漫画のセリフのテクニック ~セリフを極めてクオリティアップ!!~
最近漫画を描き始める方が増えていますね!
Kindleインディーズでマンガを発表してマネタイズできるということで
盛り上がっていますね!
普段良く読むマンガですが…
作り手として意識しながら読んだことある人は
少ないのでは無いでしょうか?
Xなどで漫画を見て見ると
台詞を少しだけイジるだけで
もっと面白くなるのになー
…て思う方結構います。
「自分だったらこのセリフは小さくしちゃうなー」
「このセリフは大きく目立たせないといけないのにもったいない!」
「このセリフは読まれなくても大丈夫なセリフだなー」
などなど思ったしましたので
自分なりに漫画のセリフを
分析してみました!
「このセリフは強調した方がいい!」
「このセリフは目立たせなくてもいい!」
「このセリフはこうすればもっと読みやすくできる」
…という風に自分なりに思ったことを記事にしました!
この記事を読むことでプロの漫画家が無意識にやっている
セリフのテクニックを知ることができます!
そしてこの記事の内容を実行することで
「自分の意図した内容が読者に伝わりやすい」
「飽きずにスラスラ読める」
そんなマンガを作ることができるようになります!
マンガの描き方の本にもなかなか書いていないテクニックです!
この記事を読んでよりクオリティの高いマンガを創作できるようになってくださいね!
■「セリフのごとの役割」を考えよう!
まずはそれぞれの台詞を「どんな役割を持った台詞」なのか
というコトについて考えてみましょう!
台詞にはそれぞれの役割があります
・ネタフリ用のセリフ
・オチ用のセリフ
・決めセリフ
・説明セリフ
・小ネタ用のセリフ…などなど
これらの台詞ごとの物語における重要性や優先度などを考えてみました。
自分のマンガのセリフが「それぞれ何を目的としたセリフなのか?」
ということを考えてみるとあなたのマンガをさらに読みやすく面白いマンガにするきっかけになるでしょう!
■ネタフリ用のセリフ
これはちゃんと読んでもらわないとダメなので小さくしてはいけません!
そして読者に流し読みされないように気を付けましょう!
フキダシ内の文字数が多いと読者はセリフを読みたくなくなります!
そしてフリがしっかり読まれないと
オチの面白さが半減してしまいます!
なのでしっかり読んでもらわないと困るネタフリ用の台詞は
ちゃんと読んでもらえるように書かなくてはいけません!
ちゃんと読んでもらえるセリフの特徴は
「パッと見ただけで全部の文字が頭に入ってくる文字量のセリフ」
です!
具体的には6文字×3行
多くても6文字×4行
くらいです。
ちょっとしたテクニックとして…
ネタフリの部分に強調の点などを付けてあげるとより効果的です!
■オチ用のセリフ、決めセリフ
これはもうどーんとでかく目立つようにしてやりましょう!
漫画を描くときに
「このマンガはこのセリフを一番見せたい」というセリフが
あると思います!
その「一番見せたいセリフ」がオチの台詞や決め台詞になると思います。
「このセリフも見せたいし…あのセリフも見せたいし…」となっている場合はそもそも一つのマンガの中にテーマが複数ある可能性があります。
それは構成に問題がある場合が多いです。
複数ある場合は複数の話にストーリーを分割してもいいかもしれません
基本的にマンガは1話に1個のテーマで描いた方が読みやすくなります。
■説明セリフ
説明台詞はマンガに絶対に必要な台詞です
しかし説明台詞は長台詞になりがちです。
台詞が長くなってしまうと読者は読みたくなくなってしまいます。
その台詞をスルーして次の台詞を読み始めてくれるならまだマシで、
最悪マンガ自体を読むのをストップしてしまう可能性すらあります。
そうなってしまうとオチまで読んでくれないので
面白い!とも思ってもらえません。
もちろんいいねも拡散もしてもらえません。
なので説明台詞は
テキストの大きさは普通の大きさにした上で、
できるだけ短く省略することを心掛けましょう。
マンガが飛躍的に読みやすくなって
途中で読むのを辞められちゃうことが少なくなります!
それでは説明台詞を省略するテクニックを紹介します!
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