見出し画像

未来を生きる若者に~成人の日によせて~

皆さま こんばんは。
玲月彩良(れいげつ・さら)です。

10日は成人の日でしたね。

成人の日と言えば振袖とスーツの若者が街に繰り出す光景が定番でした。
コロナ禍になってからは、中止になったり、簡素化したりして以前ほどの賑わいはなくなってしまいました。

成人するということは、大人として法律的に認められるということです。
権利も与えられますが、同時に大人としての責任も、求められることになります。これからは、自分の力で、自分の人生を歩いていかなければいけません。自分で決めて、自分で進むのです。その途中には楽しいことばかりではなく、きっと辛くて逃げだしたくなることも、いくつも出てくるでしょう。

そんな時は、その場から一度「逃げ出すこと」も、選択肢の一つとしてぜひ、考えてほしいと思います。この道を外れたらもう後がないと、特に若い方は考えてしまいがちです。ただ、自分の選択が本当に良かったかどうかは、自分が死ぬ直前にしか結論が出ません。そして人は、変わっていきます。今はとりあえず、「逃げて」も、また戻ってくる選択はアリアリなのです。

今の自分では、とても大変で許せないことが年齢や経験を重ねるうちに、良い意味で「どうでもいいこと」になっていきます。悩んでいることが、世の中ではよくあることで、実は大したことではないと気づいたり、悩んでも仕方がないことだから気にしないでいようと思えるように、人は、段々となっていくのです。

つまり、それが「大人になる」ということなのではないでしょうか?

そんな私も、20代は本当に悩みばかりの「ネガティブ彩良」でした。自分にも人にも完璧を求め、それが出来ないことにストレスを抱え、いつも「こんな自分では駄目だ」と自信がない私のまま過ごしていました。ただ、そんな私でも、たくさんの年齢を重ねた今は「お気楽な適当な私」を楽しんで生きています。


自分の今の場所が辛いなら、辛くない他の場所に移ったっていいのです。まずは避難して、心を休めて元気になることです。心身が健康なら、また何度でも戻れるし、やり直せます。その場所に固執して健康を損なうほうが損失は計り知れないほど大きいです。

そして、「逃げた」先で、自分の本当にやりたかったことに気が付く可能性だってあります。環境を変えなければ、見つからなかったのです。

私は占いを仕事にしている今の自分が好きですが、若いころは、まさか自分が占い師になるなんて想像もしませんでした。悩んでばかりでしたが、今、その悩んだ経験が、自分の仕事にプラスになっていると感じています。プラスになるということも、20代の私には想像もつかないことでした。20代のころの私は、未来を考えるのが怖かったですし、自分は幸せになれないと思っていました。

でも「逃げて」方向転換した今、結果的に20代の私よりずっと幸せな私がいます。

それは、私が「逃げた」としても、とりあえず生きてきたからこそです。
一生懸命でもなくて何となくでも、生きてきました。
その積み重ねの上に今の私がいます。

生きることだけを最優先に、神さまから与えられた寿命を続けてみる。

「続ける」ことが幸せへの一番の近道なのです。

今、悩みが深くて先が見えなくても、生きてさえいれば、灯りが灯る日がきっと来ます。それは1秒先からもしれないし 10年先かもしれません。今の状況から逃げ出しても、人生を諦めなければ明日はまた来ます。

今を、そして未来を生きる若者の方たちに、「どうか自分を諦めないで」と強く願います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?