俺パーソナリティ

独り言日記

俺パーソナリティ

独り言日記

最近の記事

  • 固定された記事

恋を解く

恋してばかり僕ら人間。総じてみんなバカで愚かで苦しくて悲しくて、縋るように優しさを迫る恋人達は、いつか来る終わりを考えることも無く、今の幸今の幸と過ぎ去った時間に目を瞑る。作り笑いをする僕と、本当に笑う君とでは幸福感に差があるようだ。僕は欲で君は愛を、君は言葉で僕は行動を。昔の恋人、そのまた昔の恋人。君という今の恋人とかつての恋人をなぜだか重ねてしまうのは、きっと僕は影を見ているから。1周目2周目、漫画も勉強も周回すれば周回するほど奥が深まる。ただ、恋だけは回れば回る程苦しく

    • 泣かないで

      リフトカットの跡がある女の子に誰かがこう言った。「身体は親から貰った大切のものだよ」と。僕はそう思ったことが無い。テレビには腕や足が欠損した人達が写っている。24時間テレビというチャリティー番組らしい。不便そうだなと思った。可哀想と思った。手や足が欠損していても強く生きている。あんな状態でも親から貰った大切な身体だよ。と友達は言えるのかな。綺麗事ばかりでつまらない人だな。親から貰った大切な身体、僕はそもそも生を与えられたく無かったとすら思うけど。リストカットなんて生きているか

      • もういない8月ときみへ

        辛い事と優しさを同時に思い出して、体温も声も蘇り、変わってしまった僕の心は、そのノスタルジアに涙を流しそうになり、あの日の愛を去年の夏に受け取って、今年の夏、その愛を返した。最後に伝えた言葉は、「君のおかげで今全部うまくいってるよ。でも、思い出したくなかったよ。」君は最愛だったから、きっと最後の好きという感情だと確信があったから。またねではなくて、じゃあねだった。深く考えすぎなのかもしれないけど、もう会えない気がした。僕らは生きている限りは立ち止まれない。辛くて悲しくて、切な

        • 溢れる手首と水平線

          引かれた水平線が3つ。夢中になっていたから気付かなかった。溢れる赤黒い宇宙と、床に垂れて星みたいに煌めいている僕の不安。形になった僕の焦燥と不安。夏が来て欲しくないから春に爪を立てる。桜が散っていく。春が終わる。不安がずっと垂れ流れている。意識が朦朧としてきた。明日は学校に行こう。長袖で行こう。僕の水平線は僕だけが見れるものじゃないと嫌なんだ。誰かに見られちゃダメなんだ。不安は垂れ流しちゃいけないんだ。誰かに分かられちゃダメなんだ。分かられてたまるか。 父さん母さん行ってき

        • 固定された記事

          高校3年生

          勉強なんてしても意味はないとは言いきれない。勉強って人格形成の為にあるんだと思う。でもね、先生が言ってた勉強をしろは本当に成績だけだと思う。良い大学に入れって先生はうるさかったし、親もうるさかった。高校の時の不安定な俺は自分の道を自分で選択なんてできなかった。言われるがまま国立大学の受験勉強をする。 彼女は僕の勉強ができるとことか、本を沢山読んでいるからこその知的なところ、乱暴な所、部活も割と上手くいっていた所、そんな所が好きなんだろう。僕の日記なんか読んだら、中身なんか知

          景色と僕と、大きな街

          東京を歩く。街ゆく人、人、人。自分が誰だか分からなくなるような、台風の中にいるような、街がそこにないような、自分がまるで存在しないような、そんな感覚に苛まれる。東京という名前の感情がありそうな。ないのは知っているけど、あったて違和感がないほど、東京の地を踏んだ時の孤独感が苦しかった。何回来たってこの街は寂しい。大きくて寂しい。人が沢山いて酸素が薄い。街が光ってる。目は曇ってる。 イヤホンをして歩く人々、スマホを見ながら歩く人々。手を繋いで寄り添い歩く人々。改札の前であたふた

          景色と僕と、大きな街

          僕らはいつ大丈夫になるんだろうね

          今日死んじゃおう。ぐぐぐぐぐぐ、、ぷちっ。生きちゃったな。自殺に失敗した。薬が増えた。学校に行きたくないな。誰と話しても笑えやしないな。駅の人混みに揉まれて、空気が薄い、感情も薄い、お店の鏡に映るボサボサの頭、ハイライトのない目。 今日一日、自殺に失敗した事で頭がいっぱい。部屋にある縄はヨレヨレ、体重が重くて切れちゃったのかな。ダイエットでもしようかな。死ぬために痩せるなんて笑えちゃうね。もっと丈夫な縄を買おうかな。だってだって、飛び降りは失敗しちゃったから。もう怖くてでき

          僕らはいつ大丈夫になるんだろうね

          夢を持てと煩い大人達

          いつの間に僕らは夢を持たなくなったね。「お花屋さん」「ケーキ屋さん」「サッカー選手」「野球選手」「警察官」「消防士」僕らは今何になりたい?君の持っている夢って○○学部だからとかそういう理由で掲げてない?それって夢って言える?惰性で追いかけているだけなんじゃないか?僕はそう思うよ。君のやりたい事、大してないんじゃないの?社会で確立した立場を確保するための惰性の夢なんじゃないの?僕ら小さい頃から夢を持てなんて大人に言われたよね。夢を叶えられなかった大人が口を揃えて言うんだ。先生も

          夢を持てと煩い大人達

          陽炎

          思い込みの先にある全てに絶望して、感度が鈍ってく脳の細部に、いつも一縷の夢中が存在していてる。僕らのこの日々を誰かにわかって貰おうなんて思っていないのに、誰かに見て欲しい知って欲しいと、そんな欲ばかり煮えたぎってしまう。誰にも知られないまま終わりになってしまおうなんて駅のホームで考えてみる。迫り来る電車に怯えてしまって、結局夢の中に飛び込めずに現実に運ばれてしまう。小学生の頃にやった好きな宿題があった。「星を観察する」空を見上げるたびにあの頃の心も息を吹き返すような気がしてい

          春死ね

          死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね春死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 春死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 春死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 春消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ

          君も僕も誰なんだろうね。

          「自分は自分だよ!」健気に君は言う。僕は誰なんだ、自分って一体なんの為に産まれたんだ…。「なんの為に生まれて、何をして生きるのか、答えられないなんて、そんなのは嫌だ」突如アンパンマンのオープニングが頭をよぎる。僕はきっと答えられない。親のエゴで産まれた性欲の副産物の僕は、「何をして生きるのか」なんて問われても何にも分からないのです。「なんの為に生まれたか」については、親が生物である以上、生殖本能に従ったまでだろう。生殖することに幸せを感じるのは当たり前のことだろう。それを気味

          君も僕も誰なんだろうね。

          夏の味覚

          ラブホテルに窓が無いのは2人の世界がそこで完結しているから。酒を脳が揺れるまで飲んで、欲のままに揺れる夜。好きでもない人と身体を重ねても残るのは虚しさと別れだけ。アルコールとタバコの味がする口内、重なって溶け合う2人のこの先は、始まりでも終わりでもない。何も始まらない。そこにあるのは快楽だけで、2人はどこにも行けない。ここで完結してしまったから。歩き疲れた君の隣に辿り着く事もない。心が廃れた2人は、欲を満たし合う事しかできずに、満たされない夜が続く。薄暗い部屋の中、途中で目が

          おっぱい

          果物みたいに実っていく。蜜柑、林檎、グレープフルーツ、メロン、スイカ。味も形も異なる二つの果物。揺れる美に興奮を覚える青少年達は、その果物を貪る為に生を全うする。果物を口に放り込む為だけの努力は虚しく、人の畑を見て羨む人々。他人の果物を取るのは御法度だ。勝手に口に放り込んでは行けない。一つの種を丁寧に時間をかけて育てて行く。実がなって、熟れたら食べてね。口の中で甘く溶けて、喉の奥まで感覚を犯す。まるで禁断の果実。刺激で妖艶な味、溢れる情熱を支配できなくなるような、そんな危険な

          生きるについて

          人には生存本能が備えてある。自殺を試みた人からするとそれは邪魔なもの。僕は8階から飛び降りて足を骨折しました。何も考えずに降りたので、まさか木がクッションになるとはいやはや…。頭から落ちるのが怖すぎて、生存本能を本気で恨みました。それからも、自殺を考えたがそれっきり死ぬのが怖くて仕方が無いのです。人は生きていないとダメらしい。この生存本能に抗える人間はきっと「生と死」を解いたのだろう。僕は「生」も解けずにいる。生きる理由を探してしまう。果たして死ぬのが正解なのか、生きて家庭を

          生きるについて

          二人でいるのに

          彼氏ができた。2人でいるのに何だか1人みたいだ。孤独だ。私は今恋をしている、君といる。2人でいるのに何だかすれ違ってて、性別も違くて、女を辞めたいなんて思ったり。私も男になれば君から湧き出る邪魔な欲望なんてなくなると思う。実に安直な考えなのはわかってる。女であるだけで、若いだけで男は近寄ってくる。その中から愛を見つけるのは至難であり疲れるし、何だかもう恋なんてしなくて良いななんて思う。君って本当に私のこと好き? 愛より欲望、「好き」といいながら私を捨てる。捨てる。捨てる。下

          二人でいるのに

          捕虜、繰り返す

          腰が折れた木に、「ほらほら元気をだせよ」と言いながらジョウロで水をやる人がいる。それはまるで、人生で何1つうまくいかずに、部屋の隅で悩みを人形に話すことで自分を保ち、手首から少し赤黒い不安の跡をヨレヨレの服で隠しているような少女に、「生きていればいいことがあるよ」「絶対いつかしあわせなるよ」と、今欲しい言葉はそれじゃない…と少女に思わせるようなものだ。あの腰の折れた木は水をやっても無駄なのだ。心が壊れた少女と同じなのだから。寿命がきたら終わり、心が壊れたら終わり。この世界には

          捕虜、繰り返す