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秋茄子は嫁に食わすな!”なんてパワハラなことわざなんだろう”

みなさん、こんにちは!

だんだんと秋の気配を感じる朝夕になってきました。
最近は夜も少し涼しくなり、寝つきもよく感じています。

さて、秋と言えば”食欲の秋”でもあります!

夏の日差しをいっぱいに浴びた野菜やきのこ。
旬の秋刀魚や秋鮭なども美味しい季節になります。

特に”秋茄子は嫁に食わすな”という”ことわざ”があるくらい美味しく実る季節です。

この”秋茄子は嫁に食わすな”とういう”ことわざ”は嫁、姑(しゅうとめ)間でのいじめや意地悪のような意味合いなのでしょうか?

モラルという点では、少し気になる”ことわざ”でもあります。

そこで”ことわざ”の意味を調べてみたら、ちょっとオモシロイと感じたので記事にまとめてみました。

気になる日常〜食欲の秋〜!(さらちまい:イラスト/漫画)もご覧いただけたら嬉しく思います。

それでは、本文をご覧ください。



秋茄子は嫁に食わすな!

✅なぜ”秋茄子”に限定された”ことわざ”なのか?

”秋茄子”は昼夜の寒暖差が大きく、日差しもやわらかくなってから育つので、皮が薄くて柔らかくしっとりと水分を含んだ実になります。

これに対して”夏茄子”は、気温が高く強い日差しを浴びて生長するため、皮が厚くなり果肉も詰まった実になります。

この環境の差で”秋茄子”の味が、他の季節に収穫された茄子より格別にうまいことから”秋茄子”と限定して表現されているようです。

<成分表>

なす のカロリーは72g(S1個)で13kcalのカロリー。なす は100g換算で18kcalのカロリーで、80kcalあたりのグラム目安量は444.44g。炭水化物が多く3.67gでそのうち糖質が2.09g、たんぱく質が0.79g、脂質が0.07gとなっており、ビタミン・ミネラルではモリブデンとビタミンKの成分が多い。

出典先:calorie.slism.jp

✅”ことわざ”の意味することは?

実は正反対の意味を持つ”ことわざ”になります。

🔹悪い意味🔹
嫁ぎ先で、姑(しゅうとめ)が、”秋茄子のように美味しいもの”を、嫁の分際で食べるなんてとんでもない。
このように嫁を嫌って差別する嫁いびりのいじめを意味することわざ。

🔸良い意味🔸
夏野菜である茄子には体を冷やす作用があるので、大切な嫁の体調を守るために食べさすなという助言。
それに秋茄子には種が少ないことから、嫁が秋茄子のように子種が無くなり、子宝に恵まれなくなるという縁起かつぎの意味も含むことわざ。

しかし、これだけではないのです。

さらに”ネズミに食われないように注意しなさい”という意味合いもあります。

なぜネズミなのか?
”嫁”は元となった由来では”夜目(よめ)”と書き、この”夜目”とはネズミを指す言葉だからです。

ネズミに食われるのはもったいない。
それほど”秋茄子”は美味しいということですね。

”秋茄子は嫁に食わすな”とは、これだけの意味を持つ複雑な”ことわざ”なのです。


✅まとめ

”秋茄子は嫁に食わすな”は3つを意味を持つ”ことわざ”になります。

  1. 嫁に対してのいじめやイヤミを意味する

  2. 嫁の体をいたわることを意味する

  3. 美味しいものを食われるなという注意を意味する

このような意味合いがありますが、使い方がすごく難しい”ことわざ”でもあります。

使用した際に相手が持つイメージは間違いなく”1”を連想することでしょう。
本人は”2”の意味で使用したとしても、イヤミにしか取れない気がしてなりません。

また”ことわざ”だけでなく、日常でも”言葉の選択”は難しい世の中です。

そんなつもりで言ったんじゃないのに・・・!
このような光景をよく目にしてきました。

トラブルを避けるためにも、しっかりと意味まで伝わる”言語力が必要”な時代なのかもしれません。

そうかと思えば、略語やスタンプなどの簡略化した言語でコミュニケーションが成り立つ”Z世代”

羨ましいかぎりです。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。



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