石の上でチュンチュン
朝窓を開けるとスズメの声がする。
網戸から入ってくる風は少し冷たい。
スズメの会話がする。
何羽かいるようだ。
外へ目をやる。
伽羅の木の間から朝日の当たる大きめな石が見える。
何処かからスズメが1羽飛んでくる。
斜めになったその石の上へ止まる。
羽を広げパタパタしている。
羽根に朝日を当てているのか?
チュンチュン鳴きながらパタパタしている。
その鳴き声に反応するように何処かからまた違うスズメの鳴き声が聞こえる。
ひとしきりパタパタすると飛び立っていく。
鳴き声も遠くなる。
そしてまた静かな朝に戻った。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?