築物を見て歩く・関西編〜京セラ美術館

そうだ京都、行こう。 関西に引越して、もうすぐ2年になります。 2年前の3月31日、雨に打たれた桜に見送られながら、通い慣れた駅までの道を歩いた思い出は、遠い記憶にな…

Sarah Yamanaka
3か月前
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大人の教科書〜初詣・参拝の作法〜

初詣1月2日、家の近くの氏神様に初詣に行きました。 鳥居の見える通りまで来た時、参拝を待つ長蛇の列が公道の途中まで出来ている光景が目に入りました。 引越すまでの初…

Sarah Yamanaka
4か月前
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大人の教科書〜お正月の設え〜

玄関 年末年始は、自宅の風景が変わります。 まずは、玄関扉のクリスマスリースを和のアレンジに変えました。 ここから新年を迎えるスイッチが入ります。 一旦スイッチが…

Sarah Yamanaka
4か月前
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2024年がスタートしました。今年の目標は
新しい学びを始めることです。昨年、人から勧めらた小説に強く心を揺さぶられました。
「美とは何か?」根底に流れる壮大なテーマを能と西洋美術の両面から読み解いていく内容に引き込まれました。知らないこと、知りたいことが多すぎることは、嬉しい。

Sarah Yamanaka
4か月前
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大人の旅スタイル〜ベトナム・ホーチミン&タイ・バンコクの旅〜11最終日韓国カフェでランチとタイ式マッサージ

バンコク滞在5日目 明日、夜の便で日本に帰ります。行きと同じ、ベトナム・ホーチミン経由関西空港行きです。 今日は夫と別行動。 夕食から合流し、その後2度目のタイ式…

Sarah Yamanaka
5か月前
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大人の旅スタイル〜ベトナム・ホーチミン&タイ・バンコクの旅〜⑩7日目Khao(カオ)で愉しむ優雅な夕食とホテルのプール

Khao(カオ)で夕食を愉しむ 弟が予約をしてくれたレストラン「Khao(カオ)」 東南アジアで一番格式が高く、作家サマセット・モームが執筆のため長期滞在をしたことでも有…

Sarah Yamanaka
5か月前
76

大人の旅スタイル〜ベトナム・ホーチミン&タイ・バンコクの旅〜⑨6日目ナイトマーケットと眺望の美しいスタバ

イサーン料理(北タイ料理) バンコク3日目の夕食は、弟の住むアパートから歩いていけるイサーン料理(北タイ料理)を予定していました。 1日目の夜はOLD STREETでシンガポー…

Sarah Yamanaka
5か月前
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固定された記事

インテリアで大切なものは『センス』よりも『セオリー』

『センス』という言葉があります。美的感覚、感性と訳されることの多い言葉です。 職業柄、『センスが良い。』『センスがある。』 またはその反対の言葉に日々囲まれています。 お客様から『センスが良い』と評されると、面映く嬉しい気持ちになります。 さらに『これは貴女にしか出来ない提案ですね。』と社内外の人たちからる言われると、思わす手の内を明かしてみたくなります。 『センス』は生まれつきのものでも、特別な人にだけ与えられたものでもありません。』『貴女にしかできない』は生まれ持った

大人の自由研究〜5月の東京タワー〜

小説「東京タワー」、主人公である小島透の冒頭の呟きが印象的でした。 天気や時間帯で印象を変える東京タワーを、独自の言葉で表現する主人公透。 彼の部屋からは、日常的に東京タワーを臨むことができるのかもしれません。 純粋で何事にもまっすぐな視線を持つ大学生透の言葉は、すべてではないですが、ストンと心に落ちるものもありました。 「昼間の東京タワーは、地味でやさしいおじさんのようだ。」 江國香織の描く世界観とは異なり、5月の東京タワーは、哀しさもなければ、地味でもない、健康的

大人の自由研究〜太陽の塔とEXPO’70パビリオン〜

太陽の塔 GW前半の最終日、大阪・吹田市にある万博記念公園に出かけました。 朝から厚い雲に覆われた空は光を持たないグレー色。 時折り、傘をさすべきか悩むぐらいの細かい雨が降っていました。 今回、太陽の塔の内部空間を見るため、事前に日時指定チケットを購入しておきました。 雨が落ちてくる前に、塔の全体像を撮影しておきます。 1970年に開催された日本万国博覧会(大阪万博)でパビリオンとして建てられた太陽の塔ですが、万博閉幕後も永久保存が決まり現在に至っています。 永久保存に

大人の美術館探訪〜マティス 自由なフォルム・国立新美術館〜

2023年「マティス展」 2023年東京都美術館で開催された「マティス展」に行きました。 フランス・ヴァンスにあるロザリオ礼拝堂は、生涯を終えるまで、身体と感性が健康なうちに訪れたいと強く思いました。 一緒に行き、作品をカメラにおさめてくれた息子のMayaも同じことを感じたそうです。 ロザリオ礼拝堂の午前11時の光を纏ったステンドグラスをこの目で直に見るまでは、人生を終えることができないと強く思いました。 2024年「マティス 自由なフォルム」 1年振りのマティス展で

大人の旅スタイル〜代官山でブランチを愉しむ〜③

代官山IVY PLACEでブランチを堪能する 代官山には渋谷駅からパスで向かいました。 渋谷駅は階段の上り下りが煩雑なため、移動はタクシーを考えていました。 たまたま立ち寄った銀行の目の前に代官山行きのバスが停車していたため、バス移動を決めました。 循環パスは、路線バスに比べ大抵の場合、遠回りになります。 渋谷駅から代官山蔦屋Tサイト前までの所用時間は約15分。 高級住宅街をゆっくりと縫うように走って行きます。 建物ウォッチングが好きな私には、心躍る15分間でした。 築

大人の旅スタイル〜暴風雨の中銀座SIXに向かう〜②

暴風雨の街 昨夜、TVでは東海から関東地方にかけて警報級の暴風雨が予想されると繰り返していました。 朝、遅めに起床し、カーテンを開けると予報通り大粒の雨が、激しく窓に打ちつけていました。 週間天気予報でも昨日、今日の2日間は雨の予報だったため、今日の予定は松屋銀座と銀座SIXで過ごすと決めていました。 引越す前、松屋銀座の開店時間は午前10時でしたが、今は11時です。 開店までの隙間時間はホテルの部屋で、昨日撮影した写真を整理して過ごしました。 予報では正午頃、雨は止

大人の旅スタイル〜桜舞う東京を旅する〜①

桜に見送られて旅に出る 満開の桜に見送られ、駅に向かいました。 アスファルトの無機質なグレーを埋め尽くす花びら。 キャリーバッグの車輪には桜の花弁が付いているかもしれません。 それも嬉しく思えるぐらいの魅力が桜にはあります。 今日から3泊4日の東京滞在。住み慣れた街に出かけることは旅行とは言いがたく、帰ると表現したほうがしっくりときます。 行きたいところ 海外旅行と同じく、事前に行きたい所、したいこと、食べたいものを考え、計画を組み立てます。 行きたいところ 1.国

大人の旅スタイル〜京都・平安神宮桜音夜紅しだれコンサート2024〜

平安神宮桜音夜 紅しだれコンサート この1週間、天気予報を見続けていました。 4月3日の京都の空模様を祈る気持ちで眺めては、ため息。 昨日の天気予報では、今日の京都は終日雨、さらに降水確率は90%。 以前も話しましたが、普段であれば雨は嫌いではありません。 ただ、4月3日18時40分から開演予定の平安神宮桜音夜(さくらおとよ)紅しだれコンサートは、平安神宮東神苑、栖凰池のほとり、屋外での開催です。座席がないため、傘があると視界を塞いでしまいます。念のため、透明のビニール傘を

4月3日水曜日、朝から雨模様。夕方から平安神宮で開催されるイベント「桜音夜」に出かけるため、阪急電車に乗りました。車窓から見える景色は、白に近い薄いグレーの空と五分咲きの桜の木。雨に打たれた花びらは、背景の雲に同化するように薄いグレーを纏っています。雨足が少しでも和らぐと嬉しい。

大人の自由研究〜建築物を見て歩く・関西編〜京セラ美術館

そうだ京都、行こう。 関西に引越して、もうすぐ2年になります。 2年前の3月31日、雨に打たれた桜に見送られながら、通い慣れた駅までの道を歩いた思い出は、遠い記憶になりつつあります。 雨は嫌いではありませんが、あの日の雨の冷たさは忘れられません。 関西では、JR東海のCMも 見ることはなくなりました。 「そうだ京都、行こう。」 美しい季節の彩りを背景に流れるこの台詞に、心がザワザワしたことを懐かしく、思い出すことがあります。 BGMとして背景に流れる音楽にも心惹かれました

大人の教科書〜初詣・参拝の作法〜

初詣1月2日、家の近くの氏神様に初詣に行きました。 鳥居の見える通りまで来た時、参拝を待つ長蛇の列が公道の途中まで出来ている光景が目に入りました。 引越すまでの初詣は、明治神宮でした。 きちんと警備員さんの指示通りに並ぶと、思ったよりも早くお参りすることができ、ストレスを感じることは少なかった気がします。 (もちろん、すごく混んでいる割にはと言う意味ですが。) こちらの神社には、警備員さんはいませんが、暗黙の了解のもと、二列に並んだ長い列が拝殿からずっと連なっていました。

大人の教科書〜お正月の設え〜

玄関 年末年始は、自宅の風景が変わります。 まずは、玄関扉のクリスマスリースを和のアレンジに変えました。 ここから新年を迎えるスイッチが入ります。 一旦スイッチが入ると、あとは自分のペースで少しずつ準備を進めていきます。 大掃除 大掃除はしません。 常に美しい空間を維持することに重きを置く部屋造りを考えた結果が、今のスタイルです。 例えば、家具は空間の30%を目安に配置しています。 床だけでなく、水平部(テーブルやカウンターなど)にもモノを置かないことを心がけていま

2024年がスタートしました。今年の目標は 新しい学びを始めることです。昨年、人から勧めらた小説に強く心を揺さぶられました。 「美とは何か?」根底に流れる壮大なテーマを能と西洋美術の両面から読み解いていく内容に引き込まれました。知らないこと、知りたいことが多すぎることは、嬉しい。

大人の旅スタイル〜ベトナム・ホーチミン&タイ・バンコクの旅〜11最終日韓国カフェでランチとタイ式マッサージ

バンコク滞在5日目 明日、夜の便で日本に帰ります。行きと同じ、ベトナム・ホーチミン経由関西空港行きです。 今日は夫と別行動。 夕食から合流し、その後2度目のタイ式マッサージに行く予定です。 義妹と2人で過ごした時間は笑いの絶えない愉しいものでした。 義妹のショッピングは、ほとんどがお土産です。 私と大きく違うのは、お土産を楽しみながら買っているところでした。 一緒に行ったスーパーでも、これが美味しい、これはお勧めと買い物のアドバイスをしてくれます。 フルーツもクロワッ

大人の旅スタイル〜ベトナム・ホーチミン&タイ・バンコクの旅〜⑩7日目Khao(カオ)で愉しむ優雅な夕食とホテルのプール

Khao(カオ)で夕食を愉しむ 弟が予約をしてくれたレストラン「Khao(カオ)」 東南アジアで一番格式が高く、作家サマセット・モームが執筆のため長期滞在をしたことでも有名なバンコクのマンダリン・オリエンタルホテル。 Khaoは、マンダリン・オリエンタルホテルの元料理長ヴィチット氏がオーナーシェフをつとめる王道タイ料理レストラン。 ミシュランガイドにも掲載されています。 予約困難なお店なので、遅れないように言われていたにも関わらず、時間の読みが甘く遅れてしまいました

大人の旅スタイル〜ベトナム・ホーチミン&タイ・バンコクの旅〜⑨6日目ナイトマーケットと眺望の美しいスタバ

イサーン料理(北タイ料理) バンコク3日目の夕食は、弟の住むアパートから歩いていけるイサーン料理(北タイ料理)を予定していました。 1日目の夜はOLD STREETでシンガポール料理のバクテー、2日目のランチは、ソンブーンのプーパッポンカリー、夜はafter youのかき氷。 いずれも間違いのない美味しさでした。 3日目の今日は、イサーン料理です。 耳馴染みのないイサーン料理を調べてみました。 ソムタムは、スパイシーな青パパイヤのサラダです。 ガイ・ヤーンは地鶏を骨付